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2011年5月26日木曜日

MM関西キックオフ

こんにちは。

Motivation Makerの小菅啓靖です。


この度は、

5/21() 14時~17時@大阪研修センター

にてMM関西キックオフ&説明会を行いました。そちらの報告を簡単にですがさせていただきますね。

東京よりサポートに来てくださったMMのパートナー岩田拓真さんと砂子田舞さんにはほんとに助けられました。

ありがとうございました!






参加者の人数が当日まで集まるのか、正直不安でしたが

皆さまのご協力もあって学生から社会人まで様々な集まっていただきました。


Part1 : MMの今までの活動についての説明

Part2 : 2hWS「モチベーションのエンジン」

はじめての方ばかりということですので、MMのメンバーの雰囲気を感じてもらい、モチベーションについて少しでも考えていただければと思い企画しておりました。


子供の頃から今までのモチベーションは何だったかを考えてもらい、それをまとめてもらいました。最後にはその特徴的なモチベーションが上がったり下がったりする部分をスキットで表現してもらいました。

時間のない中でしたが最後の発表でさすが関西!笑いをどこかに挟んでくる高レベル!

会場から笑いがおきて、記念すべき関西キックオフとてもよい雰囲気で締めくくることができました。



今後の活動としては関西(大阪、京都、滋賀中心)月に1回程度のミーティングを重ねながら、コアのメンバーを中心に着実に活動を進めていく予定です。興味ある方は、infoまでご連絡下さい。ミーティングの日程が決まり次第連絡させていただきたいと思います。



MM関西支部代表 小菅啓靖

2011年5月17日火曜日

「モチベーション・ワークショップは本にできるか」ワークショップを書籍化する際に気をつけるべき8つのこと


こんにちは。モチベーション・メーカー、サポーターの山田聰です。

モチベーション・メーカーの主な活動はワークショップですが
ワークショップにはさまざまな長所があるいっぽう、
「参加人数がきわめて限定される」
「その場にいない人には体験や学びが共有されにくい」
という短所もあります。モチベーション・メーカーの
究極的な目標は「教育格差」という社会問題の解決なので、
こうした短所をどうやって乗り越えていくか?という点を
よく話し合っています。そのなかのアイデアのひとつで、
活動を書籍に変換して出版するのはどうか?という話も出ます。
本になれば、何千、もしかしたら何万という方に何かを伝えられます。
もちろんワークショップなどの体験が
そのまま伝えられるわけではないですが・・・。

ということで、今回のエントリでは、すこし内向きなのですが、
実際に僕個人がワークショップを書籍にするプロジェクトに、
携わったときの体験をまとめてみました。
東京大学 i.school というところで本をつくったときの体験です。


モチベーション・メーカーの出自は、「東大生に
イノベーションを学んでもらおう」という意図で活動している、
東京大学の「i.school」という教育プログラムにあります。
この東大 i.school の開校初年度、2009年度に行われた、
「社会的企業(ソーシャル・エンタープライズ)をつくる」
というワークショップで生まれたアイデアが、
モチベーション・メーカーの素になっています。

この東大 i.school の2009年度の活動は、リンク
『東大式 世界を変えるイノベーションのつくりかた』という書籍に
採録されているのですが(なので、お読みいただけると、どんな
やりくちでモチベーション・メーカーが生まれたのかがわかります)
今回はこの書籍を書いたときのことを振り返ってみたいと思います。
(主著者は i.school の田村大氏で、僕はそのサポート。)



まず、この教育プログラムを書籍化してみよう!という話が、
i.school メンバーの中で持ち上がったのは2009年の6月くらいでした。
その当時、僕は i.school の9月の開校に向けて告知ポスターや
ウェブサイトの制作をお手伝いしていました。そうした作業のなかで、

・この面白そうなプロジェクト、なんか本にできないかな?
・何をどう学んだか?という実録、体験の記録はほしいよね。
・東京大学でイノベーションで学ぶ!プログラムや知恵を、
学校の中だけで完結するんじゃなくて、世の中に広げたいよね。
・いろんな学生さんやビジネスマンの役に立つんじゃないかな。

