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2012年3月20日火曜日

「八王子から世界を変える!イノベーション体験塾」

皆さん、こんにちは。
Motivation Maker の海津です。

今回はMotivation Maker (MM)による大人向けワークショップで、「モノ作り」をテーマとしたイノベーション・ワークショップついてお話ししたいと思います。

MMは「未来のおとなにモチベーション、今の大人へイノベーション」というミッションを掲げていますが、昨年の12月から今年の2月にかけて、八王子のモノ作り中小企業の皆さんを対象に4回シリーズでイノベーション・ワークショップを開催しました。震災が起きた年ということもあり、最終日には「震災後に起きた社会の変化を発想の起点として、新しい事業アイデアを創出する」というゴールを目指してワークショップをしました。

ところで八王子という地域、皆さんはご存知ですか?

意外と知られていないのですが、東京大田区のようにモノ作り中小企業が集まっていて、とくに電気機械、精密機器系の中小企業が多い地域です。八王子市も製造業を重視しており、ワークショップは八王子市とTAMA協会(Technology Advanced Metropolitan Area: 技術先進首都圏地域)との恊働で、「八王子から世界を変える!イノベーション体験塾」のコンテンツとして実現しました。(こんなに尖ったタイトルの社外研修、これまでにあったでしょうか!)

さて、なぜMMがモノ作り中小企業に関心を持ったのか。

そこにはイノベーションの可能性を感じるからです。
皆さんが普段使っているクールなデバイスたち、例えば最先端のスマートフォンやデジカメなどは、多くのモノ作り中小企業の部品を使って作られています。これらの企業は高い技術力を誇るだけでなく、フットワーク軽く、求められるプロダクトを素早く作り出せたりします。

もし高い技術力を持ったモノ作り中小企業と、イノベーティブなアイデアが掛け合わさったら、どんなことが起きるでしょう。

これが、MMが期待する可能性です。

これまで日本の製造業は、その高い技術力に裏付けられたプロダクトを世に送り出し成功を収めてきましたが、今、モノ作りに求められているのは、ライフスタイルを豊かにするプロダクトの気もします。MMは「人間中心のイノベーション」をモノ作りで実現できれば、世の中がもっとワクワクしたものになると考えています。

前置きが長くなってしまいました。
さっそくワークショップの様子を簡単に紹介しましょう。

(1日目)
まずワークショップの参加者の皆さんとアイスブレイクで盛り上がった後に、「人間中心のイノベーション」とはどんなものなのかを考えました。モノを供給する企業から見ると、人の集まりは「市場」と捉えますが、「人間中心のイノベーション」では市民のニーズから人の集まりを考え、「社会」と捉えます。そして、アイデア発想は自社の技術力を起点に考えるのではなく、まず社会のニーズを考え、それに答えるために自社の技術どう役立てるかを考えます。参加者の皆さんは「分かるような、分からないような・・・」といった感じでしたが、この後に続くワークショップを通して、実際に体験することになります。

次はさっそく本題です。ワークショップで大切な「人間中心」を考えるため、「震災を経て変化した自分や身近な人の行動、価値観の変化、問題意識」をポストイットにどんどん書き出して分類に分けし、そこにどんなニーズがあるのかを見いだしていきました。アイデア出しの基本は「質より量」。あまり考え込まずにクイックに書き出すことを心がけます。皆さん、ポストイットを使ったアイデア出しに慣れるのが早くて驚きました。最後は全体で共有しながら初日は終了。



(2日目)
この日の目標は「Design Challenge Map」を作成すること。初回のワークショップで少し体験した「震災を経て変化した自分や身近な人の行動、価値観の変化、問題意識」について、あらためてアイデアをだし、グループ化やロジック・ツリーなど駆使して分類分けをし、その震災を経て変わってきた社会のニーズを探りだします。ここで出てきたキーワードが最終日に発表する新規事業アイデアの機会領域になります。出てきたキーワードは「人とのつながり」「日常的に使えるもの/非日常で使うもの」「お金で買えるモノ/買えないモノ」「省いたら気付いた価値」などなど。なかなか興味深いキーワードが集まりました。
 

