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2010年5月8日土曜日

石塚忠宏 「未来を描いて響き合う仲間づくり」

未来に向かって、これやれるっ!と思える仲間との日常。

はじめまして、Motivation Makerでは外部ネットワーク、コンテンツづくりを並行して担当している石塚忠宏です。3月からBSテレビ局編成部プロデューサーとして3時間生中継の新番組を立ち上げ、また東京大学大学院情報学環教育部3年目として社会人学生として、大学生、大学院生と一緒にプロジェクトを起こしています。現在のテレビメディア状況を仕事から、学びの環境の変化は東京大学に身を置いて感じている日々。そんな時代にこそ、新たな未来に向かって一緒に「これやれるっ!」と思える出会いが貯まってきていた。好奇心の赴くままに2008年からの2年間は大学生より寝る間を惜しんで大学ライフを楽しんでいたのかもしれない。外部ネットワークでは、共感いただき、響き合える人を即座につなぐのが私の何よりも喜び!それはお互いのモチベーションのエネルギーで胸が熱くなるから。人の可能性を本気で信じること。動きながら考えることが日常を抜本的に変える一足となっていく。

多様な人を伝えたくなるパワーがある、テレビ番組制作。

多様な世界で活躍する人の瞳は輝いていた。そんな出会いに恵まれたのは、これまでテレビ制作会社で夜昼関係なく人に接してきたこれた経験から。主に制作してきた番組は「愛の貧乏脱出大作戦」「TVチャンピオン」「ぶらり途中下車の旅」。修業人が意欲的に変貌する状況、趣味をサバイバル化することで個人が燃える姿、日常使われている沿線の駅を早朝から晩まで歩いて、町を賑わす方たちに話しかけてみることで、日本に生きる多様な人々に出会ってきた。その現場に赴き日々対話する過程は毎日ワクワクする日々だった。かれこれ番組化した数は今数えてみると年間120件を超えている。テレビ番組の制作は人と関わりながらより多くの人に伝えるメディアのひとつである。自分とは異なる環境で懸命に生きる人の姿を記録していきたい。放送された番組によって、更に多くの方に伝えることができ、出演いただいた本人はこう言った。「この番組の反響にただただ驚きました。自分の仕事をまさかここまで取り上げてくださって…いしづかさんと出会えてホントによかった!!」。そういったテレビ番組を通じた出会いが今でも自分を支えている。しかし、好きな仕事場を離れてこれからの未来を構想してみたかった。既存のマスメディアの現場の変化と共にこれからの世の中を引っ張るのは未来のこどもたち。映像発信者側となりうる複合的なデジタルメディアの世界も遊んでしまう感性が社会を根底から変えるのかもしれない。

アメリカの若き起業家たちの志に涙した

また、私の人生のモチベーションを変えた出来事がある。1998年の9月に日本が金融不況下で就職氷河期に突入する頃だ。そんな時にBS世界のドキュメンタリー「アメリカの若き起業家たち~MIT・学生ビジネスコンテスト~」を偶然見た。この番組では、アメリカの大学、マサチューセッツ工科大学ビジネスコンテストが舞台。当時のIT産業、ハイテク技術の起業家を育てるための講座・コンペというユニークな制度を整え、巨大なハイテク産業(IT産業)を誕生させていく過程を追っていた。ベンチャーキャピタリスト、インキュベーター、大学生起業家の三者が社会を根底から変えていくためにつんのめる程に燃えている目の輝きが時代を乗り越えようとするパワーに満ちていた。海を越えた大陸の海外大学生のモチベーションと具現化への実行に思わず涙が流れた。あれから10年の月日がたち、今の日本は、ICT産業にパラダイムシフトが起こり、テレビメディア状況は激変している。しかし、それを逆手に考えて大チャンスと捉えようとする大学生、大学院生を探し、大学発のイノベーションを巻き起こしたい!と一念発起。2008月8日東京大学院情報学環教育部に入学した。

学びあう新たな産官学連携のグランドデザインに情熱が宿っている

志をもって輝く大学生たちの瞳がどこに向かっているのだろうか、そこでプロジェクトで動く産学連携講座も同時並行しながら受講した。『東大アントレプレナー道場』『東大エッジキャピタル・2008サマーアソシエイト』『東大キャラビズ講座』『スイッチオンプロジェクト』(一期生)『東大i.school』(2009年度1、2、3回連続受講生)そこで私は大学生、大学院生から、講座に集うさまざまな世代と語り、その本人ごとの内面的な気持ちを含め今を生きる最高学府学生の群像が見えてきた。東京大学以外にも2007年から学びの場と産学連携イノベーションをテーマに外部でのシンポジウムも月に34度は足を運んでいたものだった。この3年間は立ち話から意気投合して社会人経験での失敗や忘れられない成長につながった経験の話を出会った方と共有し、何かできないものかとお互い思っていた。世代を超えて学びあうプロジェクトが学校には必要だと思う。そんな時に、ある早朝に東大i.schoolの掲示板を見た。これだ!と直観し、英語が下手くそでも、人間中心発想のイノベーションという海外、世界を見据えた理念に共鳴した。東大i.schoolには1回目、2回目、3回目と連続受講の参加をさせていただき、深い感謝の気持ちがある。「受講して自分だけ満足している場合ではない、世の中の社会問題に目を閉ざすのではなく、あの10年前のアメリカの若き起業家たちのように、根底から社会を変えたい」そう、志が今まさに求められているからこそ、東大i.schoolが生まれ出たと勝手ながら想っている。3回目の「社会的企業づくり」をテーマに偶然出会った仲間と2009年の1225日のクリスマスにメンバーが再び集まった。新たな船出となるプレゼン発表の場と懇親会によって、Motivation Makerを発想したみんなのモチベーションを改めて確認した。

「未来のかっくいい!おとな」の将来の為にモチベーションに火を灯す

まだまだこれからの事業であり、私の自己紹介はともすれば、ここからまた新たに築かれるのかもしれない。過去に縛られることなく、今を必死に生きる同世代から未来のおとなと一緒に未来を描こうと思う。そんなモチベーションに一緒に火を灯そうと声を掛けて動いて加わったのが、風間さん、等々力さん。とくに関連もなさそうな複数のアイデアやコンセプトを並列させることによって新たに優れたものを生み出す人、さまざまな背景をもった人、議論が巻き起こる空間のプロジェクトがMotivation Makerである。「未来のかっくいい!おとな」は発想をじゆうに。

夏は暑く、冬は寒い山形に生まれ育って、今がある。

母の日の電話で何を伝えようか

多彩なプロジェクトを仲間と進め、得意になれる畑を一緒にこれからも耕そう。未来の種を芽生えさせる楽しさを。そして、あなたを支えてくれた家族の姿を決して忘れてはならない。明日は母の日であり、自分を生んでくれ、支えてくれたことに感謝をどう伝えてみようかと思います。そして、これからみなさまと出会える機会を本当に楽しみにしてます!

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