こんにちは。Motivation Makerの小菅啓靖です。
前回、2/5日、open i.schoolでのワークショップの内容を紹介したいと思います。1日だけのスペシャルワークショップを行いました。今回のメインはこどもファシリテーターのお二方。翼くん(小学校5年生)と光世ちゃん(中学校1年生)ですね。
当日を振り返る感じで進めていきます!最後までお付き合いいただければと思います。最後に二人の感想と「おうちでもできる簡単WS」の紹介をしますのでそちらもご覧下さい。
それでは、よろしくお願いしまーす。
まずはテーマ。枠でワクワクということだったんですがロゴ作ってみました。カラフルーな感じがポイントですね。個人的には、象徴的なマークを作ることで今回のワークショップを全体としてぐっと引き締まると思い制作しました。(少しまじめな部分も。。。)
岡村:私このロゴ大好きなんです!見てるだけでワクワクしてきます!
これくらいからスタートですね。
やはり皆さま僕も含めて若干緊張気味です。
翼くんや光世ちゃんもはじめは緊張しておりましたね。
でも緊張していると言いながらも、堂々としていて、頼もしかったです!
小菅:岡村さんはどうでしたか?
岡村:私は普段あまり緊張しないんですが、珍しく緊張していましたね。自己紹介の笑顔も引きつっていたとおもいます笑
会場の皆さまもお互いが初対面ということもあって静かなはじまりでした。これは、普段のワークショップでもよくあることで、徐々に打ち解けていきます。
まず、枠について考えてもらいました。皆さんは、何を思い浮かべますか?窓枠とか、パソコンで検索しているのにもワクってありますよね?今回はそんなワクでワクワクするというのがテーマになっています。
そんなわくを見つけ出すために、今回使うのがみんな大好き、絵本です!
「ヨム→ツムグ→ツタエル」の3つの流れでつくりました。
◯ヨム
チームに1冊絵本を配ります。ここは光世ちゃんにお任せしました。絵本は5冊用意しましたが、どのチームにどの絵本が配られるか、緊張の時ですね。
岡村:みつよちゃんも本を配るときに、フェイントをかけたりしてどきどきをさらに膨らましてくれてましたよね笑
まだつぎに何をしていくのかは説明していないので、皆さん頭に?がついています。
②ツムグ
ここで急なムチャぶり。絵本の続きを考えてください!
これは大人って事前に伝えてしまうと構えてしまいますよね?
ですので内容は事前の連絡でも伏せておりました。このあたり、子どもは手が動くのが早かったですね。とっても。
大人は絵を書くのに少し壁があったみたいです。
岡村:普段から趣味で絵をかく人以外、大人になると絵を書いて人に見られる機会って、なかなかないですもんね。
小菅:ですが、ここで、子どもファシリテーターのスペシャルサポート!
「こどもそうだんじょ」の開設!翼くんと光世ちゃんが精力的に会場をサポート。素敵でしたよ。
③ツタエルの1
書いていただいた絵本の続きの紹介を皆さんにしてもらいました。これは本当に面白かったです。ファシリテーターをしながら関心しっぱなしでした。
岡村:つばさくんとみつよちゃんの絵本の続きを含め、みなさん本当に面白かったですよね。
③ツタエルの2
実はこのワークショップはこれからが本番です。書いていただいた内容、発表を聞いてそれぞれの感じ方の違いってありますよね?それを共有します。大人も子ども関係なくそれぞれに感じた部分あると思います。自分に無かった!その発想!みたいなものをグループごとで一人一人書き出しシェアしてもらいました。
小菅:岡村さん、この辺りあまり何を話していたのか、緊張で記憶無いのでフォローお願いします(笑)
岡村:えーw大人、子ども関係なく、同じ本を読んだのに、自分は思いつかなかった、その発想なかったなという点に、他の人と比べることで、たくさん気づき、みなさん刺激を受けたようでした。また、私もよくワークショップをしていて感じるのですが、やはり子どもの発想力に関心している大人の参加者の方の感想が多かったのが印象的でしたね。このワークショップで感じてほしかったのは自分の「わく」。知らぬ間についていた常識、思考などによって自分で気づいてない「わく」を誰しもがもっているのではないか。絵本の続きを考え、発想を他の人と比べることで、なにかしら自分がとらわれてた「わく」に気づき、今後「わく」を取っ払う際のきっかけになればなーなんて考えていました。ね?小菅さん。笑
小菅:あ、ですね!突然脈絡なくUFOが表れたり、終わると見せかけて物語を繰り返すアイデアであったり、夢だったみたいなのも。翼くんも光世ちゃんの続きも完成度かなりたかかったですね!
