-->

2011年10月18日火曜日

デザイナー体験「Fan Fun Summer!!」




こんにちは。MMサポーターの渡辺たけゆきです。


8月20日に行われましたMM通期WSの第5回目、"FAN FUN Summer!!"をレポートいたします。

今回のモチベーションリーダーはメーカーで空調機器のデザインを手掛ける小菅啓靖さん。「デザイナーってどんな仕事?」「エンジニアとはどんなところが違うの?」っというポイントを押さえながら、「シル」「ナヤム」「ツクル」の3ステップで参加者にデザイナー視点からのものづくり体験をしていただきました。

題して、"FAN FUN Summer!!"





デザイナーの小菅さんらしい、オシャレなタイトルには「扇風機」と「楽しみ」の2つのファ
ンが入っています。節電志向から、電気屋で売り切れ続出中の扇風機。小菅さんのお仕事が空調機器のデザインであることもあり、今回参加した小学生には“新しいファン”をデザイン考えてもらいました。


■扇風機ってそういえばどんなもの? 扇風機の歴史を「シル」

始めに、知っているようで意外と知らない扇風機について「知る」時間を現職コンサルタントの岩田さん
よりレクチャーしてもらいました。

扇風機を発明したのはかの有名な、エジソン。会場内の誰もが知っているエジソンでしたが、扇風機も彼の発明だということは、普段はもの知りな小学生たちでも知らなかったようです。ちなみに初期の扇風機にはなぜか電球がついており、送風中はライトがついていたようです。

その後も扇風機は改良が重ねられ、羽を工夫した効率的な送風を行う扇風機や、ダイソンの羽のない扇風機などが生み出されましたが、発明から100年以上もの間「ファンが回って風を送る」という基本的なスタイルはまったく変わりませんでした。






■アイデアに「ナヤム」

大学からデザインの道へ進んだ小菅さん。デザインを学び始めたころは、「良し・悪し」という感想・意見は存在するのに、その正解の出し方、決まった評価の仕方がないデザインの世界に悩んだのだそうです。


そんな、小菅さんが良いアイデアを上手く発想するために発明したのが「4コマアイデアシート」。誰がどこで扇風機を使うのかを考えることで、「今ここにないもの・こと」を発想しやすくするアイテムです。
参加者のアイデアシートには、ぎっしりとコンセプトのメモ書きやラフスケッチが短時間で書き込まれていきました。





さて、どんなものができるかな?



■デザイナーの仕事とは? 今ここにないもの・ことを「ツクル」

アイデアが決まったら、実際にそれを「形」にします。


参加者には手持ちの扇風機に使われるモーターとファン、電池が配られ、これを組み替えてアイデアを形にしていただきました。

「形」にするのであり、動くようにしたり、正確に機能したりする必要はないのです。デザイナーの仕事は、今手元にある技術や材料を超えて、今ここにない新しいアイデアを考えること。そのアイデアを説明できるなら、モックアップは粘土やボール紙でもよく、物がなければ口頭で説明すればよいのです。
特にデザイナーの仕事は時間との闘い。締め切りまでに、アイデアを人に伝わるように準備するのが大切だそうです。

このあたりのコンセプトは動く実物の完成までをイメージしていた小学生にはとらえづらかったご様子。
ボール紙がなかなか思うように切れない、好みの色がない、半田付け職人(MM横田さん)に長い列ができていて配線ができない……いろいろな障害にはばまれ締切時間に焦っていました。





■発表タイム!

今回考えたアイデアを、参加者全員に発表してもらいました。

例えば、

・ファンが2か所についていて、上下両方から涼しい手持ち扇風機

・ソールの下にファンがはいっている靴
 足元につねわやかな風が入り、足がムレれない・におわない

・ファンが入っているテレビ画面
 画面からは映像と音だけでなく、風や香も流れてくる迫力満点のテレビ

……などなど現職のデザイナーの小菅さんもビックリの創造性豊かなアイデアがたくさん生まれました。

完成まで漕ぎ着けられず間に合わなかった参加者も、うまく自分のファンに対する思いや考えを伝え、聞いていた参加者の小学生や、保護者のみなさん、MMメンバーから関心を集めていました。

全員が思い思いの、この夏の「ファン」を作れたようです。
参加して下さった皆さま、ありがとうございました。

2011年10月17日月曜日

「明日のモチベーションの育て方」 at 3331 Arts Chiyoda

こんにちは。Motivation Maker(以下、MM)のマネージング・ディレクターの横田幸信です。

長らく、blogを執筆しておらず、大変失礼しました。
本日は、9月11日(日)に開催した、MMの「2011年度上期モチベーション・ワークショップ」のフィナーレとなった、「明日のモチベーションの育て方」の様子を紹介します!