(3日目)
じつはこの日のワークショップは「授業参観」。なんと、参加している方の社長さんがワークショップを見学にくることに・・・。これまでのワークショップでは活気ある雰囲気が続きましたが、この回は何となく緊張感漂う中でスタートしました。(笑) 

しかし、イノベーションを追求するMMのワークショップです。ただの授業参観で終わることはありません。さっそく経営者の方でグループを作り、飛び入りでイノベーション・ワークショップに参加してもらうことになりました。まずはアイスブレイクで「イノベーションを起こせる人ってどんな人?」というテーマでアイデア出しを試します。経営者の皆さん、初めはポストイットの使い方に戸惑いながらアイデア出しを始めましたが、一度要領を掴むと次から次へと出てきます。あっという間にポストイットが貼られていく様は圧巻でした。アイデアの1つに「イノベーションを起こせる人は経営者!」と書かれた経営者がいました。経営者は普段から自分の頭で考えざるを得ない役職ですね。イノベーション・ワークショップと経営者はとても相性がよいことが分かったことが思いがけない収穫でした。(ちなみに、イノベーションを起こせる人に「フリーター」と書いた方もいました。「経営者!」と答えた社長の会社の社員でした。 笑)

この日の本題は「Inspiration Materials Map」を作成し、すでにあるものの組み合わせで問題解決型のアイデア発想法を学ぶこと。日ごろ皆さんの身近にある「ユニーク」なプロダクトを集め、そのプロダクトについて、「何に面白さを感じたのか」を可視化していきます。これは最終回の新しい事業アイデアの発想を助けるツールとなります。

皆さんが集めてきたプロダクトはなかなかユニークなものが含まれていました。例えば「2輪駆動自転車」「自動お掃除ロボット」「twitter」「イヤホン付きパーカー」など。ここからユニークポイントをキーワードとして抽出し、Inspiration Materials Mapを作成しました。沢山ポストイットが貼られているのは、それだけ皆さんがユニークなプロダクトを見つけられた証拠です。

(4日目)
いよいよMMワークショップの最終日。これまでのワークショップの成果物をもとに、新規事業アイデアを考えていきます。2日目に作成した「Design Challenge Map」(事業領域)、3日目に作成した「Inspiration Materials Map」(発想のヒント)をもとに、新規事業のアイデアを出すという、4日間で最もチャレンジングな課題に向き合いました。この日はMM横田さんから「アイデア発想のコツ」も伝授されインプットも終了。あとは個人ワークとグループワークに時間をかけ、アイデアを形作っていきました。

おそらく全ての方が「時間が足りない・・・!」と感じたと思いますがタイムアウト。全体発表に移りました。出てきたアイデアは「遺言機能付き携帯電話」や転がすと光るボール「コロコロライト」、手で振ったり、靴底に仕込んだ仕掛けで発電する「フルフル」など。震災以後の社会の変化から見いだしたニーズに、モノ作り企業ならではの技術の裏付けが伴ったユニークなアイデアが揃いました。

(ワークショップを振り返って)
今回のワークショップを経験して一番印象に残ったことは、ワークショップに参加された企業の皆さんの頭の柔らかさでした。MMの伝えたいことの1つとして、「イノベーションは特定の天才だけが生み出せるものではなく、コツを掴むことで私たちでも生み出していける」というメッセージがあります。ワークショップでは社員の皆さんの発想の豊かさに触れ、本当にその可能性を実感しました。スポーツのトレーニングと同じで、初めはうまくいかなくても、続けることで少しづつ結果が見えてくると信じています。参加者の皆さんの今後に注目しています!

2012年3月19日月曜日

●○ NPO法人Motivation Maker公式メールマガジンVol.1 ●○

MMメールマガジン始まりました!


Motivation Makerはこれから2週間に1度メルマガを配信していきます。
みなさまのご声援よろしくお願いします。 

●○ 最近のMM ●○  
1. 2011度の活動紹介
  • 子供向けワークショップを通期WS12回とスペシャルWS6回実施。
MMは2011年度より通期ワークショップを始めました!
上期と下期それぞれ6回ずつ開催し、多くの方にご参加頂きました。
みなさんのご協力とご声援のお陰で私達も楽しく運営することができました。
それぞれのワークショップについてブログ記事より詳細をご覧下さい。
ーーーー
5/14(土)東大生の相談にのってみよう!
6/12(日)街角探検!写真で”宝の地図”づくり
7/10(日)我が家の新定番メニューをつくる!
8/6()分解から学ぶモノづくり!~エンジニアと共同開発体験~
8/20(土)デザイナー体験「Fan Fun Summer!!」
9/11(日)明日のモチベーションの育て方 

12/4(日) コピーライター体験!「ことばを創る」を修行する。
http://motivation-maker.blogspot.com/2011/12/2011ws.html
12/18(日) 異文化体験!オランダのメリー・クリスマス!
1/22(日) 五感活性化体験!遊ぼう、ふだん使わない感覚で。
2/19(日) 研究者体験!不思議を見つけるちからをつける@科学未来館
3/11(日) 空間開発体験!2030年の学校を、デザインしよう。
3/25(日) 未来創造体験!明日のモチベーションの育て方
ーーーー
また、通期ワークショップ以外にスペシャルワークショップを6回開催いたしました。
震災復興支援の一貫として、被災地から東京へ避難して来られた家庭向けのワークショップをTeach for Japan (旧Learning for All)さんと協働で2回開催しました。
今年度5月には関西支部も設立し、8月に大阪で開催されたEDU★CORE2011に出展したり、昨年度もワークショップを開催させていただいたMMのアドバイザー炭谷俊樹さんが運営されている、ラーンネット・グローバルスクールの文化祭「のびのびフェスティバルでは、関西支部主導でワークショップを行いました。
さらに私達の出身団体である、東京大学i.schoolで私達が主催のワークショップを夏と冬に1回ずつ行いました。
8月にはフィンランドとの国際交流! 東京大学i.schoolとフィンランドの大学・Aalto大学とMMが一緒に企画しました。
2月に開催したワークショップでは、なんと上期に通期ワークショップに参加してくれた金子光代さんと荒谷翼くんがファシリテーターを努めてくれました!
下期の通期ワークショップは3月で終わってしまいますが、4月もスペシャルワークショップがあるとかないとか…?

2. 通期ワークショップ第5回開催しました
  • 3月11日「空間開発体験!2030年の学校を、デザインしよう。」
おなじみMM新聞はこちらです!
震災からちょうど1年経ったこの日、MMでは2030年の未来について子どもと大人が一緒になって考え、表現しました。
詳しい内容はまたブログで紹介させていただきます。乞うご期待です。

3. モチコラム
  • メンバーからのお便りコーナー。初回はドイツ留学中メンバーより。
みなさん、こんにちは。MMの遠藤友里恵です。私は去年の9月からドイツに留学に来ています。
9月から2月まではミュンヘン工科大学という大学へ交換留学をしていました。
「交換」なので私がドイツに来る代わりに、ドイツの学生が日本に留学に来ています。私はその方に直接は会っていませんが、私と同じように「外国」で頑張っているのだな、と思うとなんだか楽しいですね。
大学では建築学科の授業を取っていました。授業といっても教授が一方的に話す授業ではなく、教授と生徒が、時には一対一で話しながら進めていくものでした。教授は一人ひとりの生徒の話をじっくり聞いてくれ、英語が得意でない私の話も一生懸命に聞いてくれました。
最後にはこんな感じで発表会をして終わりました。
3月からはベルリンでインターンをしています。MMアドバイザーの田村大さんに紹介されてドイツテレコムという会社で働いています。
まだ働き始めて日が浅いので、分からないことだらけですが楽しく過ごしています。その一つの要因は、この会社とは思えないほど、素敵な空間!
こんなところで働いたら、毎日楽しくなりますね。
日本には夏に帰国予定ですので、帰ったらまたMMのワークショップに参加しますね!

