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2010年4月29日木曜日

岩田拓真:「些細なことを褒められて」

Motivation Makerのblogへようこそ。
パートナーの岩田拓真です。
現在、経営コンサルティングの会社で働いております。
Motivation Makerでは主にビジネス面を担当し、
どうすれば持続可能な状態でMotivation Makerの事業を発展させることが出来るかを日々考えています。
「面白いアイデアを実現するのが一番面白い」をモットーに、パートナー同士で様々なアイデアを議論し、少しずつ実行していっています。
このプロセスは本当に難しい分、毎日を刺激的で彩のあるものにしてくれています。


さて、まずはトップバッターとして自己紹介させて下さい。
今日は、小さい頃の原体験について語りたいと思います。


私は、京都で生まれ、22歳までのほとんどを関西で過ごしました。
小学校時代は、サッカー・水泳・ピアノ・そろばん・山遊びなど、かなり活発に動き回っていました。
しかし、行動的な反面繊細な部分も多く、友人と感情的にぶつかって喧嘩をすることも日常茶飯事でした。
自分では気付いてなかったのですが、あくが強いタイプだったのでしょう。
好き勝手に動く、成績も運動もまあまあ、というのが気に入らなかったのか(モテてはいませんでしたが、笑)、
クラスの中心的なガキ大将からは目をつけられていました。
今思えば、もうちょっと方法はあったのでは、と思うのですが、当時は真正面からぶつかっていました。
この頃から、「反抗心」「挑戦する心」といった自分の根源的な部分はあった気がします。


どうしても地元に馴染めなかった私は、中学では地元を離れて大阪の進学校に進むことになるのですが、
それは塾の算数の先生が私のやる気に火をつけてくれたことがそもそもの始まりでした。
徐々に放課後グランドで友達とサッカーをする回数が減り、私はなんとなく「勉強」に活路を求めて塾に入りました。
その小さな塾では、私が問題を解ければ更に難しい問題を解かせ、わからなければとことん考えさせました。
全科目一対一で教えるというスタイルだった(単に生徒がいなかっただけ)からか、
私の興味と実力をかなり考慮して、勉強を教えてくれました。
そこで出会った算数の先生は、「君は数学の才能がある」「考える姿勢が素晴らしい」と毎回褒めてくれ、
これでもかというほど難しい問題を与え続けてくれました。
今思えば、高校レベルの問題も解いていて、よくやったなと思います。
私にとっては、これが自分のモチベーションの原体験です。
紙と鉛筆と論理というシンプルな世界で解を考え、
答えがあっていれば、あっていなくても面白い考え方をしていれば、先生が褒めてくれる。
学校でのわずらわしい人間関係はそこにはなく、自分のやるべきことがそこにはあるような気がしていました。


正直、12歳の少年としては、小学校の友達と遊ぶというほうが健全だとは思いますが、
自分にとってはそれが第一にはなりませんでした。
友達との関係性の中ではなく、自分の絶対的な存在価値を模索していたのだと思います。


私が今Motivation Makerの立ち上げに関わっているのは、
・個性豊かなパートナーがいる
・自分が貢献できる余地がある
といった観点から面白いと感じているからです。
決して、「日本の教育を変えたい、こうしたい」という高尚な考えからではありません。
しかし、自分の経験から「子ども時代にインパクトのあった体験は人生に大きく影響する」というのはなんとなく感じていますし、
どうせなら面白い体験が出来る機会が世の中にたくさんあったほうがいいと考えています。
「未来の大人」の芽はいたるところにあるのです。


これが少年時代を振り返った時の自分とMotivation Makerとの関係であり、私が今ここにいる理由です。
Motivation Makerはまだまだ生まれたばかりで、不足している点も多いかと思いますが、
暖かく見守って頂けると幸いです。
近いうちに皆さんにお目にかかれるのを楽しみにしています!

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