という意見が出て、とりあえず出版社の方に相談してみよう!
という話になりました。


相談を持ちかけたのが、早川書房(当時)の小都さんという編集者さん。

東大i.schoolの開校記念シンポジウムおよび第一回のワークショップは、
IDEO(アイデオ)という世界的に高名なデザイン・コンサル会社の
協力で行うことが決まっており、IDEOのゼネラルマネージャーである
トム・ケリー氏が i.school のエグゼクティブ・フェローに
就かれることも決まっていました。
IDEOとトム・ケリー氏は、『発想する会社!』
『イノベーションの達人!』といった、イノベーションに関する、
実践をもとにした書籍でも知られているのですが、
その日本での訳書を出されているのが早川書房さんであり、
編集者が小都さんだったので(謝辞でお名前を発見しました)、
不躾ながらいきなり早川書房さんに飛び込みプレゼンをさせていただき
事情と企画をご説明さし上げたわけです。

突然の申し出にも関わらず、小都さんは前向きにお考えいただき
「とりあえず実際のプログラムを見学・取材してみましょう」という
話をしていただけました。通常、出版物は出版企画書という
構成や売り方などを詳細につめた企画書をつくって執筆活動に
入ると思うのですが、「ワークショップ形式だし、プログラム自体が
どんなものになるかもわからないので、とりあえずやってみないと!」
というノリで、開校に突入しました。


取材中は、とにかく写真をたくさん撮り、
ビデオカメラを回してレクチャーやグループワークでの会話を録り、
プレゼンテーションや発表物などの情報を保存します。
なんと編集者の小都さん自ら、何十時間にもわたる
ワークショップに同行・撮影をしていただきました。感謝!
現場の空気感とか流れとかを体感して身につけていきますが、
この段階ではまだ一文も文章は書いていないし、
それどころか企画を練ったりもしていません。
(今から考えると、少しは書き溜めておけばよかった・・・)


09年度の全日程(四つのワークショップ)が終わったのが、2010年2月。
そこからいよいよ「さあ、どんな本にしよう」に頭を巡らします。
その際に、全日程を省みて、学びや気づきを共有する
「ふりかえり」ワークショップを学生のみなさんと行って、
「i.school とはなんだったのか?」を再考しました。これが2月20日。

その「ふりかえり」ワークショップをベースとして、

・四つのワークショップを横断的に眺めて、
共通する「道筋」を浮かび上がらせる。
・その「道筋」=「あつめる」「ひきだす」「つくってみる」「場」
という3ステップと1つのファクター。これらの項目ごとに
各回のワークショップでやったことをまとめ直して紹介する。
・つまりワークショップをそのままなぞるレポートではなく、
参加者が学びとった、やりくちや態度、気づきを伝えるものに。

という、実際の書籍の骨子ができました。
企画と並行して、書名の検討・決定や
装丁・デザインなどの相談も進めていきます。


発売の日程は、広告出稿等の関係で、5月後半と決まっていました。
本来ならば遅くとも一ヶ月半前には書き上がった原稿を
入稿(印刷所に入れる)しておかないといけないと思うのですが・・・
なんと文を書きはじめたのが4月から。書き手が仕事で時間がとれず
3月が資料のとりまとめや整えで過ぎてしまったのが痛かった・・・

ついに原稿が完成し、印刷所に入稿し終わったのは、
ほんとうにギリギリのギリギリ。(というかほんとはアウト・・・)
出版社さんや印刷会社さんその他のみなさんに多大なご迷惑を
おかけしてしまいましたが、できあがりました。
(みなさま、ありがとうございました・・・!)