2012年3月10日土曜日

研究者体験!不思議を見つけるちからをつける@科学未来館

こんにちは。Motivation Makerの岩田拓真です。
少し時間が経ってしまいましたが、2月19日(日)に行われた第4回モチベーション・ワークショップ
「研究者体験!不思議を見つけるちからをつける@科学未来館」の報告です。

今回は、
①当日の様子
②子どもたちの「研究テーマ」!
③実はワークショップ前に考えていたこと
④ワークショップを終えて
を順に紹介していきたいと思います。


①当日の様子

2011年下期のワークショップも、今回が4回目。
参加者の子どもたちもだいぶMMの雰囲気に慣れてきたのか、元気いっぱいです。
今日の開催場所は、科学未来館。ウメサオタダオ展もやっていて、沢山の来場者がいました。
(たまたま、文部科学大臣も視察に来られていました)。

12時半に集合して、まずは、Motivationリーダーの風間正利さんから挨拶。
「今日は風間ハカセと呼んで下さい!」と勢いよくスタート!恰好も白衣で気合が入っています笑


まずは、「不思議」を探す時間。
「今日は自分が不思議だと思うことを科学未来館の中で探してきて下さい」という説明を風間ハカセから聞いた後、
家族ごとに探検に出発。展示ルームの中で不思議なことを見つけたらチェキで写真に撮ってきてもらい、
不思議発見シートに「なぜ●●なんだろう?」というタイトルを書いて、写真を貼ってもらいます。
(ちなみに、大人には1つ、子どもには4つの不思議を見つけてもらいました)

宇宙・医療・ロボット等色んな展示がある中、皆興味深々で探検をしていきます。
最初はどれを写真に撮ろうか迷いながらだった子も徐々に「これ撮ろう!」と動きが早くなっていきます。




1時間半の探検を終えたら、今度は「不思議」を深める時間。
大人と子どものペアになってもらい、見つけてきた不思議に対して、「なぜなぜシート」を書いてもらいました。



「なぜなぜシート」の書き方は下記の通り。
1.不思議1: Aさんが、まず「なぜなぜシート」の一番上に、見つけてきた「不思議」を書きます。
2.答え1:  Aさんが、その答えを自分なりに書きます。
3.不思議2: Aさんの答えに対して気になったことを、Bさんが質問をします。
4.答え2:  AさんはBさんの質問に対して答えを書きます。
この、3と4を繰り返してもらって、どれだけ不思議を深められるかを競います。
子どもと大人で、質問する人/答える人を交互でやってもらい、最後は自分1人で「なぜなぜシート」を作ってもらいました。

最初は、少し苦戦していた子どもも、最後はなんと10個以上不思議を深めた子も出来て、大盛り上がり。
風間ハカセも、参加者の皆の思考力に「すごい」と唸っていました。



そして、最後は「不思議」をもとに研究テーマを考えてもらう時間。
研究テーマシートに「何を」「何で」「何する」研究なのかを書いてもらいました。このシートも意外とすいすい進みます。
皆さん「なぜ」のスイッチがしっかり入ってどんどん加速している感じでした!チーム内での発表も活気を帯びています。


全てを終えた後、風間ハカセから一言。
「今日やった、不思議を見つけたり、不思議について考えたり、不思議について他の人と話したりすることを
ぜひ普段もやってくれるとうれしいです。それを続けていくと研究者になれると思います」


②子どものたちの「研究テーマ」

さて、どのようなワークショップだったか雰囲気は掴んで頂けたでしょうか?
どんな不思議が出てきたのだろう?どんな研究テーマが発表されたんだろう?ということが、
皆さん気になってきた頃だと思うので、参加者の皆さんが出したアウトプットの例もいくつか紹介させて下さい。

まずは、皆が見つけてきた「不思議」の例。
「人間の遺伝子はなんでこんなに細かいの?」「地球はなんでこんな形をしているの?」
など、わくわくする「不思議」がいっぱいです。


お次は、「なぜなぜシート」の例。
「なぜ成人の脳は2リットルのペットボトルの半分の重さがあるのか?」という不思議を深めています。


そして、最後に「研究テーマ」の例。
「パイプエレベーターを日本からブラジルまでつなぐ研究」や。。。
「ロボットに、人間がふだん暮らしている家で、人間と同じ生活をさせ(て観察す)る研究」など。。。



