Goedemiddag!(オランダ語のこんにちは)
今回のWSでモチベーション・リーダーを担当しました、パートナーの渡辺たけゆきです。
12月18日の下期第2回目WSでは、私の大好きな国オランダの冬の習慣「シンタクラースとスワルトピート」を体験していただきました。その様子をレポートします。
(シンタクラースのお供のスワルトピートの衣装を着た私。
はじめは私の黒い見た目を「怖い」と言っていた参加者のみなさんが、
WSを通じてオランダ文化の理解を深めることで、徐々に親しみを持ってくれたのがうれしかったです)
参加した親子は15組。さらに、今回はスペシャルモチベーション・リーダーと称しましてオランダ出身のレオンさんにもお越しいただきました。MMメンバーも衣装に着替え、会場の3331アーツ千代田は大いに盛り上がりました。
◆クリスマスってどういうの?
まずオランダのクリスマスの説明に入る前に、「クリスマスってどういうの?」と質問を投げ、クリスマスのイメージを絵に描いてもらいました。
・12月25日にトナカイのソリに乗ってサンタクロースが北の国からやってくる
・靴下を用意して、ツリーの近くに置いておく
・みんなが寝静まった夜にサンタクロースが煙突から家に入ってきてプレゼントをくれる
・クリスマスツリーや綺麗なイルミネーションを飾る
・家族でチキンやケーキを食べる
・ゲームソフトを買ってもらう(!?) などなど
「あるある~」とみんなが口を揃えるクリスマスのイメージばかり。特にサンタクロースの絵がたくさんでてきました。「クリスマス=サンタクロース」「いつもよりちょっとご馳走」「きれい!楽しい!」というのが、だいたいみんなが持っているクリスマスのイメージのようでした。
でも、私たちのこのクリスマスのイメージは他の国でも一緒なのでしょうか?
◆ クリスマスは世界中同じ?
幼少期をオランダですごした私や、オランダ人のレオンさんにとって、クリスマスのイメージは少々異なります。
このセッションでは写真やビデオ、クイズ、そしてレオンさんへの質問を通して、オランダの風習について知っていただきました。さて、日本のクリスマスと、どんなことが違うかな?
・(サンタクロースじゃなく)シンタクラースとお供のスワルトピートたちが、スペイン(南の国)から蒸気船に乗ってやってくる
・シンタクラースが来るのは11月の中旬。3週間滞在した後、12月5日にはスペインに帰る
・ツリーを飾るクリスマスは25日にまた別途におこなう
・ロバに乗っていて、家だけでなく学校にも来る
・シンタクラースたちがオランダにやってくるときは、TVで中継される
(外部サイト http://www.youtube.com/watch?v=gRUDf4TNb1A)
・プレゼントやお菓子、ペップノーテンというクッキーをくれる
(みんなにも試食していただきました)
このように、オランダと日本ではクリスマスのやり方が少しずつ違います。
毎年夏に行われているサンタクロースの国際会議の写真をインターネットで見つけました。こちらの写真ではサンタクロースの衣装が国によって違っているほか、サンタではない人、例えばドイツのクネヒトルーブレヒト(通称ブラックサンタ!)やオランダのシンタクラース&スワルトピートなどが写っています。
クリスマスと一口に言っても、国によってお祝いの仕方は異なるのですね。
◆オランダのやり方でサンタクロースに「ありがとう」を伝えよう
日本では家にサンタクロースに来てほしい子供は、靴下をツリーの近くや枕元に置いておくのがポピュラーです。
しかし、オランダではロバのエサ(バケツ1杯の水、ニンジン)、シンタクラースやスワルトピートへのお茶や茶菓子、感謝の手紙などを用意することが習慣となっています。プレゼントを配っている彼らの労をねぎらい、「ありがとう」の気持ちを伝えるためです。
「プレゼントを持ってきたのに、靴下が置いてあるだけなんて!サンタクロースってかわいそう」っと (私は個人的に)思ったので、参加者のみなさんにサンタクロースに感謝を伝えるにはどうしたら良いかを考えていただきました。
サンタクロースが喜ぶ「ありがとう」のプレゼント案をポストイットに描いて木靴の中に入れてもらいます。さてみんな、なにを描いたのかな?
(発表の1コマ。照れながらも、みんなどんどん発表の仕方が上手になっています。ちなみに右は普段はイケメンの岩田ピート)
・ソリ用ストーブ (サンタも足元は冷えるに違いない)
・手紙
・ホッカイロ、マフラー
・あたたかくて、おいしい草 (トナカイのエサ)
・スマホ (あると、便利)
・マッサージ機(あげないけど)使ってください
・ケーキ(夜に働くサンタも食べたいに違いない) などなど
サンタさんが何に困っていて、何を必要としているか。自分はどんな気持ちを伝えたいかなど、理由がしっかり伝わってくる答えが多くビックリしました。
◆同じやり方で「ありがとう」を他の人にも伝えてみよう
こんどは同じように普段お世話になっている人に「ありがとう」を伝えてもらうことにしました。
「ありがとう」を伝える相手として、家族、特に親御さんをあげる児童が多くいるのが意外でした。
クリスマスはふだんは照れくさくて言えない「ありがとう」を言いやすい日。ぜひ、お世話になった人にありがとうを伝えてあげてください。
◆親御さんにも「ありがとう」をお子さんに伝えていただきました
子どもが作業しているその裏で、保護者の方にも「ありがとう」と子どもの1年間のがんばりを褒めるクリスマスカード(通称モチ・クリカード)を書いていただきました。
子どもたちの反応は??
(モチ・クリカードを手渡す様子)
◆今回伝えたかったこと
・国によって文化や習慣が違うこと(オランダのクリスマスと日本のクリスマスはちょっと違いました)
・「ありがとう」を伝えよう(25日のクリスマスはぜひ「ありがとう」を伝えてください)
◆私からもスペシャルありがとう
・今回のスペシャルモチベーション・リーダーとして大活躍&大人気だった身長204cm、オランダ出身のレオンさん
・レオンさんを紹介してくださり、また衣装の貸し出しやイベントの視察を受け入れてくださった在日オランダ人サークルNKK と、担当してくださったモニークさん。
・会場であるアーツ千代田のみなさん
・MMメンバーとサポートメンバー
・参加してくれたみなさん
本当にありがとうございました。
Dank u wel.
Prettige Kerstdagen en een Gelukkig Nieuwjaar♪
(オランダ語:ありがとう メリークリスマス&ハッピーニューイヤー♪)
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