最後はRTVでの振り返り。皆さんにも振り返ってもらいましょう。
(動画準備中、お待ちください。)
ワークショップが終わった後でこの映像を見ると頭がすっきりするというか、ビジュアルで思い出せるのがいいですね。参加者も見入っていました。長い1日でしたが、終わってみるとあっという間でしたね。
めでたしめでたしです。
ご参加いただい方々、MMのスタッフの皆さま、そしてi.schoolの皆さま本当にありがとうございました。
最後にそれぞれの感想と、「おまけ」があるので是非お読み下さい。
【ファシリテーターの感想】
小菅:こういうのは、まだ考えていないので最後に言わせてくださいw
岡村:じゃあ、私から。小菅さん最後ばっちり締めてくださいね笑今回初めてワークショップの設計から参加したり、関西から東京という地に出向いてワークショップをするということで、私にとって思い入れの強いワークショップでした。
実際参加者のみなさんが楽しんでくれているのかなーとワークショップ中も、ハラハラドキドキしていましたが、最後、みなさんが笑顔で発表している様子を見て、このワークショップで何か少しでも気づきのようなものがあったら、嬉しいなと思いました。また、私にとって一番の収穫はつばさくん、みつよちゃんととファシリテータをやれたことです。私は周囲を見渡しているので精一杯な中、つばさくんは参加者を写真でうまくとる方法を習得したり、みつよちゃんは新しいキャラクターを生み出したり、ワークショップ中にどんどん一歩一歩前に踏み出している様子見て、私は「ファシリテータとしての私の役目=参加者を見守る」といったような枠にはまっていたなと感じました。つばさくん、みつよちゃんに負けないようこれから関西でどんどん進化をとげ、成長していきたいというモチベーションをもらいました。つばさくん、みつよちゃんが私のモチベーション・メーカーとなってくれました。そんな二人も感想お願いします!
荒谷:ぼくは、初めてのファシリテーターを経験して、とても緊張したけれど、楽しんでやることができました。参加者のみなさんの絵本の続きは、どれもすごくおもしろかったです!
いろいろな考え方や、アイディアがあることがわかりました。
みなさんの発表を聞いているだけで、ワクワクしました。
ぼくも事前に考えてきた、絵本の続きを発表しました。
みんなの前に立った時、ドキドキしたけれど、伝えたかったことが言えてよかったです。
「それぞれの人に枠はあって、それを少しはみ出してみると、おもしろいですよ。」
というようなことを、メインのファシリテーターの小菅さんが言っていました。
この言葉が、ぼくは一番納得できました。
自分の枠を少しはみ出してみると、新たな世界が広がるんだなと思いました。
「枠でワクワク」その題名のとおり、枠をこえてワクワクできた、楽しいワークショップでした。
またこんな機会があったら、ぜひ参加したいです。
本当にありがとうございました。
金子:今回のワークショップに参加する前、ファシリテーターって何だろう…??
自分の発した言葉で、会場の空気が冷めちゃっ たらどうしよう…!!
などと、色々想像を膨らませていました。
不安に思ったり、疑問もありましたが、きっと 楽しいワークショップになると、期待もしてい ました。
いろんな方々の前で、自己紹 介をしたり、絵本の案内などをした所が大変でした。
緊張して頭が真っ白になったり、話す 内容を間違えたりしてしまいましたが、他のスタッフの方に助けてもらい、落ち着いて 話す事ができました。
これまでのMMワークショップでやった事で、今回活かされた事が幾つかあります。
1.絵本の続 きを考える時に、素早く発想をすることです
2.色々な物の見方ができるようになりました。
普段の学校の授業で、自由な発想をする時に、頭を 軟らかく使う事ができるようになりました。
小菅:いやー、関西から出張した甲斐がありました。ワクってテーマは元々個人的な感覚として問題視していたものでした。人それぞれ違うワクを持っていると思うのですが、それを見れるようになることでそのワクの外に足を運べのではないかと。意識していない気づきがあると、そこから新しいものとか事とかって生み出せますよね?アイデアを考える際にそれはとても有効でたくさん面白いことが考えられるようになります。
今回の僕でいうなら関西もある意味ワクかもしれませんね。関西でテーマを考えて、東京で開催したのも新しい一歩です。MMも関西のMMもまだまだ駆け出しの最中ですが色んなワクを飛び越えて活動していきたいです。そんな一員としてこれからも励んでいきたいです!これからもよろしくお願いします。
最後におまけの付録です。
おうちで是非やってみてください。
感想などありましたらMMのinfoのアドレス(infomotivation-maker.org )に送って下さい。
コメントさせていただきます。
【お家でできる簡単ワークショップ!(60分程度)】
①ヨム (10分)
一緒に1つの絵本を読みましょう!(昔読んだことあるものでOKです。)
できれば親子でとか、兄弟でとか複数人で読みましょう!(5分と5分に分けて読みましょう!)
はじめ5分:ざっと読んでみましょう。何回もがポイントです。
つぎの5分:絵本の特徴を掴みましょう。色とか、形とか、法則とか探しましょう。
②ツムグ(30分)
絵本の続きを書いてみよう!
時間制限を設けて、一人でなくみんなで書くのがポイントです。
30分位がいですかねー?熱中具合で決めるのもいいかもです。
道具は自由。画用紙や色鉛筆、折り紙なども自由に使ってみてください。立体物を取り込むのもありです。ワクにとらわれずに!
③ツタエル(20分)
お互いに描いた続きを発表し合いましょう。
お互いに同じ絵本を読んでいるので、どんな続きを考えたかがポイントです。
発表をした後に、なぜなぜ?をお互いにします。気になったところはメモをとってもいいかもしれません。
自分にない考え方、アイデアを探すのがポイントです。
以上、お疲れ様です!
------------開催概要---------------
東京大学i.schoolの特別企画オープンi.school
Motivation Makerのワークショップ
「オープンi.school Day-1:「枠でワクワク」~大人と子どもの持つ感じ方の違いについて考える~」
日時:2012年2月5日(日) 13:30-17:00
会場:東京大学本郷キャンパス工学部2号館2階「展示室」(レストラン松本楼となり)
ファシリテーター:小菅啓靖、岡村麻美、金子光世、荒谷翼