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2014年12月23日火曜日

「外国のクリスマス体験」担当、渡辺丈起氏(サンタクロース見習い。)

もうすぐクリスマス。
 MMにサンタ見習いが登場!
MMの2014年度下期ワークショップ (以下、WS)の第2回目のテーマは、 外国の「クリスマス」。12月21日(日)に本郷で開催されました。クリスマス直前 (あと4日)というタイミングなので、 参加者のみんなも心なしかワクワクしています。

今日のモチベーション・リーダーは、 なんと実際にサンタクロースの見習いを やっている渡辺丈起(わたなべたけゆき) さん。普段は、世を忍んでソニー株式会社で働きながら、将来サンタクロースになるためのトレーニングをつんでいます。皆さん、サンタになるためのコンテストがあるって知っていましたか?渡辺さんは、サンタになるために毎年挑戦中です。
                     

クリスマスのイメージは?
まずは、「みんなはクリスマスに どんなイメージを持っていますか?」という質問からスタート。一人ひとり、 自分のイメージを絵で表現していきます。

「ツリー」「パーティ」「料理(チキン!)」「ケーキ」「サンタさん」 「トナカイ」「プレゼント(ガンダム!)」「オーロラ」など様々な意見が出て、みんなの絵もとても華やかです。中には、「クリスマスと言えば恋愛。 恋愛といえば恋人。恋人といえばプレゼント。プレゼントと言えば結婚指輪!」と大妄想を膨らませる大人な小学生も(笑)

日本ではそんなイメージがありますが、実はクリスマスは国によって全然様子が違います。黒いサンタがいたり、そもそもサンタがいなかったり。MMの過去のクリスマス・ワークショップでも、オランダとスウェーデンのクリスマスを体験してもらいました。オランダではシンタさんとスワルトピート、スウェーデンではサンタさんと妖精トムテが登場しました。そして、今日は・・・ドイツのクリスマス体験です!





ドイツのクリスマスって?
まずはドイツについて知ろうということで、ドイツからMMに特別ゲストが来てくれました!ドイツ人のサラさんと、ドイツと日本のハーフのアランさん。

サラさんが、ドイツと日本の違いについて○☓クイズを出してくれ、ああだこうだと言いながら、楽しく学んでいきました。「ドイツの中高には入学試験がない?」「手を挙げる時、ドイツではパーではない?」「ドイツでも花見をする?」「ドイツのプールは最低2m以上?」「ドイツの女子に人気の習い事は乗馬?」など、毎回難しいクイズばかり。

そして、最後は肝心のドイツのクリスマス。日本とどう違うんだろうということをグループごとに話し合いました。イブだけではなく4週間クリスマスを楽しむ、ドイツのサンタは「クリスマス男」と「クリストキント」の2人いる、クリスマス男に歌を披露する、チョコが詰まったアドベントカレンダー、教会でのミサ、ケーキとクッキー、などなど。ポストイットにいっぱい書き出して、ドイツと日本を比較しました。
                 
サンタさんに「今年頑張ったこと」をアピールしよう
クリスマスは、一年を振り返るためのイベント、ということで、「頑張ったこと」を振り返って、サンタさんに何を伝えようか考えてもらいました。そして、それだけではなく、ブラックサンタに「謝りたいこと(イマイチだったこと)」も一緒に考えていきます。

このワークは親子に分かれて行いました。子どもからは「イマイチだったのは、お母さんに怒られたこと」「頑張ったのは、舞台に出たこと」などが出ていましたが、保護者の方から見た意見は全然違ったり。親子で一年の認識に違いがあったことを楽しんで確認していきました。

クリスマスカードをつくろう
そして、最後はその頑張りを伝える ためのドイツ式クリスマスカードを作りました。普段なかなか自分の気持ち を他人に伝えることはありませんが、 この日はクリスマスのためとあってみんな本気です(笑)。カラフルな装飾も楽しく、一人ひとり個性的なカードを作っていました。最後に全員で発表しあって、ワークショップを終えました。


                 
渡辺さんが伝えたかったこと
皆さんの発表が終わり、渡辺さんからの最後のメッセージが伝えられました。

1.クリスマスなどの習慣は国によって違うので、色んな国の文化を楽しんでみよう。
2.クリスマスに一年を振り返って、お世話になった人に感謝しよう。




(文:岩田、写真:金子)

2014年12月9日火曜日

「すてきな言葉をつくるコピーライター体験」、担当:藤田卓也氏(電通勤務、コピーライター)





オープニング:「コピーライター」の仕事?

