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2012年6月30日土曜日

5/19(土)『発明家体験!ひらめきを創る、3つのミカタ』を開催しました。

皆さん、こんにちは。
Motivation Makerパートナーの砂子田舞です。
少し遅くなってしまいましたが、5月に開催したスペシャル・ワークショップ、「発明家体験!ひらめきを創る、3つのミカタ」についてお伝えしたいと思います。


はじめに
MMではSCSK社の社会貢献プロジェクトのCAMP様と互いの強みを生かしたコラボレーションができないか?というコラボレーションプロジェクトが進んでいます。今回はその一歩としてCAMP様で普段実施されているワークショップ(=WS)にMMエッセンスを入れて実施しました。
当日はCAMPのお姉さんとしてWSを見学して頂きました。


モチベーションリーダー

皆さんの身の回りにはどんな生き物がいますか?土の中に潜るミミズや、空を飛ぶスズメ、水の中を泳ぐフナなどちょっと見渡してみるといろんな生き物がいますね。実は私達の身の回りには生き物の”すごいところ”を生かした発明品がいくつもあります。今回のWSでは生き物の”すごいところ”を活かした発明品を考えてもらいました。

子どもたちの興味をきゅっと刺激するモチベーションリーダーを私(砂子田)が努めさせて頂きました。
2011年度上期通期WS 第3回目に「我が家の”新”定番メニューをつくろう!」にてモチベーションリーダを努めさせて頂き、今回が2回目となります。
食のプロとなるべく大学で栄養学を専攻している私が前回は「食べることは生きること」について伝えました。私達がご飯を食べて元気でいられるのは、”すごいちから”を持った動植物の命を頂くことにより、私達の身体にも”すごいちから”を分けてくれているからです。
今回は「食べること」よりもう少し広く考え、”生き物のすごいところ”を生かした発明品を考えてもらいました。

発明家への道のり、ヒントとなる「3つのミカタ」って?
今回のワークショップでは生き物の”すごいところ”と生き物にちなんだ『3つのミカタ』を使って発明品を考えました。
ステップ1:鳥のミカタで広く遠くをみよう!
ステップ2:虫のミカタで近くをじっくり観察しよう!
ステップ3:魚のミカタでちょっと先のみらいを創造しよう!
そして3つのステップで完成した発明品を最後に発表してもらいました。
今回はお子さんが発明品を作り、親御さんには当日の記録と振り返りを兼ねたMM新聞を作成してもらいました!MM新聞は、WSに参加した方はもちろん、WSに参加していない兄弟や友達に発明家体験について伝える時にも役立ちますね。





ステップ1:鳥のミカタで広く遠くをみよう!
最初に3グループに分かれて自己紹介をし、一緒に発明品をつくるチーム名を考えました。
そして次に鳥のミカタ、鳥が広く遠くを見るように生き物の”すごいところ”について考えていきます。
それぞれのチームに模造紙とペンが配られ、「アリ」「イルカ」「サボテン」とそれぞれに生き物のお題が発表されました。
まずは模造紙の中央に○を書き、その中にお題の生き物の名前を書きます。
そして線をひっぱりその生き物のすごいところを□の中に書き込んでいき、次にそのすごいところを持つ他の生き物を○でつなげる…というように連想ゲームを行いました。
たとえば「アメンボ」のすごい所は→「水の上で生活できるところ」→水の上で生活できる他の生き物は?→「ハスの葉」→ハスの葉のすごい所は?→「水をはじくところ」というようになるべく沢山の生き物のすごいところを探して行きました。

ステップ2:虫のミカタで近くをじっくり観察しよう!
次に先ほどの鳥のミカタで探した沢山の”すごいところ”から、発明品に使えそうな”すごいところ”を虫のミカタシートでじっくり掘り下げていきます。
生き物のなまえとすごいところを書き込み、さらになぜそのすごいところを持っているのか、生き物の仕組みや機能について考えました。


ステップ3:魚のミカタでちょっと先のみらいを創造しよう!