やはり刷り上った本を触って、パラパラめくってみるのはうれしいもの。
書店の店頭に並んでいるのを見るのも、感慨ひとしおです。


さて、以上の体験から、なんとなくですが
「ワークショップを書籍化する際に気をつけるべき8つのこと」
というのを羅列してみます。


・出版企画書は、つめないこと

ワークショップの現実に対応できる柔軟さを持っておく。

・もちろんワークショップに出た人が書くこと。
現場の空気や流れを知っていないと、書けない。

・写真や映像を、とにかく撮っておくこと。
できればレクチャー部分をまとめたテキストも書き溜めておく。

・そのままなぞった体験記を、書籍にしてはいけない。
参加していない読者には面白くない。書籍だからこその企画に。

・議論や発表の詳細も、そのまま文にしてはいけない。
これらは、その場に参加しているからこそ価値があるもの。
初見の読者に現場で出たアイデアを語っても、たいていは滑る。

・その本を読んで、読者は何をテイクアウトするのか?
最終的にはいわゆる出版企画書的な視点や狙いが必要。

・書く。とにかく書く。間に合うよう書く。
締切を破って、いろんな方にご迷惑をかける事態にしないこと。

・共感してくれる素敵な編集者に恵まれること。

こんな限定的な内容のエントリが
どこまでみなさまのお役に立ったかわかりませんが・・・
長文に最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

2011年5月9日月曜日

ついに関西支部立ち上げへ!!

こんにちは。Motivaion Makerの砂子田です。
暖かい陽気が降り注ぐ今日この頃…
皆様いかがお過ごしですか?

さて、先日Motivation Maker 2010年度の活動の軌跡である
Annual reportの冊子&ダウンロード形式のものが完成しました。

そして私たちが目指している子供の教育格差をなくすこと、そして
モチベーション教育が日本中に広まることを目指し、その第一歩
として関西支部を立ち上げることとなりました!

そこで、関西にて活動をするパートナーを探しに5月21日(土)
大阪へ行きます!

下記詳細ですので、私たちの活動に興味のある方お待ちしております。



ーーーーーーーー以下、転送・転載自由ーーーーーーーーー
5/21 Motivation Maker 関西支部キックオフ&説明会

関東を中心に活動をしている教育系NPO Motivation Makerが、
今後関西でも活動の拠点を持って活動していくにあたって、
5/21(土)14:00~@大阪にてキックオフ&
説明会を行いたいと思います。
Motivation Makerの活動に興味のある方、是非奮ってご参加頂けると幸いです。


【団体説明】
"Motivation Maker"
~未来のおとなに、モチベーションを。~
http://motivation-maker.org/

Motivation Maker(モチベーション・メーカー)は、
東京大学i.school発のNPO組織です。
子供達(未来のおとな)のモチベーションを
向上させるための教育プログラムを提供しています。

短期的に必要とされる知識やテクニックではなく、
長い人生を自律的かつ自立的に生き抜くための
「モチベーション」を大切に育んでもらいたいと考えています。


【説明会概要】
日程:5/21(土) 14時~17時(13時50分開場)

場所:大阪研修センター 会議室D
http://www.kaigishitsu.ne.jp/
対象:Motivation Makerに興味をお持ちの方
定員:20名
参加費:500円(お菓子代)
主催:東京大学i.school発 教育事業 Motivation Maker(モチベーション・メーカー)
申し込み方法:下記フォームに記入し、info@motivation-maker.orgまでお知らせください

タイトル:MM関西支部キックオフ申し込み
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氏名:
所属:(会社名・学校名)
Mail:
Tel:
備考:(MMを知ったきっかけ、興味、質問など)
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【過去子供向けWS紹介】
Motivation Maker 過去のワークショップのご紹介
第1回 @東京 9/23 LEDで、光のプレゼントをつくろう!
http://motivation-maker.blogspot.com/2010/10/led-923.html

第2回 @神戸 10/24 世界で一つのオリジナル灯籠づくり!
http://motivation-maker.blogspot.com/2010/11/2010.html

第3回 @東京 12/12 インドネシアにピン・トゥ・ク・マナ・サジャ!(どこでもドア!
http://motivation-maker.blogspot.com/2010/12/blog-post_15.html

ーーーーーーーー以上、転送・転載自由ーーーーーーーーー



2011年5月2日月曜日

2010年度のアニュアルレポート(活動報告書)をアップしました!

Motivation Maker(モチベーション・メーカー)は、2010年度の春に活動を開始しました。

最初の一年間の私たちの活動の軌跡をアニュアルレポートでご覧下さい!