まず、「2011年度上期モチベーション・ワークショップ」(以下、上期WS)とは、MMが2011年4月から9月までの半年間で、計6回開催した、通期のワークショップのことを意味してます。
詳しくは、コチラのブログ記事をご覧下さい!

上期WSの参加者は、小学生〜中学生、そしてその親御さんも入れて、毎回30名程度です。
当日のサポートスタッフには、MMスタッフのみならず、教育やワークヨップに関心のある学生や社会人にも毎回ご参加頂きました。

参加者のうちの半数には、6回のWSのほとんどに続けて参加してもらうことで、各回を通じて「前回ワークショップ後の変化は?」といった質問を受けて頂き、子どもや親御さんの日々の行動や価値観の変化、気づきなどをお知らせ頂きました。
つまり、MMのワークショップの効果について、親御さんと共にモニターしました。

MMでは、「モチベーション」という、ある種とらえるのが難しいものを対象とした教育プログラムであるために、効果を見極めるために、様々な工夫をしています。
例えば、前述したように、親御さんへの継続したインタビューとアンケート調査がその一つです。
他にも、子ども一人ずつに、「モチモチシート」と呼ばれる観察シートを準備し、ワークショップ後にはMMスタッフが定量と定性、事実と推察を分けつつ振りかえり、「モチベーション」の観点からの子どもの成長を見守りました。



MMには、数値処理に明るい理系人材が多いだけではなく、アンケートを通じたマーケティング調査の素養のある者など、定量分析についてはある種の専門性を元々持っていました。
一方で、「モチベーション」の変化を定量的に全て把握出来るわけではなく、むしろ定性的な行動観察や発言記録の方が、より実践的で示唆の多いものとなることが分かってきました。
そのため、MMでは、観察結果の定性的な変化の方をより重視しています。
MMでは、東京大学i.schoolのプログラムにおいて、エスノグラフィーと呼ばれる、フィールドワークから社会や集団を調査する手法を学んだ者も多く、定性調査の方法論についても素養があります。



・・・

さて、前置きが長くなってしまいましたが、いよいよ「明日のモチベーションの育て方」のワークショップの紹介です。

今回のワークショップは、旧練成中学校を改修して誕生した「3331 Arts Chiyoda」(以下、アーツ千代田)の運営団体合同会社コマンドA代表、株式会社アフタヌーンソサイエティー代表取締役の清水義次さんとのコラボレーションで実現しました!

もちろん、開催場所は、アーツ千代田です!
アーツ千代田は、校舎の様子から学校の面影を残しつつ、さまざまなジャンルの第一線で活躍するアーティストやクリエーターたちがそれぞれの表現を自由に発信する場所として、さらに、地域の人がふらっと遊びにきてアートを楽しめる場所としても機能しています。





本日のモチベーション・リーダー(=ファシリテーター)は、私、横田でした。
MMのワークショップでは、いつも、社会人や学生から何らかの職業や専門分野を紹介しつつ、その職業を体験してもらうようなワークショップのデザインになっています。

その結果として、子供の視界が広がったり、行く先をイメージ出来るようになったりを期待しています。詳しくはコチラのブログ記事をどうぞ。




そこで、私の職業はというと、まずは「研究者」です。



・・・が、実は既に過去の「街角探検!写真で”宝の地図”づくり」のワークショップでこの職業は紹介してしまっているために、困った末に、今回はコチラ・・・



自称イノベーターって、大いにかっこわるいのですが、ワークショプ開催のためにも、ここは多めにみて下さい。笑


二つの職業について、私の中での違いとしては、
①研究者の仕事は、「考えて、考えて、考える」こと。
②イノベーターの仕事は、「考えて、考えて、行動する」こと。
まぁ、「考えて、考えて、」までは一緒ですね。