虫のミカタシートでじっくり考えた”すごいところ”を生かした発明品は、どんな人が、どんな場所でどのように使うのか、どのような形をしているのかについて魚のミカタシートを使って考えました。そしてシートの内容をカタチにするべく、画用紙やセロファン紙、モールなどを使って発明品の模型を組み立てていきます。






サボテンの乾きやすさを利用した、曇らないメガネ
発表会で思いを込めて作った発明品を実演しながら他の参加者や親御さん、MMメンバーに伝えていきます。
トビウオの羽の構造を利用して背中につけて空を飛ぶ帆や、人間と犬の物の見え方の違いを利用して図書館で探したい本を色別に即座に見つけるメガネ、象の鼻を利用した満員電車で落し物を拾う手など様々な生き物の”すごいところ”を活かした発明品を発表してくれました。







さいごに
限られた時間の中で”生き物のすごいところ”を活かした面白い発明品が数多く生まれました。
今回私が最も伝えたかったことは、『身近なものをちょっと違うミカタで見る面白さ』です。
朝玄関のドアを開けて外を見渡せば、実はいろんな生き物がいるはずです。その生き物の”すごいところ”はどこだろう?生き物だけではなく、他の物の”すごいところ”ってなんだろう?と考えながら過ごすと、毎日がちょっと楽しくなるような気がしませんか。
そんな小さなわくわくを身近なところに増やせたらいいなと願っています。

2012年6月28日木曜日

5/27(日)エンジニア体験「未来ののりものをつくる」 2012年通期WS#1


皆さん、こんにちは。Motivation Makerの榊原直人です。
少し遅くなってしまいましたが、先日の2012年度通期WSの第1回目「未来ののりものをつくる」のレポートをいたします。
実は、私が主催するエンジニア体験シリーズは今回で第3回目です。これまでは、「LEDを使ったプレゼント」や「分解から学ぶものづくり」を行ってきましたが、今回は、子どもたちに未来ののりものを作ってもらいました。

  
オープニング「MMの紹介」
今日は2012年度上期のMM通期ワークショップ(以下、WS)のスタートの日です。殆どの子どもたちや親御さんは、MMのWSに参加するのが初めての方達です。MM岩
田拓真さんから、MMについての紹介プレゼンテーションからスタートしました。


モチベーションリーダー
皆さんの好きな乗り物はなんでしょうかWSではは、皆さんに未来ののりものを考えてもらいました
実は私(榊原)は大手家電メーカーでテレビを設計するエンジニアのお仕事をする傍ら、2011年に週末に友人たちとWhillという車いすに取り付ける未来ののりものを開発し東京モーターショーという未来ののりものの展示会に出展いたしました。今回は、子どもたちにもちょっとしたエンジニアの体験をしてもらいたいと思いWSを企画しました。ちなみに、Whillは、テレビや雑誌にも取り上げられて話題になりました。近い将来皆さんの身の回りを走っているかもしれませんね。

 
皆のニックネームは?自己紹介です。
WSはまずはグループでの自己紹介から始まりました。シートに自分の好きな動物や好きな色、いってみたい所、好きなのりものを記入していきます。また、それぞれ自分
が呼んでもらいたいニックネームも決めてもらいました。次に、皆の好きな乗り物を、スピードが遅い⇔早い、その乗り物がある場所は低い⇔高いで整理してみました。


未来ののりもののつくり方は?
未来ののりものは、3つの手順でつくられました。
「考える」 皆でのりものについていろいろ考えてみよう!
「調べる」 身の回りの製品を分解して、未来ののりもののアイデアを得よう!
「作る」、 実際に手を動かして作ってみよう!
そして最後にはできあがった製品を「発表」してもらいました。

そして、エンジニアの掟も発表されました。
「①楽しむこと」
「②あきらめないこと」
「③助け合うこと」
よく観察すること」
「⑤整理整頓すること」
恒例の5か条です。これが守れればあなたも立派なエンジニア!?

Step 1 考える:乗りもの・コトを調べる。
まずは今ある乗り物について、シートを使って調べました。
自分の好きなのりものを選んでもらい、その乗り物を使った時の体験や仕事、特徴を書いてみました。
普段何気なく使っているのりものですが、じっくりどんな経験を与えてくれるか考えてみてください。
ただ単に移動するというだけでなく、いろいろな経験を与えてくれますよね?
じっくりとそれぞれの乗り物に対して、「コト」を抽出してもらいました。


Step 2 調べる:身の回りのものを分解をする!
次に体重計やドライヤー、リール、プリンターなど、身の回りのあるものを皆で分解をしました。
例えば、ノートパソコンを解体してみると、大きな一つの電池と思っていたものは、実はさらに分解でき、小さな電池が複数入っていることが分かりました。
分解が難しいものもありましたが、皆さん工夫して一生懸命分解し調べていました。

ちょっと余談ですが、もし家にいらない製品があったら、分解して中を調べてみてください。
例えばドライヤーを分解してみると、モーターがあってファンがあって、電熱線があって。。。みたいに普段の使用シーンからは想像できないいろいろなものが詰め込まれています。理科の授業でならうことが実際にはどのように使われているのかを身近に感じることができます。近くのリサイクルショップにいけば不用品を安く買うことができますよ!


