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2011年11月14日月曜日

世界の子供のモチベーション~ガーナより愛をこめて~

みなさんはじめまして、
モチベーションメーカーの高垣陽子です。

今回は、世界の子供たちシリーズ第3弾。
砂子田さん、沼田さんに続き高垣が書かせていただきます。

私は、ガーナにある孤児院でこの夏を過ごしました。

アフリカに行くのは初めての私。ちゃんと6週間過ごせるか不安でありませんでした。

どんな子がいるんだろう?
ちゃんと仲良くなれるかな?
日本人を見るのは初めてに近いんじゃないかな?
受け入れてもらえるかな?

ドキドキしながら、孤児院へ向かいました。

私の不安で仕方ありませんでしたが、孤児院の扉をあけるとそこにあったのは、あふれるばかりの子供たちの笑顔でした。


アジア人が珍しかったのか、すぐさま質問の嵐。

『日本からきたんだろう?何時間かかったの?』

24時間ぐらいだよ、って答えると大きな目が飛び出すぐらい驚いていました。


『YOU TUBEでみたよ。津波大変だったね。YOKOの家族や友達は大丈夫だったかい?』

地球の裏側の日本の地震のこと。彼らは心底心配してくれている様子でした。やさしい子たちなんだなぁと感じる同時に、文明の利器によって、世界の距離が小さくなっていることを感じました。

私が訪れた孤児院は、100人ほどいる大規模のものでしたが、運営スタッフはたったの5人程度。
1人1人に目をかけてやることは到底出来る状態ではなく子供たち自身が、食事・洗濯・掃除をし、若干7歳の女の子が、5か月の赤ちゃんの子守をしていました。

自立心にあふれ、きびきびと動く子供達の姿がそこにはありました。
かっこいいなぁこの子たち。
孤児院に来た当初はこんな風に思っていました。

しかし、生活にも慣れ始め私にも余裕が出てきたころ彼らが時折見せるさみしそうな顔をキャッチし始めめあることに気付きました。

あぁー、こんなにしっかりしているけど、彼らも注目されたい、愛されたい子供なんだよなぁと。

そのことを気付いた日から、彼らと過ごす時は出来るだけ、一人ひとりのいいところをいうように。
一人ひとりと向き合うように、心がけるようにしました。

ちょっとしたほめ言葉でも、はにかむような子供たちの笑顔を幾度となく見ることができました。


『注目してやる。あなたのこと見てるよって言ってあげる。』


私は、このことを親から自然と受け取っていて当たり前のことになっていたような気がします。


子供たちにとって、大きなのモチベーション1つとして

『誰から注目されている、見守られている』

ということを感じられる環境があるということがあげられるのかも知れません。
安心感ってとっても大事なんでしょうね。

見逃しがちなこの事実。
遠いガーナという異国の地で発見することができました。
忘れないようにしたいと思います。

あと、最後に『スポーツと芸術』は言葉の壁を超えますね!!!

6年間やっていたバスケットボールと小さなころから好きだった絵で何度もガーナの方々と心を通わすことができました。


こういう瞬間、人の持つ感情は、どこに住んでいようがやっぱり一つだ!と感じられます。


言語以外の形でのコミュニケーション
これもまた日本語をまったく使えない環境だからこそ大切さを再確認できました。

この夏の経験を活かし、MMで活躍できるようになれたらいいなと思います!

今後とも、よろしくお願いします。

2011年11月8日火曜日

ゼロから始める、モチベーション・ワークショップのデザイン



2011年11月27日(日) 10:00~17:00、東京大学にて大人向けのワークショップを無料開催します!

今回のワークショップのテーマは、「 ゼロから始める、モチベーション・ ワークショップのデザイン 」です。

参加者の皆さんには、MMのファシリテーションによる人間中心のイノベーション・ワークショップを通じて、自ら実際に、小中高校生程度を対象としたワークショップ型の教育プログラム (=モチベーション・ワークショップ)を考えてもらいます。

初等・中等教育に興味のある方、企業の社会的責任(CSR)の取組みに興味のある方、MMのワークショップ開発ノウハウに興味のある方、何か新しい ことを産み出すことに興味のある方の参加を特に歓迎します。

あなたも、小中高校生のために、イノベーティブな教育プログラムを考えて みませんか?


ーーーーーーーーーーーーー以下、転送可ーーーーーーーーーーーーーーーーー

公開 イノベーション・ワークショップ  vol.1
「ゼロから始める、モチベーション・ワークショップのデザイン」

「未来のおとなに、モチベーションを。」

特定非営利活動法人 Motivation Maker(以下、MM) は、小中学生向けに、
モチベーションに特化した教育プロググラムを提供するNPOです。

MMは、「人間中心イノベーション」 (=Human Centered Innovation) と呼ばれる概念に基づくワークショップの開発を得意としています。
まず人間や社会の洞察に始まる、そのアイディア創出方法は、世界的なデザインコンサルティングファームの IDEO 社や、
MMの出身組織である東京大学 i.school でも提唱されている方法論です。

今回のワークショップのテーマは、「 ゼロから始める、モチベーション・ワークショップのデザイン 」です。
参加者の皆さんには、MMのファシリテーションによる人間中心のイノベーション・ワークショップを通じて、
自ら実際に、小中高校生程度を対象としたワークショップ型の教育プログラム(=モチベーション・ワークショップ)を考えてもらいます。

初等・中等教育に興味のある方、企業の社会的責任(CSR)の取組みに興味のある方、
MMのワークショップ開発ノウハウに興味のある方、何か新しいことを産み出すことに興味のある方の参加を特に歓迎します。

あなたも、小中高校生のために、イノベーティブな教育プログラムを考えてみませんか?


【イベント概要】
公開 イノベーション・ワークショップ vol.1
「ゼロから始める、モチベーション・ワークショップのデザイン」

2011年11月27日(日) 10:00~17:00 (※途中1時間程度の昼食休憩)
東京大学本郷キャンパス内 (※参加可否確定後詳細連絡致します)
費用:無料
募集定員:10名(※応募者多数の場合は応募内容を考慮して選抜となります)

問い合せ: info@motivation-maker.org
主催:特定非営利活動法人 Motivation Maker
フライヤー: https://files.me.com/snowsnow8/rffs1k

申込サイト: https://ss1.coressl.jp/kokucheese.com/event/entry/21122/
(※参加希望の方は、必ず上記申込サイト経由でお申し込み下さい)

ーーーーーーーーーーーーー以上、転送可ーーーーーーーーーーーーーーーーー

2011年11月7日月曜日

MMがのびフェスに出展しました

みなさん、こんにちは。Motivation Maker(MM)パートナー岡村です。

1023()にMMは去年も出展させていただいた「のびのびフェスティバル」(のびフェス)に今年もワークショップを出展させていただきましたので、その様子を紹介させていただきます。



今年はMM関西支部メンバーを中心に小菅啓靖さん、谷脇栗太さん、横田幸信さん、岡村麻美のメンバーでお邪魔させていただきました!

のびのびフェスティバルとは、MMのアドバーザー炭谷俊樹さんが運営されている、ラーンネット・グローバルスクールの文化祭です。

今年で2度目の参加になります。

(去年ののびフェスについてはこちらを読んでいただければと思います。)

神戸の六甲山の大自然の中にある学校で行われる文化祭ということで、どのような文化祭が行われるのがわくわくしながら参加させていただきました。

のびフェスは子供たちのトトロの「散歩道」の元気な歌声とともに幕をあけました。

のびフェスでは、子供たち屋外でホットケーキや綿菓子を売っています。



工夫を凝らした「おばけ屋敷カフェ」の様子です。
テーブルや壁、照明にいたるまで、お化けがたくさん表現されていました。

また、メインステージでは子どもたちが手品や歌を披露する等子どもたちの活気で溢れており

ワークショップが始まるまでの時間MMメンバーはのびフェスを満喫させていただきました!



お昼からいよいよMMのワークショップの時間です!

MM関西としては3回目のワークショップとなります。

今回ののびフェスのテーマは「みんな元気」ということで、MMのワークショップは「色形で表現する元気!」ということで元気を色画用紙とコラージュで表現してもらいました。

ワークショップ開始の13時になると子供たちがぞくぞくと教室に入ってきてくれ、3,4歳の小学生に入る前のお子さんから、小学生、親御さんまで参加していただきました。

今回のワークショップのファシリテーターはMM関西代表の小菅啓靖さん。

デザイナーによる色形を表現するワークショップ。

どんなワークショップになるか楽しみです。


まずはMMと私たちMMパートナーの自己紹介から始まりました。

次に机に配っておいた白い画用紙に好きな色で二つ丸を書くよう小菅さんから指示があります。

思い思いの色を選んで二つのまるを書いていきます!

(まる)の書き方もみんなそれぞれ。

大きいまるから小さいまる、二つのまるが重なっている子もいれば離れている子も。

まるを二つ書くだけでこんなにも個性が出るんですね!


次にまるの中に元気なもの・元気な色という文字を書きます!

そしてそのまるからどんどん連想ゲームのように連想した言葉をまるでつなげて書いていってもらいます。


一生懸命考えながら、海といえば魚、魚といえばサメっといった風に連想ゲームのようにどんどんまるがつながっていきした!

最後にはこんなにたくさんの言葉がつなげられました!

とてもカラフルでこれだけで一個の作品みたいですよね?


そしてここからが本番!

いよいよ色画用紙と雑誌の登場!

色画用紙で形をつくり、雑誌を切り抜いて張ったりしてそれぞれの元気を創作する時間に入ります。

好きな色の画用紙を選んだら雑誌から元気なものを切り抜いていきます!

大好きなうどんばかり切り抜く子や満面の笑みで映っているおじさんを切り抜く子も・・・

さあどんな元気ができるかなー。

子どもたちに混ざって参加&ファシリテーションをしてくれた谷脇さんも奮闘中。


「画用紙の形をこんな風に変えてもいいんだよー」

と小菅さんからアドバイス。

これを受けてこどもたちの画用紙の形も立体的になっていきます。

画用紙を折ってみたり、画用紙を丸めてついたてに使ってみたり、工夫が凝らされます。


時間が経てば経つほどみんな集中してきました!

雑誌をはさみで切る表情も真剣そのもの。

みんなの手は全くとまる気配を見せず、むしろどんどんスピードアップしているようにも見えましたが

ここでタイムアーップ!


ということで、発表の時間に進みます。

自分の作ったものを持ちながら、どのように元気を表現したかみんなの前に立って発表してもらいました。

元気な花ということでひまわりをはっている子、自分の好きな食べ物をいろんな雑誌の中から器用に見つけて貼っている子、大好きなポケモンをずらーっと貼っている子、色形も、オレンジ、水色、ピンク、くしゃくしゃにしたものから三角形におったものまで、多様な元気が発表されました。

子どもだけでなく、保護者の方も作っていただいたのですが、「いつも使わない脳を使った感じです」とすっきりした笑顔で発表されていたのが印象的でした!「靴」から「いくら」が飛び出すなど大人の元気もすごく魅力的!と思いました。


今回1時間半のワークショップだったのですが、もっと時間があれば、きっと子供の創造力というのはまだまだ広がっていくのだろうなと感じました。子供の創作意欲、創造力は無限大です!

そんな子供たちを見ていて私ももっともっと頭を働かせて表現してみたいなと刺激をもらいました。


「今回のワークショップで大事なのは、言葉という曖昧なものを、目に見える形として表現するということ。」

なかなか、私も普段言葉というものを目に見える形で表現することってないのですが、自分の中にある思い・言葉を目に見える形にすると新たな視点や気づきがあるのかなと思いました。小菅さんらしい視点ですごく面白かったです。


去年ものびフェスに参加されていた横田さんの「1年でこんなにもこどもは成長するのか。去年と全然違う。」と言っていた言葉がすごく印象的でした。子どもに負けないよう私達も成長していきたいものです!


今回ののびフェス、ワークショップを通じて子供たちから多くを学ばしてもらい、楽しませてもらいました。感謝です。

ラーンネットグローバルの方々、ワークショップに参加してくれた子どもや親御さん、皆さま本当にありがとうございました。