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2012年7月28日土曜日

●○ NPO法人Motivation Maker公式メールマガジンVol.10 ●○

MMモチマガ第10号です。

ついに夏休み突入ですね!これから約1ヶ月なにをしますか?
計画的に楽しくすごしましょう!

●○ 最近のMM ●○

1. i.clubついに始動しました!

・7/22「中国人の高校生への"おもてなし"の準備をしよう!」
・7/25「中国人の高校生への"おもてなし”を実践しよう!」

今年の春から、小川悠さんを中心に着々と準備を進めていたi.clubの活動がついに、始まりました!
http://innovationclub.jp/

今回はSony Student Project Abroad(China)2012(以下SSPA)の参加者である中国人の高校生が30名気仙沼にやって来ました。
その30人の高校生を、気仙沼の高校生とi.clubメンバーとで一緒におもてなしをしました。

まず22日はおもてなしの準備です。初めて会う人と交流するときの心得を学んだり、気仙沼在住の中国人の方のお話を聞いて中国の生活を想像したりしました。
場所はみなみまちのcadoccoです。

そして、いよいよ本番の25日。
25日は気仙沼にちらばる様々な”いいね!”に気づくために朝から夜まで、色々な場所を周りました。魚市場でセリの見学、唐桑鮪立でお弁当ランチ、折石見学などなど。
これらの気仙沼の良さがギュッと詰まった場所を訪れながら、それぞれの場所で現地の方からの貴重なお話を伺いました。
中国の高校生はもちろん、気仙沼の高校生にとっても初めての経験・初めて聞く話もありました。

気仙沼ツアーの後は日中混じったグループでのワークショップです。
中国の高校生は、今日のツアーでグッときたところを理由と共に上げてもらいました。
気仙沼の高校生には、今日の中国の高校生の様子から、中国の高校生がどこにグッときていたか予想してもらいました。
 お互いに中国語や日本語が話せない中、絵や漢字や写真などを使いながら、お互いの考えを共有しました。

気仙沼の高校生にとっては意外な回答も多く出てきました。
例えば、中国の高校生にとっては気仙沼の自然、特に海と山が一体となっている様子に感動を覚えた方も多かったのですが、それは気仙沼の高校生にとっては、当たり前過ぎて気付いていなかった地元の良さでした。

今回のプログラムでは、中国の高校生との交流を通して、異文化との交流を通してこそ得られる新たな「気づき」があり、それは例え言語ができなくても「伝えたい・知りたい」という想いをもつことで経験ができるということを気仙沼の高校生に感じてもらうことを目的としました。
今回の交流を通して、気仙沼の高校生は今まで気づいていなかった、地元のいいね!に気付けたのではないでしょうか。
i.clubの活動は、地元の”いいね!”に「気づく」「形にする」「伝える」の3つのステップがあります。
今回は「気づく」の部分でした。今回の気づきが次回以降のi.clubの活動での重要なポイントになっていきます。

活動の様子は、新聞やテレビなど各種メディアで取り上げられていますので、みなさんぜひチェックしてみてください。

2. 2012年度通期WS第2回開催します。

・7/29 映像制作体験「みんなで作る仰天ストーリー!」
 2012年度春・夏ワークショップの第三回目です!
今回は、Motivation Maker パートナーの元テレビプロデューサーと一緒に、みんなで1つのストーリーを作ってもらいます。

【モチベーション・リーダー(司会進行役)】
石塚忠弘
NPO法人 Motivation Maker パートナー。部長。元テレビプロデューサー。
【日時】
7/29(日) 13:00 - 17:00
【会場】
3331 Arts Chiyoda 地下1F B105
〒101-0021 東京都千代田区外神田6丁目11-14
【集合場所】
3331 Arts Chiyoda建物正面玄関(入口入ったところ)
※モチベーションメーカーのプラカードを持った担当者が立っております
【集合時間】
12:45(ワークショップは13:00開始)
※お昼ごはんをMMと一緒に食べられる方は、12:00に集合お願いします(詳細は(4)のメールにて)
【持ち物】
特になし
【対象者】
小学校3年生〜中学生