そして、いよいよ、何をしてもらうかというと。


ということで、まず「未来を描く」ことから始めます。
未来はどんな社会になるのか?自分はどうなっているのか?雑誌のコラージュで表現してもらいます。
色んな雑誌、写真を使って、思い思いに「未来」を表現してもらいます。大人も、子どももスタッフも参加しました。


この回のワークショップは上期WSの最後の締めくくりです。色んなワークショップを経験した子どもたちが表現する「未来」とは???どんな未来が描かれるのか楽しみです。


ちなみに、ワークショップ最初に参加者に聞いてみました。「未来」のイメージについて。車が空を飛んでいる。家も飛んでいる。宇宙に行ける。東南アジアみたいに暑くなっている。トランスフォーマーの世界。タイムマシン。と様々な回答。

「未来をつくろう」。これは、MMが挑んでいることでもあり、子どもたちにも伝えたいこと。今日のワークショップが未来に届きますように。まずは、参加者の皆さんがどんな「未来」コラージュを作るか楽しみです。 

「未来」を表現するのに、何故か「お城」と「江戸時代の絵」の写真を切っている男の子がいます。一体どうなるのか!?



引き続き、未来を描く子どもたち。だんだんのめり込んでいきます。漫画で表現する子、自分で色んな絵を描く子、写真を組み合わせる子、表現方法は様々です。最初は戸惑っていた大人の方もかなり真剣に作業中。

途中からは、何やら別の制作物をつくる子も、、、笑


「未来」コラージュを作る様子。色んな雑誌の情報が子どもの頭を刺激します。少し描きだすと、また想像が止まらなくなり、どんどん未来に突っ走っていきます。


色んな「未来」が完成。重力がなくなっていたり、ロボットと人間が繋がっていたり、匂いの世界や、絵本の中みたいな世界も。天国を描いているお母さんも。 



各チームで、自分の描いた未来を発表。「おおーっ」「すごい!」「へ〜」「これは何?これは何?」「面白い!」という声が飛び交います。考えていること、表現方法も全然違うことがわかります。




子どもがつくった未来の様子に親御さんも興味津々です。子どもの作品には、その子の興味や未来への願望などが詰まっているからです。

そういえば、「未来は日々変わっているから描けない」ということで、「白紙」の子どももいました。彼なりにいつもいつも未来について考え続けている証拠だなと思って、すごいなと感心しました。


・・・

さらにワークショップは続きます。



今日のテーマは、「明日のモチベーションの育て方」。明日(=未来)を描いた後は、自分のモチベーションは何なのかを考える作業です。昔の体験を振り返ってもらいました。

①自分が誰かのモチベーションを上げた経験、②誰かに何かをしてもらってモチベーション上がった経験と、を考えてもらいました。



考えてもらった後は、発表の時間。「最初に発表した人がイノベーター」と呼びかけたら、どんどん手を上げていく子どもたち。活気のあるワークショップが続きました。




①誰かのモチベーションを上げた経験として、「雑巾がけとか、ママの手伝いをしてあげたこと」や「友達が成功した時に一緒に喜んであげたこと」、「忘れ物を忘れた友達がいて、先生には伝えず、こっそり文房具・消しゴムを貸してあげたこと」、「励ましの言葉をかけてあげたこと」、「後に楽しみがあるとモチベーションが上がる」、逆に「怒られても馬鹿にされてもモチベーションが上がる」という声も。




他にも、「普段は冷たくしている後輩に話しかけること」「友達の話をしっかり聞いてアドバイスしてあげること」などのモチベーションを上げた経験。
また別の子からは、「小説を書いて、人に見てもらう」ことでモチベーションが上がるとのこと。

子どもの発言に触発されて、お母さんも発表開始。「料理を作ってあげること」で家族のモチベーションを上げ、「テレフォンカードを「いつでも電話してね」というメッセージ付きでもらったこと」「困ってくれた時に共感してくれたこと」で自分のモチベーションが上がったとのこと。





ここで大切なのは、子どものモチベーションの要素を、親御さんも知っておいてもらうことでしょう。それが家庭でのモチベーション持続のヒントになります。
そして、子どももお母さんやお父さん、他の家族、友達のことを知っておくこと、それが自身のモチベーション持続にも役立つかもしれないですし、なによりその人をモチベートする事が出来ます。




・・・

そいて、いよいよ復習タイム。今日やったことってなんだったかな?未来を描いて、自分を理解して、じゃあ、どうしよう?ちょっと高い「未来」に到達するために、どういう道をたどるのか。進み方は色んな進み方がある。



でも、「ちょっと高い未来」に進んでいくために、自分のモチベーション、周りの人のモチベーションがすごく大事。そうやってやる気を出し合って、常にそういうことを考えて、生きていくのが大事です。


そして、最後にお決まりのページ、「今日、伝えたかったこと」。このページでは、その日のモチベーション・リーダーが、ワークショップを通じて伝えたかったことを最後に確認します。




そして、ちょっとだけ、持論を紹介。「未来」を考えながら進む人がイノベーター!自分が進んでいくステップを考えているだけじゃなくて、「未来」を描くのがすごく大事!とか。

ちなみに、私はこの日は未来のコラージュをつくっていませんでした。

それには理由がありました。

なぜなら、その日、また上期WSそのものが、私の未来のコラージュだったからです。

例えば、その日の会場である、アーツ千代田のような学校やその跡地で、先生以外の地域の大人とも子どもが一緒に学び合う場が増えるといいなぁ、そして、その場ではそれぞれの未来や希望を描いて、互いを理解しあう、アドバイスをする、継続してモチベートし合う関係をつくる。

そういうことが、未来の学びの場と環境、内容だろうと。






ブログを読んで下さった皆さん。

皆さんは、どんな未来を描きますか???




・・・・・


最後になりますが、いつもMMの活動に参加してくれる子ども達、親御さん、ありがとうございます。
皆さんとの大切な時間がMMスタッフ全員のモチベーション要素になっています。
私は、個人的には、小中学生の皆さんの予想不可能な動きと発言が大いに刺激的で、いつも愉快です。

そして、お忙しい中MMに協力して下さる、アドバイザーの東京大学i.schoolの堀井秀之教授、同じく田村大さん、そしてラーンネットグローバルスクールの炭谷俊樹さん、いつもありがとうございます。

そして、そして、MMを応援してくださる組織、個人のたくさんの皆さん、ありがとうございます。

そして、そして、そして、MMスタッフの皆さん、お疲れさまでした。色々ありがとうございます。
これからも着々と教育のイノベーションを実現しましょう。


皆様のお陰で、取りあえずは、上期WSを終えることが出来ました。
そして、来月11月からは、下期WSをスタート出来そうです。
今後ともご支援よろしくお願いいたします。



追伸
今後もアーツ千代田でも継続してワークショップ開催していきたいですし、そうさせて頂きます、きっと。
学校という場の持つ力や文脈を軸足に、教育のイノベーションを希求したいです。


2011年10月14日金曜日

世界の子どものモチベーション~サインバイノー!


こんにちは。Motivation Maker(=MM)パートナーの砂子田です。
厳しい残暑も過ぎ、駆け足で秋がやってきましたが皆さまいかがお過ごしでしょうか。

今回はワークショップ(=WS)のお話しではなく、世界の子ども×モチベーションについて書こうと思います。
MMメンバーは多彩な人材が多く、海外にしばしば行く方も。
そこで!海外の子どもはどんなふうに生活をし、どんなことに興味があるのか、モチベーションはどこにあるのか探ってみたいと思います。