Step 3 作る:未来ののりものを想像する!作る!
「未来ののりものシート」にアイデアを描いていきました。製品名、説明、機能などが描かれました。MM菅野さんは事前に自宅にてプレイステーションを分解して、その部品をヒントに、のりもののアイデアを考えてきていました。その製品名は「シーステーション」、街ごと海に浮かび進むことができる超大型シップ!子どもたちも菅野さんのアイデア
に負けないような未来ののりものを集中して考えますそして、できあがったシートのアイデアを実現するべく、先ほど分解したものの部品をつかって、実際に組み上げていきます。


PCから作った風の力で飛ぶのりもの
今回は、いろいろなおもしろい未来ののりものが作られました。例えば、ノートパソコンの部品をつかって風力で飛ぶのりものは、キーボードでコントロールもできます。また、風を後方に押し出して推進力を得るのりものは、ドライヤーの形状を見事に利用しました。


最後に
未来ののりものを発表し合いました。出てきたアイデアは夢の詰まったの素晴らしいアイデアばかりでした。
ものづくりって、泥臭いことが多くて、非常に大変です。
でも、ものが出来上がった時、何かを発見した時は、その大変な作業を忘れるぐらい興奮する瞬間なんですね。
だから、はじめは少し大変でも子どもたちには、是非ものと触れ合う機会を増やしてもらいたい、手を動かしてもらいたいと思っています。
失敗しても成功しても粘り強くものとのコミュニケーションを楽しむことが新しいものを作るために必要なことかなと思います。

2012年6月27日水曜日

●○ NPO法人Motivation Maker公式メールマガジンVol.8 ●○

MMモチマガ第8号です。

沖縄では早速梅雨明け宣言が出ましたね。6月はどうでしたか?
夏がすぐそこまで待ち構えてますね!

●○ 最近のMM ●○



1. 通期第2回WS開催します。


・7/1(日) 研究者体験「身の回りにひそむ不思議発見の旅」
2012年度上期通期WS第2回を7/1(日)に開催します。
参加者枠にほんのすこーしの空きがございますので、ご興味ある方はできるだけ早くご連絡ください。
追って詳細をご案内します。
また、大人の見学も若干名受け付けておりますので、MMの活動に興味がある方もぜひご連絡ください。
ーーー
【実施内容】「研究者体験『身の回りにひそむ不思議発見の旅』」
上野の科学博物館を親御さんとともに、探検し、大人も分からないような、不思議を発見する。不思議を発見すること、それを突き詰めて考えて行くことは、自分の世界を広げて行くこと。
学校では教われない、身の回りの世界からどのように「問い」を立てて行くかについて、世界を観察する方法を東京大学にて学ぶ沼田がご案内します。
【日時】7/1(日)13:00~17:00
【会場】科学博物館
【集合時間】12:45(ワークショップは13:00開始)
【参加費】無料
【留意事項】MMの活動を写真・動画で記録します。氏名は公表しませんが、webなどで顔が認識出来る範囲で公開を予定しております。公開を望まれない場合はご相談下さい。
【申し込み】
参加・見学をご希望される方は、以下のフォーマットに従いinfo@motivation-maker.orgまでご連絡ください。
-----参加申し込みフォーマット-----
・お名前(ふりがな):(※お子さんと親御さん、参加される方全員分)
・電話番号:
・住所:
--------------------


2. 2011年度アニュアルレポート作成中


・一般公開まであと少し、表紙だけ見せちゃいます!
2011年度に行ったWSおよびMM関連イベントが全部1冊につまったアニュアルレポート。7月上旬に発行およびHPなどのWeb上での公開を予定していますが、モチマガを見てくれている方には先行して表紙だけ大公開!
今年度のアニュアルレポートはこんな感じです。
 かわいく楽しく元気が出てきますね。中身にもご期待ください!

 

3. モチコラム


・メンバーからのお便りコーナー。サンタ見習いのあの人から!
こんにちは、昨年度のWS「オランダのXマス」を担当させたいただきました、渡辺たけゆきです。
 昨年大学を卒業、電機メーカー(とモチベーション・メーカー笑)に就職してから、1年が過ぎました。「教えてもらう」という受け身な学生気分がちょうど抜け切り、自分で考えて行動しなければいけない機会が急増。「意外とオトナになるって難しいんだな」と改めて感じ始めている今日この頃です。

 今年の3月、24年間一緒に住んでいた家族のもとを離れ、職場の近くに引っ越しをしました。
 ただし独立と言えど、“ひとり暮らし”ならぬ“7人暮らし”。都内の一戸建てで、最近流行りの「シェアハウス」での生活を始めました。

 始めは見ず知らずの他人と一緒に生活できるか、不安がなかったわけではないのですが。同居人からお醤油を借りたり、一緒に出前ピザを注文したり、庭でBBQしたり、ちょっと人生相談してみたり…っと一人で暮らしではできない事がたくさん見つかった事で、今ではすっかり馴染んでおります。
 同居人のバックグラウンドも様々で、日本人、アメリカ人、スウェーデン人。サラリーマン、開発コンサル、先生、学生...と色々です。家に居ながらにして、異文化交流、他業種交流をやっているような楽しさがあります。

 また他人の生活を近くで見られるというのは刺激的です。私は週末をゴロゴロと過ごしてしまうことが多かったのですが、同居人2人がリビングで資格試験の勉強しているのを見るにつけ、羞恥心と向学心が湧いてきました。
 新居での暮らしは、最近の私のモチベーションです。

2012年6月12日火曜日

●○ NPO法人Motivation Maker公式メールマガジンVol.7 ●○

MMモチマガ第7号です。

先週は日本各地で梅雨入り宣言が出ましたね。
雨の日も晴の日もそれぞれの楽しみを満喫しましょう!

●○ 最近のMM ●○

1. MM総選挙を開催しました。


先週はAKB48総選挙で盛り上がった方も多いかと思います。その時期にMMでは「MM総選挙」を実施いたしました。
MM総選挙、といってもCDを買うわけでもファン投票をするわけでもありません。
MMは昨年秋に法人として認可されました。そして今年はMMの理事改選の年なのです。
これからのMMの更なる拡大を目指して、新たな理事メンバーを決定しました!

岩田拓真遠藤友里恵風間正利、金子遥洵、小菅啓靖、沼田逸平、横田幸信
(50音順)

上記7名が就任致しました。次回のモチマガで代表理事・副代表理事より正式に挨拶をさせて頂きますね。
新しい力が加わった、これからのMMにもぜひご期待ください!


2. i.club準備

・気仙沼で東京で着々と準備中!

5月末と6月上旬にMMメンバーの小川悠さん、横田幸信さんが気仙沼を訪問し、i.club参加対象の地元高校や関係団体の方にお会いし、アドバイスを頂いて来ました。
地元の方のご意見を元に、内容も着々と出来上がってきており、パンフレットやポスター等の準備もこんな感じで着々と進んでいます。
どんなワークショップになるのか、どんな参加者が来てくれるのか、私たちも楽しみにしています!


東北1000プロジェクトの応援もまだまだ受け付けています。
http://www.tohoku1000.jp/projects/detail/?id=74
上記URLより、応援ボタンをポチッとお願いします!

3. モチコラム

・メンバーからのお便りコーナー。MMの名物教授(自称!)から


みなさんこんにちは、MMの榊原直人です。
5月27日にMMの2012年度通期WS第一回の進行役をつとめさせていただきました。
普段は、家電メーカーのエンジニアとして皆様の生活を「楽しく」「便利にする」ものを作っています。

5月のGWに、地元静岡県浜松の浜松まつりに参加してきました。
子供の誕生を祝って大凧を空高く上げるおまつりなのですが、今年は僕のいとこ3人に子供が生まれそのお祝いをしてきました。どの凧も五月の空高く上がり、町内の人皆で今後の子供のすこやかな成長を祝いました。

中でも、僕と同じ年の従妹の娘の凧は、
凧が空中で真っ二つに折れ曲がっても、ふたたび形状を持ち直したり、
何度落ちても無傷で再び大空に戻ったりと、元気でたくましい成長を予感させるものとなり、
僕もおもわずうるっとしてしまいました。(涙)
この浜松まつり思い入れが深くて、大人になって東京で暮らす今でも、「なおと」「なおと君」と中高生からずっと年配の方々まで気軽に声をかけてくれます。小学5年生のころから、この浜松まつりにどっぷりはまっていて、凧の上げ方を教わったり、中高生の監督をしたり、といろいろと貴重な経験をさせてもらいました。このように、地域の人々に囲まれてそだったおかげで、健やかにそだったんだろうなと思っています。

日本には、幸いいろいろな地域に個性に富んだおまつりがありますね。
これから夏が始まり秋にかけて各地で多様な催しが繰り広げられることと思います。
時間があったら、足を運んでみたらいかがでしょうか?
地元の人々が大切にしることを知るきっかけ、地域の人とつながるきっかけ、子供も大人も一緒になって楽しめる場。
自分の身の回りにあふれる素敵な人やことを発見することができますね。