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2011年6月30日木曜日

モチ・トーク Vol.01 「本を創るモチベーション」を開催いたします。




こんにちは、モチベーション・メーカー、サポーターの山田です。

モチベーション・メーカーは、さまざまな視点や角度から
「モチベーション」「イノベーション」を探求したいと考えています。

その一環で、今回、来たる土曜日7月2日の15時30分より、
IDEOやリチャード・フロリダ、ムハマド・ユヌス等の
訳書出版に携われ、イノベーションに造詣が深く、
また幣団体や東大i.schoolとも関わりの深い、
編集者の小都一郎氏をゲストにお招きし、
「本を創る」ということのモチベーションとイノベーションを
探るオープン・トークセッションを企画いたしました。

急なお知らせで恐縮ですが、ご参加いただける方を募集中です。
参加をご希望される方は、下記のアドレスまで是非ご連絡ください。
s-yamada (at) motivation-maker.org (担当 山田)
(at) を@に。)
(当日の緊急連絡先として携帯電話番号を記載いただけますと幸いです。)

またトーク・セッション終了後には、少し内輪的テーマではあるのですが、
「モチベーションづくりを本にするには?」というテーマで、
モチベーション・メーカーによるミニワークショップをやらせていただきます。
またその後の懇親会も企画しております。
そちらももし宜しければご参加いただければと思います。



【開催概要】
「モチ・トーク Vol.01 本を創るモチベーション」
日時:平成23年7月2日(土)
時間:15:30-16:30 (エクストラセッション-18:30)
場所:東大本郷キャンパス(教室は追って連絡します)
集合:15:20に東大赤門前にお願いいたします。


【プログラム】
15:30-15:40 ごあいさつ
15:40-16:30 小都一郎氏トークセッション 「本を創るモチベーション」
以下、エクストラ・セッション
16:30-18:30 ミニワークショップ「モチベーションづくりを本にするには?」
18:30- 懇親会
※懇親会に参加いただける方は、メールお送りいただく際に
  その旨、お伝えいただけますと幸いです。


【トークセッションの内容(予定)】
・出版企画の根本
・出版企画はどうやって生まれるか
・出版することの意義やメリット・デメリット
・出版までの道のり
・編集者の仕事
・本を創るモチベーション
・イノベーションと本創り
ほか


【ゲストプロフィール】
小都一郎(おづ・いちろう)氏
編集者。1975年生まれ。鹿児島県出身。1999年東京大学文学部英文科卒。同年(株)早川書房に入社。以来翻訳書を中心としたノンフィクション書籍の編集に携わり100冊以上を手掛ける。主な担当書にトム・ケリー『発想する会社!』、ポール・クルーグマン『格差はつくられた』、リチャード・フロリダ『グレート・リセット』、ムハマド・ユヌス『貧困のない世界を創る』、和田哲哉『文房具を楽しく使う』、松澤等『そこにシワがあるから』など。2003年よりノンフィクション編集部チーフエディター。また、入社以来、社内のウェブの管理・運営や、ブログ、ツイッターなどの運営にも携わる。2011年1月に早川書房を退社し、現在はフリーランスの編集者として活動中。
Twitter: @Ozzy_the_orz 

2011年6月27日月曜日

不思議探しの当日発行新聞!

こんにちは。Motivation Maker(=MM)の砂子田舞です。
6月12日に上野国立科学博物館で行われました、「街角探検!写真で”宝の地図”づくり」の当日発行新聞を掲載致します。
当日発行新聞、通称RTP(Real time paper)は、毎回ワークショップ終了後に参加されたご家族にお渡ししているその日の出来事や子供の様々な表情が詰まった新聞です。
ワークショップ終了と同時に配ることで、手に触れることができるその日の成果として持ち帰り、家に帰ってからも振り返りができます。MMが目指す「モチあげ」と「モチモチ」に大切な役割をしてくれているRTP、どうぞご覧下さい。



2011年6月20日月曜日

総合学習×モチベーション~新しい教育支援の形~

こんにちはMotivation Maker(MM)の風間正利です。

5月28日(土)に東洋大学白山キャンパスにて,Learning for All(LfA)様にワークショップ(WS)を提供しました。

今回は,LfA様が子どもたちに行っている総合学習の中に,MMが実践している
「『モチあげ』要素を組み込むためにはどのようにしたら良いのか」
をお伝えするために開催されました。

今回のコラボレーションは,
「MMが大切にしているモチベーションを,将来のリーダー育成を目的に活動しているLfAが,学習の知識と方法とともに子どもたちに伝えていく」
といったそれぞれの強みを共有し合う新しい教育支援の形だと思っています。
(参考:過去ブログ




今回のメインプログラムは次のような形です。WSは全2回となっています。

・自分達の「モチあげ」体験の書き出し
・「モチあげ」体験の整理,みんなでグルーピング
・グループに「キャッチー」な名前付け
・総合学習のテーマ決め=自分たちが気に入ったグループの選択←今回のゴール
・そのグループの要素を取り入れた総合学習の設計←宿題
・宿題で作ってきた総合学習案のブラッシュアップ←次回WS


また,今回のメインファシリテーターは沼田さん。
「仕事は奪うもの!!」とアクティブな活動がMMに新しい風を吹き込んでくれています!!