記念すべき第一弾はモンゴルの子どものお話しです。
東京はまだまだ暑い9月上旬、夜間気温が10℃以下のモンゴルへ行ってきました。
本記事のタイトルの「サインバイノー(こんにちは)」と「バイルララ(ありがとう)」この二言を覚えて日本を発ち、約1週間モンゴルの遊牧民の方と過ごし、馬でモンゴルの草原を旅しました。
モンゴルは日本の4倍の国土に人口が270万、その10倍の家畜がおり、とても開放的な国です。
モンゴルでは保育園が0~3歳、幼稚園が3~6歳、小・中・高校がそれぞれ4年ずつという教育制度です。
そこで出会った就学前の3人兄弟。普段はモンゴルの首都ウランバートルに住んでいるそうですが、夏の間だけ草原で稲のような草と真っ新な青い空に囲まれた自然の中で過ごすそうです。
おもちゃと言えば、両手に持てるぐらいのちょっとしたものだけで、あとは自然の中が無限の遊び場です。モンゴルではアメジストに似た紫色の鉱石がよく採れるそうで、その石を組み合わせて目的地までの道を作ったり、石で山を作り「オーボ」と呼ばれるお祈りの場所を作ったりしていました。
そこにあるもので作り楽しむ能力に長けているように感じました。
印象的だったのは、子どもの好奇心と輝きに満ちた目、元気いっぱいに走り回る姿、そして社交性。5,6歳の子どもが初対面の大人に対して臆せずに様々なことを質問し、「なんで?なんで?」とはしゃぐ姿には驚かされました。広い大地で生きているおかげか、素直で力強い生命力を感じました。

もう一人は既に成人している遊牧民の方。馬を飼い、馬の子育ての時期には2時間おきに乳を搾り、その乳を一晩寝かせて作った馬乳酒や肉を市場で取引することで生計を立てているそうです。写真にもあるように、ゲルにはテレビがあり外の世界も知っていながらも今の生活に誇りを持って自分は自分でいいのだという姿勢がとても素敵に思えました。

モンゴルからのモチベーション、その源は「あなたはあなたで素晴らしいし、私は私で幸せだ」という比較ではなく互いを尊重するおおらかな国民性から生まれているように感じました。

国が違えば文化も考え方も違う。
モンゴルは星空がとても綺麗なのですが、モンゴルの人は星空を見たり流れ星に願いごとをする文化がほとんどないそうです。モンゴルでは星は亡くなった人の象徴で流れ星は自分が死んだ時に流れるもの、という言い伝えがあり、不運なことに流れ星を見てしまったら「プイッ!(あれは、私じゃない)」と言うそうです。

今回は、モンゴル100の発見!というテーマを持ちつつ旅をしてきました。
ここでは語りきれないエピソードが多くありますが、私が最も感じたのは「適応」することの重要性です。
その場、その時に適応しつつ、軸をぶらさず、そういったバランスがモチベーションの維持には必要なのではないでしょうか。

次回はインドからのモチベーションをお届けします。

2011年9月2日金曜日

ひとり親Tokyoさんのお手伝いに行ってきました

こんにちは、Motivation Maker(以下MM)パートナーの遠藤友里恵です。

8月21日(日)
ひとり親Tokyo(東京都母子寡婦福祉協議会)主催のTokyo Step Projectのお手伝いにMMメンバーの砂子田舞さん石塚忠宏さん・渡邉丈之さん・山田聰さん・遠藤友里恵の5名で行ってきました!

ひとり親Tokyoさんは、MMが発足した初期の頃からワークショップ内容の相談にのっていただいたり、広報のお手伝いをしていただいたりとMMが大変お世話になっている団体です。 
http://www.tobokyou.net/ 
昨年度冬にはひとり親Tokyoさん主催の東京ムーブの活動(植物園に一緒に遠足に行きました)に参加させていただきました。
子どもと触れ合い、親御さんのお話を聞き、ひとり親Tokyoスタッフさんの勇姿を見て大変実りの多い経験でした。
またお手伝いできる機会があれば、ぜひお願いします!とお願いしていたところ、今回タイミングが合い、お声掛けしていただきました。

今回お手伝いさせていただいた、Tokyo Step Projectは再婚やステップファミリーへの理解を通じて、さまざまな形の家族の歩みを支援するための東京都のプロジェクトです。
東京都のプロジェクトを東京都がひとり親Tokyoに委託して実施しているものです。

実施した場所は渋谷区にある「こどもの城」です。 
http://www.kodomono-shiro.jp/index.shtml 
室内に大きなアスレチックがあったり、屋上にはゴーカートがあったりと1日遊んでも遊びきれないような施設です。 

朝から風が強く、参加者が来てくれるか心配でしたが天気の悪い中、多くの親子が参加してくださいました。 
今回は年齢別に4グループに分けて行動しました。 
2歳までの幼児、未就学児童、小学校低学年生、小学校中学年以上の4組です。
午前中は親も子も一緒に遊び、同じグループの人たちと友達になりました。
お昼は全員で食べ、午後は親は研修へ子どもは遊びの続きをします。
一緒にダーツをしたり潜水艦の見学をしたり、工作をしたりアスレチックであそんだりと各々時間の許す限り、こどもの城を楽しみました。
楽しい時間はあっという間に過ぎ、研修の終わった親御さんと合流して解散となりました。
今回はひとり親Tokyoの土井様・三宅様に声をかけていただき、お手伝いすることとなりました。
お手伝いをしたというよりも、私たちが子どもたちに遊んでもらい元気をもらった一日でした。
土井さま・三宅さま、ありがとうございました!
今後ともよろしくお願いします。

2011年8月27日土曜日

フィンランド人のお友達にプレゼントをあげよう!

こんにちは。Motivation Maker(=MM)の原です。

暑い日が続く夏、以前投稿された第4回通期ワークショップの3日後(8月9日)に、夏のスペシャルワークショップを開催しました!

「フィンランド人のお友達にプレゼントをあげよう!」と題して行われた、東京大学i.school、フィンランドから来てくださった、Aalto(アールト)大学チームとの合同ワークショップです!


■フィンランドってどんなところだろう。

■フィンランドの紹介
ワークショップのはじめに、子どもたちへ、Mikko(ミッコ)先生からフィンランドの歴史の話、サンタクロースやムーミン、大統領がどこに住んでいるかの話がありました。先生は大変お話がうまく、話のなかでたくさん笑いが起こっていました。大変わかり易い話だったと思います。

■ムーミンはどこに住んでいるの?
そして子どもたちは、ミッコ先生が時折出すクイズを楽しんでいました。フィンランドの地図を書いて、「ムーミンがいるところはどこかな?書いてみよう!」と、子どもたちに気さくに振舞って下さりました。
また、フィンランドは夏は涼しく週末を湖畔のロッジで過ごすとか、冬はすごく寒く雪がたくさん積もるらしいということが、動画をつかって紹介されました。参加者全員、皆興味津々でした。


■海外の親友からの贈り物


今回のモチベーションリーダーは、国際経験の豊かな、大軒恵美子さん。
大軒さんは、イギリスにある大学に留学して以来のマレーシア人の親友がいます。ワークショップでは、親友のDurraさんをプレゼンテーションで紹介してくれました。

■Duuraさんと大軒さんとの絆
ロンドンで出逢い、そして離れ離れになった二人は、年に一度合う約束をしているそうです。そして、会えないときは、大切な日にプレゼントを交換しているそうです。
2人はお互いの好きなものや好きな事を知っているため、贈られてきたプレゼントはいつも、喜ばしいものばかりなのだとか。

そんな二人の絆と、プレゼントを贈る、受け取ることの喜びを教えてくれたお話でした。


■フィンランドの子どもたちにプレゼントを贈ろう!

今回のワークショップは、日本人の子供達が6つのグループに分かれて、フィンランドの子どもたちにプレゼントを贈るというもの。
フィンランドの子どもたちに、プレゼントを喜んで受け取ってもらうには、大軒さんみたいに、相手の好きな事を知ることが大切です。今回、フィンランドから、6人の子どもたちのビデオレターが送られて来ました。これを見て、彼らの好きな物事は何か考えて、実行するのが今回の流れです。

■この子の好きな事って、なんだろう。

i.school、アールト大学の学生、そして子どもたちは、フィンランドの子どもたちから送られたビデオレターを見ます。ビデオには1人の子が、日頃何をしているのか、どんな料理が好きなのかなどのインタビューを受けています。
ビデオレターに登場するフィンランドの子どもの好きなこと、苦手なこと、日常でやっていることなどを、ビデオの内容から調べます。「この子は普段何してるの?」「習い事とか行ってるのかな?」「何が好きなんだろう!」といった事を、どんどん模造紙に書きだしていきます。

■Vera Neaちゃんは、どんな子かな??
模造紙のおよそ真ん中辺りにビデオレターの子の写真を載せ、どんな子なのかを、文字や絵などで表現します。その子が言った言葉だけではなく、「頭よさそう」といったその子の印象や、「おとなしくて礼儀正しい」と、話を聞いて思ったこと、「本がいっぱい」など、ビデオに写っているものを見てその子の生活観を深く考えていました。

