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2012年11月12日月曜日

シリコンバレーのオモチャベンチャー - Skallops

アメリカのシリコンバレーより、パートーナーの榊原がお届けします。

先週、シリコンバレーにてレーザーカッターを使った、おもちゃのスタートアップの見学に行ってまいりました。その名は、E&Ms Labという会社で、Skallopsという製品を作っています。この会社は、Kick Starter(キックスターター)という、個人のプロジェクトを支援するウェブサイトで日本円で約600万円人々に支援してもらっています。
http://www.kickstarter.com/projects/1803756771/skallops-build-big

それではSkallopsを簡単に紹介します。
Skallopsは、扇型の部品を使って、レゴのように、自由にトランプなどのカードを組み合わせて、新しい形をつくるオモチャです。使うカードの枚数も、作る形状も自由です。カードを切ったり、曲げたりすることで、さらにいろいろな形にチャレンジすることができます。

このプロダクトで遊ぶことで、
  ①クリエイティビティが磨かれる
  ②物理的な構造への直感が身につく
などの効果が期待されています。

下はSkallopsで作った作品です。






今回は、創業者のひとりであるEvanさんに会社を案内してもらいました。
とても優しくて笑顔の素敵な人でした!




それでは、Skallopsと呼ばれるオモチャの生産方法を簡単に紹介したいと思います。

STEP1:まずは、今話題のレーザーカッターという機械で部品を切り出していきます。


STEP2:つくりおわった部品を、掃除機で集めます。手で一つ一つ拾うよりも効率がいいですね。
こういったちょっとしたアイデアが、ものづくりの世界では重要です。


STEP3:次に、掃除機で集めた部品をふるいにかけます。不要な部分と、必要な部品をふるいにかけます。たくさんの小さな部品を一度に作るので、一個一個、手で仕分けしてたら大変ですよね。


STEP4:仕分けが終わったら、部品は完成です。


STEP5:次に、いよいよ完成した部品を箱につめてお客様に届けます!


と、こんな感じでSkallopsというオモチャは作られています。
シンプルなプロセスですが、きちんと同じものをたくさんつくるために、ここでは書きませんでしたが陰ではもっといろいろな苦労をしています。

会社の様子を簡単に紹介すると、まさにベンチャー企業という感じで、オフィスの中に雑然といろいろなものが置かれてました。作成中のプロタイプや、新しい形状のアイデアなど、ひとつひとつにストーリーがあります。すぐにアイデアを生み出せるようにいろいろなSkallopsをおいたり、ホワイトボードにいろいろ書いたり、雑然とした中にもいろいろな工夫がみられました。




私も何か作ってみようと思い、さっそくMMを作ってみました!
非常に簡単に楽しくつくることができました。



最後に、
Skallopsは自分で考えたいろいろなものを形づくることができます。
Skallopsの部品を使って、カードのつなぎ目の角度を工夫したり、カード自体を切ったり、曲げたりすることで非常に複雑な形状もつくることができます。
自分の工夫次第で、作ることの形状の可能性は無限大です。

楽しみながら、クリエイティビティを磨くこのSkallops
一度試してみてはいかがでしょうか?



それでは、最後にSkallopsでつくられたいろいろなビデオをお楽しみください。

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