人数にほんの少し空きがありますので、もし参加を希望される方はできる限り早く下記までご連絡ください。
大人だけの見学も受け付けておりますので、同様に下記からご連絡ください。

【事前連絡先】
担当者 岩田拓真・遠藤友里恵
info@motivation-maker.org
03-6869-8312  (代表電話)
※日中勉強・仕事をしているため、頂いたメールへの返信は一番「暇」な担当者から致します。誰から返信があるのか楽しみにお待ち下さい。

3. モチコラム

・メンバーからのお便りコーナー。〜気仙沼出張記〜
MMメンバーの小川悠さん、沼田逸平さん、遠藤友里恵とi.club現地メンバーの小林峻さん、畠山理美さんの5人で今回のツアーの下見に出かけました。

この写真は唐桑にある折石に続く道です。
海から吹き抜ける風がとっても気持ち良く、海と山が一望できる絶景ポイントです。

他にも地元の美味しいご飯を食べに行ったり、ツアーにゲスト参加して頂く方とお話をしたりと、充実・満喫した気仙沼滞在となりました。
8,9月もまだ何回も行けるので、気仙沼出張をMMメンバーは楽しみにしています。

2012年7月25日水曜日

7/21(土)CAMPファシリテーター研修に参加してきました!

皆さん、こんにちは。Motivation Makerの砂子田舞です。
眩しい太陽の季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
今日は先月ブログ、『5/19(土)発明家体験!ひらめきを創る、3つのミカタ
』でMMとのコラボレーションについてお伝えしました、SCSK社の社会貢献活動CAMP主催のファシリテーター研修にMMメンバーとサポーター、9名で参加した様子をお伝えしたいと思います。
今回の研修会はMMメンバーを含め、19名の方が参加されていました。


ファシリテーターって誰だろう?
皆さんはファシリテーターと聞いてどんな人を思い浮かべるでしょうか。
ファシリテーターはMMのワークショップ(以下WS)では各テーブルの中に入って個人作業やグループ作業、そして全体が目指すべき方向へ進むように橋渡しをする『縁の下のちから持ち』のような役割を担っています。そして、MMのWSに来てくれる子どもたちにもっと楽しみ、学んでほしいという思いからファシリテーションスキルの向上を目指して、今回の研修会に参加をしてきました。


 ファシリテーターの心得
まずはCAMPが大切にしている5本の軸を中心としてCAMPの活動についてお話を伺い、その心について学びます。

  • 子どもが主役
  • 気づく
  • 常に新しく
  • 向き合う
  • 信じる

「SCSK社はコンピューター・システムの会社ですが、システムの役割は人と人とをつなぐこと、それはサービス業なんです。未来のつながる人を育てる、人材育成の意味も込めてCAMPの活動がある」とCAMPの方はお話されていました。

CAMPのWSを体験してみよう。
CAMPの心について学んだ後はCAMPで小学生低学年向けに実際に行われている、「しょくぶつ・くうそう・図鑑ワークショップ」の短縮バージョンを小学3年生の心に戻って体験しました。
どこか見知らぬ島から届いた植物の”種”を観察して、イメージを膨らませながら植物を創造し、画用紙やモールなどを用いて実際に作ってみるというワークショップです。
CAMPのWSはすべて、2人以上の複数名で”ものづくり”を行なっています。その理由は人は一人ではなく、沢山の人と支え合って生きている。自分の意図を相手に伝えられる力を養ってほしいという思いが込められているそうです。
今回のWSも二人一組。今日一緒に空想の植物を創るパートナーはくじ引きで決めます。
今日の私の運命のお相手は…なんとMMの横田さん!
これには二人揃って、CAMPの方も驚く運でした。

この作品は私と横田さんが創りあげた植物、その名も「アクア・メーカー」です。この植物はどんな植物かと言いますと、種を植えるとその場所から雲が発生し、空へ上り、雲に水を貯めて雨を降らせる”雨の華”です。発表前の最後の1秒まで作り続けました。
その他にも様々な色・形・素材の種から発想した個性的な作品が完成しました。