■プレゼントは何にしようかな?
そして子どもたちは、その子にあげるプレゼントを、フィンランドの学生や、i.schoolのお兄さん、お姉さんとの話し合いで決めます。
今回は、ラクーアや、ドン・キホーテなど、予め決められた場所のうち一箇所を各グループに指定しています。

これから行く買い物先で何が買えるかを予想しました。決め方はグループそれぞれで、買い物リストを挙げ、「オルゴールとかあったら理想かも!でもなかった場合も考えてこれも候補にあげよう」といった作戦を立てるグループもありました。また、別のグループからは具体的に「日本っぽいそろばん」「南国の果物パイナップル」、「寒そうだからホットコーヒー」などのアイディアも出現しました!

■買い物へ行こう!

さて、いよいよ買い物です!限られた時間内でプレゼントを探して、出かける前の計画通りに買い物をします!
。。。と言いたい所ですが、現状はなかなか難しく、「売ってると思ったけどなかった。」「プレゼントにいいなと思う種類のものがなかった」などの壁にぶつかるグループもありました。
そこで、みんなで知恵を絞って、「なかったけど他にいい方法は何だろうか」模索しました。
そうすると、「メッセージカードなかったけど、画用紙で可愛く書こう!」と、代替案を考えだし、どのような方向転換をするかを決めて買い物を済ませたグループも出てきて、団結力がますます強まった様子も伺えました。

■プレゼントを作ろう!

買い物が終わった後はみんなで、その子にメッセージを書いたり、絵を書いたりして気持ちを表現しました。また、フィンランド人のお兄さんお姉さんに頼んで、書いた文章を翻訳してもらったりしていました。絵や文章を書くだけではなく、それらをはさみや糊を使ってかわいい形にアレンジしたり、様々な工夫を凝らしていました。その人の喜ぶところを思うと、そうしたくなりますよね!

買ってきたプレゼントは、みんなの前で、誰に、何を、どういう理由でプレゼントするのかを発表します。
それぞれのグループは、「◯◯くん/ちゃんの好きなものを考えて」といったアイデアから出たものや、「日本のこういうところを好きになってくれたらいいな」と紹介したい気持ちを以て発表していて、とても心がこもっていました。

そして、包装紙に包み、メッセージと共に、プレゼントは、アールト大学の学生達に預けられることになりました。プレゼント、喜んでくれるといいですね!


■まとめ

さて、今回のMotivation Maker夏のスペシャルワークショップが子どもたちに学んで欲しかったことは

1.フィンランドのお友達の日常生活や性格、好みを知る
2.もらう相手の立場になってプレゼント内容を考える
3.時間やお金の使い方は、事前に作戦を立てるのが大切
4.自分達が立てた作戦は、自分たちで責任もって守る
5.自分と異なるばしょにいる友達をつくることの楽しさ

でした!大人にとっても子どもにとっても、非常に大切なエッセンスがこの中に隠れている気が致しました。
第4回と第5回の通期ワークショップの間にあったワークショップでしたが、通期で来てくださっているお子様も参加して下さりました。
さらに、今回のワークショップでは、多くのご家族に来て頂きました。参加していただけた方々には楽しんでいただけたでしょうか。暑い中、お越しいただき、ありがとうございました!

2011年8月12日金曜日

分解から学ぶモノづくり!~エンジニアと共同開発体験~

こんにちは。Motivation Maker(=MM)の砂子田です。

夏らしさがいっそう強まる8月6日、MM通期ワークショップ(=WS)の第4回目、「エンジニアと共同開発体験」を開催しました!

今回のモチベーションリーダーは、エンジニアとして”モノづくり”に深く関わっている榊原直人さん。
榊原さんは昨年開催した「LEDで、光のプレゼントをつくろう!」でも、エンジニアとしての経験や、モノづくり”に対する「おもしろそう」「知りたい!」「作りたい!」という熱い思いを持ってワークショップを設計して下さいました。

そして今回は「つくる」の前に、私たちの身近にあるものはどのようなものから作られているのか、中身をのぞいてみる=分解してみます。
「どんな材料があるだろう。」「どんな機能があるだろう。」「こんな不思議な形をしていたんだ。」「作った人はこんなことを考えていたんだ。」「この部分をこうしたら、新しいものが作れるんじゃないかな。」
など、身近なものの内部をのぞきこむことで、知らない世界への新たな視点を持ってほしいと思います。そして、少しだけ分解したものを利用してアイデアを考えてみてもらおうと思います。

■エンジニアの掟とは!?
ワークショップスタートにあたり、榊原教授から子どもたちへエンジニアの心得が伝えられました。
一、楽しむこと
二、あきらめないこと
三、助け合うこと
四、よく見て、よく考えること
五、テーブルの上はきれいに
プロの心得を知ったところで、いよいよ分解スタートです!

