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2010年12月8日水曜日

モチベーション上げる方法伝授します!

こんにちは、Motivation Maker (MM)パートナーの横田幸信です。


今回のブログでは、「モチベーション上げる方法」について、書いてみようと思います。

MMでは、「未来のおとなに、モチベーションを。」の通り、モチベーションを上げるためのワークショップを小中学生向けに提供しています。

そもそも、「モチベーション」とは?

日本語でいうと、「動機」や「やる気」と訳されることが多いです。

特に、MMでは、短期的なものではなく、およそ3年以上その精神的に充実した状態を維持出来るようなモチベーションを付与することを目指しています。

今回は、私たちMMが子ども向けのモチベーション・ワークショップを企画する際の設計コンセプトについて、「秘密」をご紹介します!!!
このコンセプトは、私たちがインタビューや書籍調査、他教育プログラム調査を経て、整理したものです。

この方法論は、子どもだけではく、大人にも参考になるところも多いものと考えています。



まず、モチベーションが高い状態を理想とするならば、その変遷を「①打ち上げ」と「②持続」の二パターンで考える必要があります。




私たちの調査分析によると、モチベーションが高くなる際は、上記のように短期的に①打ち上げられる時と、比較的長期間②持続している時の二つの特徴ある期間が存在することが分かりました。

①打ち上げ期とは・・・

例えば、誰か人にあったり、誰かの言葉であったり、映画をみたり、本を読んだりという外的きっかけで、感動したり、衝撃を受けたりしてモチベーションが高まっている状態です


②持続とは・・・

特定の外的な理由ではなく、内的な理由によってモチベーションが継続して高い状態です。例えば、部活動に積極的に取り組んでいる状態、資格や試験勉強に持続的に挑戦している状態などが当てはまります。


MMでは、①打ち上げを行い、②持続に繋げることを志向しています。

一般的に、モチベーションを高い状態に保つ際には、①打ち上げ期のみが着目される場合が多いですが、実は、②持続期をいかにして長くするかというのも大切なことです。



では、次に、それらの①打ち上げと②持続をどうやって実現するかということを紹介します。


まず、以下のように、社会全体と子どもの普段見えている領域を表現してみます。

社会全体の中で、子どもが見えている範囲は「狭く」(=θ方向)、「近く」(=r方向)に限定されていると考えて下さい。



モチベーションを上げる方法を考える時には、子どもの視野を、「広く」(θを大きくする)や「遠く」(rを長くする)することを考えてみるとよいようです。


「広く」(θを大きくする)とは、一言でいうと、「日常とは異なる体験や思考」です。

例えば、「旅行」や「自然とのふれあい」、「美術館/博物館にいく」。自分の中に閉じず、他者と接する。普段接することが少ない友人/知人と接する。何らかの気分転換と言っても良いかもしれません。


「遠く」(rを長くする)とは、一言でいうと、「日常の延長上にある過去や未来をみる/考える体験」です。

例えば、子どもだったら野球少年がプロ野球選手に会う。読書好きな子どもが、作家に会うなどです。頑張った先に何があるのかイメージすることと言えるかもしれません。
また同様に、過去の体験や約束を思い出し、モチベーションを取り戻すということも、このrを長くする思考といえます。 



①打ち上げに効果があるのは、θとrを共に大きくすることのようです。
例えば、大人について考えてみると、 
最近、普段接することがないようなプロフェッショナル人材を紹介するようなTV番組等が多くありますが、それはこのようにθとrが大きいものです。


②持続期に効果があるのは、θやrを個別に行っている場合が多いようです。
例えば、大人で言うと、 
自分一人に閉じず、他者とコミュニケーションをとりつつ目標に向かう。普段会わない友人・知人の近況を食事の席などで聞く(=θ) 
自分の専門性の延長にある権威者の講演を聞く。自分の未来/過去について考える(=r)
などでしょうか。


MMの子ども向け教育サービスは、上記のようなコンセプトに基づいて、設計されています。

具体的には、ワークショップにおいてrとθが共に大きな体験をしてもらいます。

またその様子を「リアルタイムドキュメンテーション」と呼ばれる、記録用の新聞や、モノをつくったりして、何らかの「おみやげ」を残すことで、その体験を後日容易に思い出せるようにしています。また、何らかの未来へ向けた目標設定をしてもらうこともあります。
それがrを大きくすることです。

また、親御さんとワークショップに参加してもらうことで、家庭での話のネタを残してもらいます。家庭での話に限らず、もちろん友人知人との話のネタになることも期待しています。そのために、写真を多用した「リアルタイムドキュメンテーション」を残して側面もあります。
それが、θを大きくすることです。



以上、大人の方にも、参考になるところもあったでしょうか??


皆さんのモチベーション高める方法も是非、ご共有下さい!!!

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