2014年度下期のMM通期ワークショップ(以下、WS)の第4回目です。東京大学の本郷キャンパスで開催されました。今日のモチベーション・リーダーは、学習塾「a.school」(エー・スクール)で校長先生をしている岩田拓真(いわたたくま)さんです。
岩田さんは、普段は、a.schoolにて主に中学生と高校生向けに、創造的に学び未来を描くための学習塾を経営されています。また、日曜日に行うモチベーション・メーカーでは、小学生向けに、学習への動機付けを行う教育活動をしています。今日は、岩田さんが得意とする、未来を描くためのワークショップを開催してくださいました。
過去の体験と今の仕事の繋がり
岩田さんは、京都生まれ、滋賀育ち。そして、自然で遊ぶのが大好きだったそうで、毎日、いろんな虫・石・植物・動物に出会うために、山に行くことが多かったそうです。また、もう一つ好きな遊びが、自分でゲームをつくり、それで友達と遊ぶことだったそうです。
大学生の時には、人の身体や心について勉強や研究をしていたそうです。子供の頃に好きだった自然や友達との遊びの中で、自然の生き物の一種でもある人間の身体や心に興味をもつようになったとのことでした。子供の頃の体験から学んだこと感じたことは、実はそれから充分時間がたった将来の仕事にも通じていることが多そうですね。
これまでの体験を思い出す
さて、ワークショップが本格的にスタートしました。最初にすることは、自分のこれまでの人生の中で、自分らしく、楽しかったことや集中したことをシートに書き出す作業です。ここで大切なのは、誰もが楽しい体験ではなく、自分なりに楽しい体験を探してみることです。また、今日のワークショップは、子供達だけではなく、親御さんにも参加してもらいシートをつくってもらいました。
「楽しさの素」を探してあげる
体験シートが完成したら、その人が楽しかった体験をグループの中で共有してもらいます。聞いている人は、その人の「楽しさの素」が何なのかを探すために、沢山質問しました。
例えば、岩田さんのゲームをつくった体験に対しては「自分で何かをつくるのが好きそう」などが楽しさの素として他の人から提案されました。
楽しさの素が将来何につながる?
皆で、楽しさの素を抽出した後は、その楽しさの素が沢山体験できたり、活かすことができそうな職業や分野のアイデアを皆で沢山だしました。ロボットを作った体験が好きだった子には、「ロボットデザイナー」や「医療機器エンジニア」、「未来のインテリアデザイナー」などがおすすめされていました。そして、皆さんからもらったおすすめの職業を参考にしながらも、最後は自分で考え「2030年の自分」についてのシートを作成し、発表しました。
いよいよ、修了式
今回は、2014年度下期の通期ワークショップの最終日でした。4回のワークショップの中で、3回以上に参加した子供達には、「モチベーション・リーダー」としての修了証が授与されました。修了生の皆さん、これからも後輩の指導のためにも、MMに遊びに来て下さいね!