実際の子どもWSを見学してみよう。
今回の研修会は秋葉原で開催されたのですが、たまたま同じ会場、同じ時間帯でCAMPの子どもWSが開催されていたため見学をさせていただきました。
今回のテーマは『かみかみハンズワークショップ』です。誰の手だろう、どんな特徴があるだろうという”さわりごごち”を大切にしたWSです。発表会では氷のようにつるつるな手や、チンパンジーのようにもじゃもじゃな手、外敵から身を守る毒針を持った手など個性的な作品が多く見られました。

子どもの気持ちになって考える。
いよいよ研修会も終盤です。
さきほど体験した「くうそう・しょくぶつ・図鑑ワークショップ」を子供役・大人役に分かれてロールプレイングを行いました。
十人十色というように、たとえ双子でも子どもは一人ひとり異なる個性を持っています。その子どもとWSを行うときには大人には予想できない何かが起こる可能性が十分にあります。
そんなときに私達はどのように対応したら良いのかを学ぶためにロールプレイングを行います。
子ども役の人はそれぞれ割り当てられた役になりきり、大人役、つまりファシリテーターの人はどのように対応するか事前に作戦会議をした上でロールプレイングに望みます。
「発表中に誰かがちょっかいを出してきたらどうする?」「道具の説明中に道具で遊び始める子どもがいたら?」「途中で体調が悪くなった子がいたら?」など様々な場面を想定して行いました。
ロールプレイング中は、「子どもには今必要な情報だけを伝える」「夏場は熱中症に配慮して室内でもこまめに水分補給の声かけを行う」など些細に見えるけれ大切な工夫について実体験として学ぶことができました。

おわりに
今回の研修会で個人的に最も印象的だったのは、ファシリテーションは人と人とがつながるツールであり、使い方やその可能性は非常に自由度が高いということです。活用する場所、人に合わせて活用していければと思います。
今週末に開催予定のMM通期WS第3回目では、MMメンバーの研修の成果が見られることでしょう。

最後になりましたがCAMPの皆さん、ありがとうございました。

それでは最後までブログを読んで下さった皆さん、寒暖差が激しい日が続きますので体調にはくれぐれもお気をつけ下さい。

2012年7月11日水曜日

●○ NPO法人Motivation Maker公式メールマガジンVol.9 ●○

MMモチマガ第9号です。

先週末は七夕でした。東日本の天気は少し残念でしたね。
みなさんはどんな願い事をしましたか?

●○ 最近のMM ●○

1. 通期第2回WS開催しました!

・7/1(日) 研究者体験「身の回りにひそむ不思議発見の旅」
前回のモチマガでお知らせした第2回ワークショップが終了しました!
今回のモチベーションリーダーは沼田逸平さんです。沼田さんは東京大学で文化人類学を現在勉強しています。文化人類学とは、別の世界で暮らしている人を観察して、生活を一緒に体験して、どういう違いがあるんだろう、どうして違いが生まれたんだろうと、考える学問です。

そんな沼田さんとの今日の約束は
「当たり前」は禁止!「どうして?」は大歓迎!です。

上野科学博物館を探検し、色々な「どうして?」を見つけてもらいました。
「どうして?」をみんなに発表して、他の人も「どうして?」と思ったものを見つけた人が優勝です。
今回の優勝は、25票を獲得した、この質問!
「隕石は宇宙のどこから来て、なんで割れないのか?地球にある石とどう違うのか?」
でした!
さてさて、この疑問に答えられる人はいますか?隕石のなぞを知っている方、ぜひMMに来てみんなに教えてくださいね!