■共同開発にはチームワークが大切。そのコツとは!?
子どもたちの視線の先には本日分解するドライヤーやアイロン、掃除機や液晶テレビといった電化製品が。早く分解するものを手にしたくて待ちきれない様子です。
ですが、ものを選ぶ前にまずは同じテーブルごとに○○研究所、○○工房といった名前を考えてもらいます。チームで助け合って進めていくためにも名前は重要なよう。
「チームクラッシュ」「分解カンパニー」「あいあまそ工房」といったユニークな名前がつけられました。

■いよいよ分解スタート!
チーム名も決まったところで、それぞれが思い思いの家電を手にし分解するものについて考えてみます。「どんな時にそれを使っているのかな?」「誰と使っているのかな?」「他に使い方はないかな?」と想像し、グループ内で自分の考えを共有したところでいよいよ分解スタートです。
そして今日はなんと!親御さんに新聞記者になってもらいます。
毎回、ワークショップ後にMotivation Makerのメンバーが作成して子どもたちに配布している即日発行新聞、RTP(Real Time Paper)を子どもたちの親御さんに作成してもらいます。自分の子どもではなく、他の子どもの様子を写真や文章で記録してゆきます。

■蓋をあけたら不思議の世界
「よーし!」と意気込んで、ドライバーなどの工具を使い分解をスタートしましたが…これがなかなか開かない!私たちの日常生活の中に溶け込む製品ならではの特長のひとつ、「頑丈」をクリアすべくチーム内で助け合って分解してゆきます。
「できないー!」と言いながらもその手はしっかり動かし、必死に進めてゆきます。
分解も中盤にさしかかり、この段階までくると子どもたち一人ひとりの個性が分解にも表れてきます。手回し発電機を分解し、小さな抵抗を一つひとつ分解して綺麗に並べる子もいれば、「まだ分解できるところがあるのでは?」と黒電話をとことん分解する子もいました。
■分解したもので何か新しいものを作ってみよう!
分解も終わり、次は分解したものから何か作ってみます。円形の発砲スチロールや段ボール、画用紙や色紙などを切ったり貼ったりしながら創作します。
「どう組み合わせたら面白いかな」「何に使おうかな」と考えながら作る子もいれば、頭の中で
とひらめき、黙々と作業する子も。みんなの顔は真剣そのものです。
とひらめき、黙々と作業する子も。みんなの顔は真剣そのものです。

■なにができたかな?
いよいよ新しいものもできあがり、自分はどんなものを分解したか、どこが難しくて、どこがおもしろかったか、そして何を作ったのかをみんなの前で発表です。
ここでとても嬉しいことが!
今までの4回の通期ワークショップを通じて一度も全体発表をできなかった内気な子が、自分の考えをみんなに伝えてくれたのです。親御さんにとっても、Motivation Makerのメンバーにとってもとても嬉しいことです。半年6回でワンセット(1回単位のスポット参加も可能)の通期ワークショップならではの子どもの変化をじっくり観察できるというのが生きているなと感じました。
湯沸しポットを分解して、オブジェを作った子、CDプレイヤーを部品ひとつ残さず分解して水中探査機を作った子、メトロノームとマイクを分解してふたつを組み合わせ、新たなマイクを作った子と様々なものが出来上がりました。

■まとめ
今回のワークショップではものを分解することを通じて、「つくる」とはどういうことかを学びました。
次回のワークショップはMotivation Maker通期ワークショップの5回目で、今回の分解の次のステップとして「つくる」を体験します。
次回ワークショップは8月20日(土)です。
参加して下さったみなさま、本当にお疲れ様でした。
ではまた次回お会いしましょう。