Motivation Maker Partner 榊原です。
先月9月23日にMotivation MakerのWorkShop
「LEDで、光のプレゼントをつくろう!」
秋雨の降る東京大学に集まってくれた15名の「未来の大人たち」と一緒に、LEDをつかったものづくりWSを行いました。悪戦苦闘しながらも、子供たち皆が自分で企画して、設計図を描いて、見事にそれぞれ違った個性的な作品を完成させることができました。
さてさて、
今回は、単純にLEDで電子工作という課題ではなく、
子供たちに「光のプレゼントをつくろう!」という課題に挑戦してもらいました。
思春期の子供たちには、身近な人に自分でものをつくってプレゼントするなんて機会はほとんどなく、初めはとまどっている子も多かったなという印象です。
が、
いったん作りだしたら、眼の色を変えた未来の大人たちから次々と多様性に富んだアイデアが生まれ驚かされました。そして、最後には、それぞれが、自分の大切な人たちに素敵なプレゼントを作ってくれました。
■今回のテーマ
さて、今回何が伝えたかったというと、
もちろん電子工作が楽しい、とかモノ作りが楽しいとかそういった側面も感じてほしかったのですが、
大きくは2つ!
・夢を形に、実現する力
・ものづくりの本当の意味
■夢を形に、実現する力
今回は、たまたまモノづくりという形でしたが、未来の子供たちには自分の思いを実現する力をつけてもらいたいなと常々思っています。小さいころってやりたいことがいろいろありましたよね?
でもいつの間にかなくなってしまっています。なんででしょうか?
僕は、小さなことでもいいから、自分で夢を描いて、それをかなえる、という作業をする機会が少ないからだと思います。身近にいる目標に向かって突き進んでいる人の話を聞くと、小さなころあれをやった、これをやったという、小さな実現の積み重ねを感じます。小さな、夢の実現の積み重ねが、いずれ大きな夢の実現につながると思っています。
そういった理由で今回は、子供たちに作り方の指南は最低限だけ与えて、あとは皆で考えてもらいました。LEDでWSをやると言ったら、きまりきった電子工作のWSを開催したら、楽しい電子工作を体験でき素晴らしいWSが開催できたかもしれません。
でも、
僕たちのWSは敢えて、つくるものの詳細を決めずにできるだけ自分で考えてもらいました。
自分の力で、描き・実現する。
子供たちには少し大変だったかもしれないけど、自分たちで何をあげたいか考え、(思いを描き)、それを形にしてもらう(かなえる)経験ができたのではないかと思います。
今回のWSが未来の大人たちの夢の実現力を少しでもサポートできればと思います。
■ものづくりの意味
それからもうひとつのこだわりとして、プレゼント作るということ。相手を意識してもらいたかったということです。。
僕自身、エンジニアという仕事は、もちろん楽しくてやっている部分も多いですが、目標は生活を豊かに・楽しく・幸せにするものをひたすら作り続けていくことだと思っています。
ただ、自分が好きなものを作ればいいわけでなく、常に使い手のことを考えて作っていくものだということ。だからこそ、その仕事には大きな責任と同時にやりがいが生まれるということ。
そこを、身近な人にプレゼントを届けることで、少しでもいいから感じとってもらえればと思いました。
作り手の思いが、形になって届けられた時、
受け取り手が喜んでくれる、楽しく使ってくれる、生活が便利になる。
それこそがモノ作りの醍醐味だということが少しでも子供たちに伝わったらないいなと思っています。
■終わりに、
未来の大人たちとの約半日のWSで僕自身も多くのことを学ぶことができました。
例えば、子供たちの創造性。僕の予想をはるかに超える作品群ができあがりました。よく言われる話ですが、子供創造性は無限大です。夢と楽しさと思いに満ちたプロダクトばかりでした。
また、モノ作りの楽しさも再確認した気がします。
子供たちと一緒に悩んで、あーでもないこうでもないを繰り返しました。
実際にものが出来上がった時には、自分の作品でもないのに、ついつい嬉しくなってしまいました。
そして、一番感動的だったのは、
部屋の明かりを暗くして、皆のLEDのプレゼントに光をともした時。
とても幻想的で印象に残る風景でした。きっと子供たちの胸にも強く刻まれ、彼らの
モチベーションに光がともったのではないかと思わせる素敵な時間でした。
今回のこのWSを成果として
未来の大人たちが「自分で大切な人にものを作った」という自信を胸に刻み、一歩自分の目標に向かって前にすすんでくれたことを願ってこのエントリーの結びとさせていただきます。
■追記:
これからのMotivation MakerのWSにも乞うご期待!
次回は11月を予定しております。
本サイトに、今回のRTP(Real Time Paper)があります。
ごらんください。
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