-->

2010年12月15日水曜日

「インドネシアにピン・トゥ・ク・マナ・サジャ!(どこでもドア!)」

こんにちは。
Motivation Maker サポーター 砂子田です。


冬の寒さの中にぽっかり晴れた12月12日、世界人と出会うワークショップ「インドネシアにピン・トゥ・ク・マナ・サジャ!(どこでもドア!)」を子供さん6人、親御さん4人で開催しました。



















今回の講師は、インドネシアからの留学生のロディアン・ギブランさんです。ギブランさんはインドネシアで生まれ、幼少期の1年間アメリカで生活、現在は千葉大学工学部で手術を支援するロボットの勉強をしているユーモアたっぷりな方です。




[知ってほしかったこと]
今回のワークショップのテーマは「自分を知る、他人を知る方法を学び、体験する」でした。

同じ国でもそれぞれ個性を持った人がいて、国が違えば文化も違う、もちろん意見や考えも違う、そういう当たり前のことを自分の中で理解してもらうきっかけになったらなというメッセージが込められています。


[ワークショップの様子] *まずはじめに「自分を知る」ために、自己紹介を行いました。

自分は何に興味があるのか、何を考えているのかを円グラフで描き、それを人に説明します。
ここで、早くも個性が現れました。円グラフを3当分ほどに区切ってざっくりと話す人もいれば、数え切れないくらい細かく区切って説明しようとする人もいる。少ない人数だけれども、やっぱり恥ずかしがる人もいれば堂々と話す人もいる。

この自己紹介を通して、「自分と他の人は考えていることが違う」ということと、どちらが「良い、悪い」ではなくそれぞれの個性なのだからそれでいいのだよ、ということを感じることができたと思います。

*続いてギブランさんの幼い頃から現在までのお話。色々なお話がありましたが、そのひとつを紹介します。




インドネシアではサッカーは素足でやるそうですが、私達が驚いたのは靴がないから素足でやっているのではない、ということです。日本ではサッカーをするとき、足を守るために靴を履きますね。しかし、インドネシアの人は靴やスリッパでサッカーをしたら靴が悪くなってしまうからサッカー場までは靴を履いていき、スポーツは素足でするのだそうです。足を守るか、靴を守るか…考え方や生活環境の違いに興味を持つきっかけになりますね。



*お菓子で食文化体験
大久保にある東南アジアの輸入食品店で購入してきました、数々のお菓子と飲み物。





断食明けにお祝いで食べられるというパイナップルのジャム入りクッキーは、年に一度だけ食べられ、他のお菓子よりも高いことから特別なときのための、最もポピュラーなお菓子だそうです。

「断食って何?」「どうして断食をするの?」「どのくらいするの?」「私なら耐えられないよ。」」「お祈りはするの?」「毎日夜明け前に起きるの?寝坊は?」と、お菓子一つから子供たちの疑問もどんどん出てくるようになり、異文化に興味を持つことができました。ギブランさんは一つ一つの質問に丁寧に答えてくれました。



*伝統的な楽器の演奏で五感で感じよう



インドネシアで古くから伝わる楽器アンクルンの演奏体験です。アンクルンとは2,3本の竹筒を、細い枠組みに吊り下げ、枠を小刻みに揺らすことで音を奏でる楽器で左手で竹筒を支え、右手で振動を与える楽器です。ひとつの楽器で一つの音程のみを発するため、大人数で演奏されます。
ギブランさん指導のもと、音出しから、音階と練習し、最後にはきらきら星とドレミの歌を参加者の皆さんとMotivation Makerメンバーの15人ほどで演奏することができました。

練習は1時間と短い時間でしたが予想以上に腕の疲労は大きく次の日筋肉痛になった方もいらっしゃったかもしれませんが、初めて触れる感覚、耳に届く音から何か感じてもらえていたらなと思います。




下のシートは、帰りに配布された、「宿題」・・・ではなくて、「お土産」です。笑




「水をきれいにする機械を書いてみよう」
「自分が興味があることって何だろう?」
「自分の夢は何?」

皆さん、書いてみましたか?

照れくさかったら書かなくて想像するだけでもいい、少し考えてみて下さいね。



[終わりに]
ギブランさんから、未来の大人たちへ、3つのメッセージを頂きました。
家族を大切に
色々なことに挑戦して
夢を持とう

ギブランさん、ワークショップではありがとうございました。また、告知に協力して下さった皆様、参加者の皆さん本当にありがとうございました。


以下、は当日の様子を新聞に整理したものです。
今回の作成チームは、等々力さん岩田さんでした!



1枚目

2枚目





 

0 件のコメント: