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2017年12月31日日曜日

モチベーション・メーカー 2017年の活動の御礼

今年も残すところあと1日となりました。
一年間、モチベーション・メーカーの活動を応援してくださり誠にありがとうございました。

今年も私たちは、学習機会の限られた世帯(主にひとり親ご家庭)を対象に、子ども達が自分の好きなこと・興味のあることを見つけ、やる気を伸ばし、維持する「モチベーション・ワークショップ」を計10回実施いたしました。
ワークショップに参加をしてくださった皆さん、当日の運営にご協力くださったサポーターの皆さん、会場を提供してくださった皆さん、活動に対するアドバイスをくださった皆さんはじめ多くの方のご協力あってこそ、実施できたのだと思います。
皆様、誠にありがとうございました。

活動開始から9年目を迎えた今年度の活動は、計10回のワークショップに、合計49名の小学生が参加しました。

ワークショップ
毎回様々なテーマでワークショップを行い、子ども達はやる気が上がるきっかけとなる体験をしましたが、テーマにはこんなものがありました。
コピーライター、まちづくり、未来の自分計画、ものづくりプランニング、研究者、2030の学校、発明家、外国のクリスマス
コピーライターとまちづくり体験は複数回実施したため、計8テーマでの実施となりました。
毎回どんな要素を入れるか、協力してくれる方々と一緒にワークショップをつくりました。こうした準備時間は、本当に楽しく、当日と同じくらい貴重なものとなりました。
またこれまでの参加者は200名を超え、私たちは卒業生が集まれる場をつくりたいと考えるようになりました。試験的に、数名の卒業生達とランチ会(通称モチランチ会)を実施しました。

保護者の方向け活動
また今年度当初目標にしていた、保護者の方向けのプログラムは、単独では実施せず、主にワークショップ当日に、保護者の方同士で話し合ったり、家庭や学校とは違うお子さんの様子を見つける時間を作ることで、保護者の方にも子ども達が自分の好きなことを見つけ集中している様子に気づくきっかけとしてもらいました。

活動の体制
2016年度より理事5名体制で運営を行っています。メンバーはそれぞれ自分の専門分野を持ちながら、活動に活かせるところを取り入れながら新しい気持ちで取り組んでいます。
また、収入面では、お申込を含め、5件の寄付がありました。大切に活動に役立てます。

来年も引き続き毎回さらに楽しいワークショップを実施して子ども達がどんどん興味を深めていく場を作っていきます。
今後ともご指導ご鞭撻のほど、どうぞ宜しくお願い致します。

モチベーションメーカー スタッフ一同

追伸:モチベーションは引き出す(モチアゲ)だけでなく、維持(モチモチ)も大切です。モチ(餅)メッセージカードを一緒にお送りします。


2017年12月12日火曜日

2017年冬の活動がはじまりました

未来のおとなにモチベーションを!
モチベーションメーカーでは、子ども達が自分のやりたいことを見つけ、自分の中のやる気に火をつけるワークショップを実施しています。年に2クール実施している、計5回シリーズの今年冬学期の回が、先週からはじまりました。

モチベーションが大事な理由
私たちが目指すのは教育機会の格差をなくすことです。
私たちのアプローチは、学習する機会そのものを与えることから一歩ひいて、まずは子供達が何かを知りたい、やってみたい、と思う意思を持つことを大切にしています。こうした原動力があることで、インターネット等情報が手に入りやすくなった今日では、自分自身の頑張り次第で、したいことや夢を達成できる可能性は十分にある、と考えているためです。
私たちは、格差は家族の経済環境の差異で生じることを鑑み、ひとり親家庭等経済的な制約のあるご家庭を主な募集対象としています。

ワークショップの紹介
今回のテーマは「未来の文房具を考える発明家体験」です。
特許を数多く取得・出願している横田幸信さんをモチベーション・リーダー(進行役)にお迎えし実施しました。


今回のワークショップでは、参加者の子どもたちはそれぞれ文房具を1つ題材として未来の文房具のアイデアを考えました。
はじめに、横田さんの子ども時代の話を聞き、目の前にいる大人にも、自分たちと同じ時代があったことを想像します。ちなみに横田さんはバスケ・サッカーが好きで勉強はあまり好きではないスポーツ少年でした。
その後文房具でできることを書き出したのち、こちらで用意したヒントカードと組み合わせることで新しい文房具を発想することを体験します。
参加者の子どもたちはそれぞれ、自分なりの楽しみ方を見つけます。

ワークショップでお伝えしていること
今回だけでなく、私たちのワークショップでは毎回様々な分野で活躍中の方を迎え、
1その人の小・中学生時代のこと
2仕事の紹介と、体験
の2つの内容を盛り込んでいます。

実は私たちは、イベントへの参加を通じて、その職業についてほしいとは、あまり思っていません。むしろ子ども達自身と保護者の方が自分にとって、楽しかったこと、興味を持ったことに気づくことを主目的としています。

これから月一回ペースで実施するワークショップの様子を適宜お伝えしていきます。
今季はワークショップの内容に加えて、私たちの考えや基礎としている考え方・研究についてもふれていくつもりです。