いつも思いますが、幅広さ、目の付け所はすごく考えさせられます。本当に面白い!
プロの研究者の方も、そうでない方も、是非一度試してみられると、新たな気づきを見つけられるかもしれませんね。
是非お試しください。


③実はワークショップ前に考えていたこと

実は、20011年上期(6月)に研究者体験のワークショップ「街角探検!写真で”宝の地図”づくり」を行ったことがありました。
その時のコンセプトは「自分が不思議だなと思う心を大切にして欲しい」ということ。
普段、学校では「知っている」「わかっている」ことが褒められます。知識に点数が付きますよね。

でも、その時MMでは「誰も知らない」ことも同様に(もしかしたらそれ以上に)大事なんじゃないか、と考えました。
誰も知らないこと・見つけられていないことを「これ不思議だなぁ」と発見できる力のことです。

そのため、ワークショップでは「一番不思議なことを発見した人を表彰しよう」ということに決め、
科学博物館で「一番の不思議」を参加者の皆に探してもらいました。
最後に子ども・大人全員の参加者同士の投票で、見事「最も不思議な賞」に選ばれたのは、
「アンモナイトは」でした。


※その他、ワークショップ「街角探検!写真で”宝の地図”づくり」についての詳細はhttp://motivation-maker.blogspot.com/2011/06/blog-post_8244.htmlをご覧ください。

そして、その流れを組む今回のワークショップ「研究者体験!不思議を見つけるちからをつける@科学未来館」。
モチベーションリーダーの風間さんと一緒に、榊原さんと私岩田で最初に考えたのは、
「不思議を探してきた後に、その不思議を「何でだろう?」と考えていくのも研究者にとって大事なことだよね」ということです。
難しい問題ほど、すぐには答えが出ないので、何度も自問自答して深めていく必要もあります。
また、「考える時に自分の視点だけじゃなくて「色んな視点」も大事だよね」ということについても話しあいました。
研究者の人は、自分で深く考えたことを他の研究者の人や他の分野の人と議論をして、どんどん深めていきます。

そこで、決まったのが、
「気づく」⇒「深める」⇒「語る」という流れ!

なぜだろう?という不思議を見つけて、それを深めて、語り合うことが大事ということがうまく伝わったらということを期待して、
「不思議発見シート」「なぜなぜシート」「研究テーマシート」を作り、ワークショップの流れを考えていきました。

いつもモチベーション・ワークショップを設計している中で、一番に大切にしているのは、「モチベーションの源泉」です。
モチベーションリーダーにとって、「何が大事か」「何にモチベーションを感じているか」ということです
そこで、今回も風間さんが研究者として大切にしていることから話を始め、3人で形にしていきました。
いいワークショップにするために、このプロセスには時間をかけますが、いつも楽しくやっています。


④ワークショップを終えて
最後に、思ったことを少しだけ。

今回のワークショップを設計・運営させて頂いて改めて感じたのは、
「不思議」って身の回りにたくさんあるんだな、ということ。実際に、ワークショップを考えている中でも、
メンバーの間で色んな議論が起こり、自分が当たり前だと思っていたことが何度か覆されました。
そのたびに考える「なんで自分ってそう考えていたんだっけ?」「これって何でだろう?」。

話している中での「不思議」も、歩いていてなんとなく見つける「不思議」も、
考えている中でふと頭に浮かぶ「不思議」も、最初はちょっとした違和感から始まる気がします。
言葉にならない違和感。肌が少しピクっとする感じ。こういった感覚を無視しないでちゃんと向き合うこと、
そこからどんどん深めて考えていくこと、色んな人の意見を聞いてまた考えたり行動したりすること、
そういうことをちゃんとひとつひとつ大事にしたいなと思いました。

皆さんはどう思われましたか?
是非、このブログを読んで不思議だなぁと思ったことを大切にして頂けると嬉しいです。


Motivation Maker岩田