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2010年5月1日土曜日

榊原直人:「Where is your sense of adventure???」

Motivation Maker Partnerの榊原です。
現在は大手家電メーカーで機械系エンジニアとして日々を過ごしています。2009年冬に東京大学ischoolを通じ、この多様なMotivation Makerのパートナーとめぐり合いました。主にMotivation Makerの内部のシステム担当として参加させて頂いております。人生のキーフレーズは”Where is your sense of adventure???”。何事にも冒険心・好奇心をもって生きたいですよね。チャレンジ精神&やる気。

僕がMotivation Makerというこの活動に参加している理由を、僕の生い立ちを含めて、背景をちょことだけ説明させてください。
(すみません、かなり長くなりました。)

■子供の生誕を祝う浜松
生まれは、静岡県浜松市。この町には、「浜松まつり」と呼ばれるまつりがあります。日本の「まつり」ってその多くが、その起源を少し神聖なところに求めますよね。しかし、この浜松まつりの素敵なところは「子供の誕生を地域皆で祝う」というコンセプト。(それを忘れて飲んだくれている人も多いですが。。)子供の日を含んだ5月のGWには、浜松をあげて子供たちの誕生を祝います。地域皆で子供たちを育てるという風土をもった地で、両親、先生、そして周囲の大人たちに支えられて無事に成人することができました。
(実は、東京に住居を移した今でもこのすばらしいコンセプトに共感していて、今年の5月のGWも浜松の大空に子供の名前の入った大凧を揚げにいきます。(5月1日現在))

■僕の好奇心を形成した人生
僕の父は、会社員として働く傍ら、親戚や周囲の子供たちを連れて山や湖いろいろな土地へ連れていってくれました。
空手の師範として活動し、子供たちや若い学生に熱心に空手とその心を説きました。地域の子供ソフトにも積極的に参加し、子供たちに楽しく、時に厳しく指導しました。
また、母は母で、どこからともなく、多くの歴史の漫画本や、科学の本を手に入れてきて僕たち兄弟にあたえてくれました。
二人の両親は常に僕の好奇心を大きく刺激してくれました。

そんな、家族に与えられた経験で一番記憶にのこっていることは、小学校5年生の僕と兄(中1)、友達の3人を夏休みに4週間も僕ら子供だけでNZでホームステイをさせられたことです(笑)。
英語も分からないまま、なんとか生活をし地域の学校にいったり、小さな工場にいったり、その当時は特に何も感じませんでしたが、今振り返ってみれば人生の大きな転機だったのではと感じています。
それを機に異文化に興味をもち、20代になってからその気持ちを抑えられなくなりました。。。。後述。

■人生の転機
高校1年生の時に、若い僕の人生に大きく影響を与えた父が亡くなりました。
当時、父の友人がどこかで言っていました。僕の父がよく 「人を残せ」と言っていたと。
「はっ」とする瞬間。
その言葉は、父の人生を十分に明確に説明するものであり、初めての父の活動の意図を理解できました。
僕、そして、周囲の子供たちの人生を豊かにするために、いろいろな活動をしていたのだと。
父の生き方はその後の僕の人生の手本の1ページに記されました。
僕も父のように自分も楽しみながら、ポジティブな影響を他人に与えられたらいいなと。

■アメリカの大学院へ
その後も、周囲の友人と大人に恵まれた僕は何不自由なくすくすくと育った僕は、興味のあった工学部の機械系の学問を専攻し、
大学院では小さな頃から夢抱いていた異文化交流を生活レベルで体現するべくアメリカのテキサス大学の大学院に進学することを決意しました。

テキサスでの大学院の2年間をCollegeHouseという学生寮で過ごしました。Students Owns, Studens runs. その寮は完全に学生だけで運営されていました。
100人にもおよぶ仲間との共同生活で必要なのは、お互いに尊重しあい、補完しあい、助け合うという心でした。
自分な得意なことは積極的に行う。できないこと、知らないことは他人に自力解決を目指しつつもちょこっとだけ助けてもらう。
気軽に他人の知識や経験を共有してもらえる社会。そんな社会が実現できればもっと自分も成長できるし、周囲も成長できると肌で感じました。

■最後に
長くなりましたが、簡単にまとめると、
・幼い頃のいろいろな経験が僕のいろいろな好奇心をはぐくんだ
・その経験は、父親であったり社会であったり周囲の助けによるものであった

僕の人生を豊かにしてくれたこの社会に、少しでもいいからできる範囲で何か還元したい。
僕が経験した様々なことを、これからの未来を創造していく未来の大人たちと共有したい。

そんな思いをかなえてくれるのが、このMotivationMakerという活動であると信じています。



少し固くなりましたが、
このMotivation Makerが未来の大人たちがわくわくするような体験を提供し、元気いっぱいのやる気を創出できるよう、僕も元気に頑張りたいと思います。
それではこれからもよろしくお願いいたします!!!

--- Where is your sense of adventure??? = naotosakaki ---

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