2014年度下期のMM通期ワークショップ(以下、WS)の第1回目は、藤田卓也さん(電通勤務、コピーライター)を今日のモチベーション・リーダーとしてお招きして、11/30(日)に東京大学本郷キャンパスにて開催されました。

妖怪ウォッチのCM、マクドナルドのCM、皆さんが必ず一度は見たことのある、広告の中には「キャッチコピー」が隠れています。そんなキャッチコピーを考える仕事、その人を「コピーライター」と呼びます。ワークショップを通じて、そんなコピーライターの仕事を体験しました。



バナナのいいところを探す

キャッチコピーを考えるには、その対象のいいところを発見するのが大切とのことです。しかも、「他の人がなかなか気づかないような視点で、いいところを見つけるのがプロ」と、藤田さん。まずは各テーブルにバナナが配られました。実際にバナナに触れながら、さらに、食べる人も現れながら、チームでバナナのいいところを付箋紙に書き出していきます。「すべすべしている」「バナナボートもある!」「売っているものには種がない」などが発表されました。最もたくさんいいところを書き出したチームはなんと、69個も発見しました。







贈る人のことを知る

次は、バナナ以外の果物も、各チームに配られました。みかんとりんご、ぶどう、レモンです。それぞれのチームは、自分たちが選んだ果物のいいところを考えていきます。また、この果物を、チームの中にいるMMスタッフにお勧めするとしたら、どのようなキャッチコピーですすめるといいのでしょう。みかんを買ってもらうには、どうおすすめしますか?MMスタッフの出身地や興味、好きなにおいなど、どんどんインタビューして、お兄さん、お姉さんのことを知っていきます。贈るものである果物のことだけではなく、贈る人が普段どういう生活をしているのか、どういう人なのか、それを理解するのが、よいキャッチコピーをつくるコツだそうです。




インタビューでわかったことは ?

レモンチームで、「なるべく節約したい」というMM村越さん。そんな村越さんにおすすめしたい言葉「レモンの皮をつかって発電してみたら?!」とのことです。バナナチームで、「朝ごはんを抜いている」と「パーティが好き」というMM新さんには、「パーティーでチョコバナナを!」という言葉でバナナをすすめたいそうです。藤田さん、「コピーライターは、贈る相手のことを具体的に想像しながら、言葉を考えます。」という技を紹介してもらいました。 何かを贈る場合には、その物の良さも大切ですが、贈る相手のことも充分に考えて、言葉を伝えることが大切なんですね。




魅力的な果物ポスターをつくるには?

各チームが担当する果物、バナナとみかん、りんご、ぶどう、レモン、それぞれでポスターをつくってもらいます。藤田さんから伝えられた、よいポスターを作るコツは3つあります。1.伝えたい相手をイメージしよう、2.言葉を考えよう、そして3.絵をつけてみよう、ということです。それぞれのチームには、雑誌や折り紙、カラーペン、画用紙などの材料が配られ、完成したポスターを全員が会場の前に出て発表を行いました。どのポスターも力作ぞろいでした。「レモンは電気を生む!」や「りんごパラダイス!」、「美肌の種無しピオーネ」、「友達がおいしいと言っているみかん 」、「パーティでもバナナ!」などがコピーや絵で表現されていました。







藤田さんが今日伝えたかったことは?

皆さんの発表が終わり、藤田さんからの最後のメッセージが伝えられました。 1.よく知っているものでも、知らないことはいっぱい隠れている!自由な目で世界をみてみよう。2.コピーライターはどんなものにも言葉を見つけていく。好きなことも嫌いなことも全部仕事につながっていく。3.言葉は、人を動かしたり、傷つけたりもする。人の気持ちをよく考えてみよう。





最後に、


今日は、コピーライターという仕事は、ただ言葉をつくるのではなく、対象の良いところを探したり、贈る人のことをたくさん知ったり、つくるよりも「見つける」ということが大切ということを学びました。普段から、いろいろなものの良い面を見つけたり、相手のことを考えたりする習慣を持ちたいですね。