2. MM活動拡散中です!

・i.club、科学未来館WS…コラボ企画ぞくぞく発表中
①以前のモチマガでも紹介したi.clubの活動がセーブ・ザ・チルドレンのブログで取り上げられました。
「Restart Japan × Motivation Maker 協働プロジェクト 気仙沼の中高生からはじまる地元密着イノベーション・クラブ i.club 未来の地元のイノベーターへの第一歩。始まります。」
http://www.savechildren.or.jp/scjcms/sc_activity.php?d=870
今回の参加対象者は気仙沼に住んでいる中学生・高校生のみなさんです。
お知り合いの方にもぜひ紹介してくださいね。
②2011年度下期に実施した
「研究者体験!不思議を見つけるちからをつける@科学未来館」
http://motivation-maker.blogspot.jp/2012/03/blog-post.html
みなさん覚えていらっしゃるでしょうか?
実はMMメンバーと科学未来館との出会いは、このWSの少し前、1月6日に科学未来館で実施されたウメサオタダオWSでMMメンバーの風間正利さんが、科学未来館フタッフの桑子さんとお話をしたところから始まります。
http://www.miraikan.jst.go.jp/cgi-bin/pg/umesaotadaoalbum/album.html?q_file=.%2Fimg%2F04_20120106%2F04_photo.jpg

そこでのお話をきっかけに科学未来館×MMの企画が始まりました!
そして出会いから6ヶ月後の今、ついにワークショップのお知らせができるようになりました。
ワークショップ「探検!未来館」~2050年のタネを探せ~
http://www.miraikan.jst.go.jp/friendship/event/120707167154.html
今回の募集は未来館の会員様向けになりますが、今後も継続して科学未来館×MMの活動は続いていきますので、情報要チェックです。

3. モチコラム

・メンバーからのお便りコーナー。コードネームはYJ!

モチコラム 金子遥洵の巻 ~汗をかきかきじっくり本を読もう~

みなさま、こんにちは。モチベーションメーカーの金子遥洵です。下の名前は「ようじゅん」と読みます。最近のは名前の漢字を取って「YJ」と呼ばれています。
夏が日に日に近づいて、蒸し暑い日が増えてきました。この原稿を書いている時点ではまだ6月で梅雨真っ盛りですが、皆さんのところに届く頃にはきっと梅雨が明けているかもしれませんね。

僕は、埼玉県川口市というところに住んでいます。
昔は鋳物工場が盛んだった街ですが、今ではマンションがたくさん立ち並ぶ街になりました。川口駅の近くにはショッピングモールが4つもあるそうです。
本が好きな僕は、現在メディアセブン(http://www.mediaseven.jp/)という文化施設を手伝っています。図書館の隣にある施設なので昼休みにすぐに本を借りられてとても便利だなと感じています。

もともとインドア派な僕は雨の日が好きです。休みの日は喫茶店や家でじっくり本を読むのが習慣になっています。本を読んでいると別の世界に行ける気がして、ついあと1ページ、と夜中まで読んでしまうこともしばしばです。
本好きといっても、決してずっとこもっているわけではありませんよ。
外で読むのもなかなか乙なもので気に入っています。以前山手線に一日中載って本を読むということをしましたが、かなりはかどりました。この企画のコツはうまく座ることです。山手線は一周ずっと乗っているとかならず座れますよ。休みの日は神田神保町で古本屋めぐりをしたり、初めて降りた駅ではつい本屋さんを探してしまいます。少し季節外れですが、何年か前の文化の日に、後輩を2人連れて神保町で買い物していた僕は安売りされている建築の図面を大量に買い込み、両手に本がたくさん入った紙袋を提げている状態でした。こんな姿が珍しく思われたのでしょう、なんとテレビの街頭インタビューを受けてしまいました~。放映時間はわずか1秒ほどだったのですが、本が好きで良かったなと思えた瞬間でした。

本好きが長じて、最近ではMotivationMakerのメンバーである風間さんの紹介で、山梨県甲府市にある春光堂書店という本屋さんの大使に任命され、本屋さんのあたらしいかたちを考えるのを手伝っています。

本の世界に入り込むのが好きでしたが、じっくりと読みふけっているうちに今では本を通じて世の中とかかわることができています。好きこそものの上手なれとはまだ行きませんが、これからも自分の好きを追求していけたらなあと思っています。
これからどんどん暑くなりますが、好きなことに没頭しすぎによる水分の取り忘れにはご用心です。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。