それでは,今回のWSの内容を少し細かく見ていきますね!!


・自分達の「モチあげ」体験の書き出し
まず,いきなり,「モチあげ」って何だろう??と思われた方も多いと思うので,説明しますね。
MMでは,モチベーションを生み出し(モチあげ),それをしっかりと維持すること(モチモチ)が大切だと考えています。


そのため,

モチベーションの発現を「モチあげ」
モチベーションの維持を「モチモチ」

と命名し,2つの要素を意識して使い分けています。
(詳しくはアニュアルレポートのP9をご覧下さい)


ちなみに,「モチモチ」は粘り強くモチベーションを維持していくといったように,粘りけのある「お餅」からきています。また,「維『持』」の持の字から来ています。
最近,モチモチの説明をするととても受けが良いです(笑)!!


そこで,今回は,「モチあげ」に着目し,WSの中にモチあげ要素を組み込むためにはどのようにしたら良いのかをお伝えしました。


まず,手順としては,最初に10分間で10個のモチベーションが上がった「モチあげ」体験をポストイットに書き出してもらいました。


最初は「10分で10個も書けないよ~」と言っていた参加者も気づいたら10個以上書いてくれていました。

「アルバイトで上司に怒られて,悔しかった」
「SNSで超長文の紹介文を書いてくれて嬉しかった」
「上京して一人暮らしをしたかったから大学受験を頑張った」

などなど,たくさんの体験が出てきました。



・「モチあげ」体験の整理、みんなでグルーピング
次に,書き出した「モチあげ体験」を共有し,その体験の要素がなんなのかを考えていきました。

「『サッカーの試合で失敗した』っていう体験って,『失敗したのが悔しい』からやる気が出たんだよね?それって,『リベンジ』っていう要素がもとにあるんじゃないかな?そうすると,『アルバイトで上司に怒られて,悔しかった』という体験ももとは同じじゃないかな!?」
といったように,共有した体験を議論しながら,要素が似ているものを集めていき,グループを作りました。




・グループに「キャッチー」な名前付け
・総合学習のテーマ決め=自分たちが気に入ったグループの選択

次に,それぞれのグループにキャッチーな名前を付けていきます。

キャッチーな名前を付ける理由は,よりイメージがしやすく,そこから新しい発想がしやすいからです。

例えば,「向上心」がキーになったグループがあったとします。
しかし,「向上心」といったそのままの名前よりも,「ライバルを超えてやる!!」という名前の方がイメージがしやすいですよね?

「向上心」だけでは,ライバルの存在がモチベーションの源泉なのか,自分の壁を越えることが源泉なのかがはっきりしません。
また,ライバルではなく自分の壁を越えることに重みを置く場合は,「オレを超えてやる!!」といったグループを作れば良いという発想も出てきます。


・オレを超えてやる!! 自分の壁を越えることが重要
・ライバルを超えてやる!! ライバルと競い合うことが重要

といった感じです。


本日のWSは各班がそれぞれ気に入ったグループを選ぶところまでを行いました。

ちなみにこんなグループもありました。「涙☆サプライズ」。キャッチーな名前が面白いですね。




・そのグループの要素を取り入れた総合学習の設計(宿題)
そして,次回はグループの要素を取り入れた総合学習案を作成してきてもらいます。

例えば,「オレを超えてやる!!」というグループを選んだのならば,総合学習の中に「最初と最後でテストを行い,自分のスコアが伸びているかどうかを確認する」といったちょっとした競争要素を入れてくるかも知れません。

また,「ライバルを超えてやる!!」を選んだならば,「ライバルを作ってスコアを競わせる」,「敗者復活戦のようなリベンジ要素を組み込む」といった要素を入れるかも知れません。

どんなものができあがるのか楽しみです!!


どんなグループからどんな総合学習案ができたのかなどの詳細はまたお伝えしますね!!
お付き合いありがとうございました。

2011年6月15日水曜日

アンモナイトとシーラカンスの不思議とは!?

こんにちは。Motivation Makerの砂子田です。

梅雨を感じさせないからっとした晴れの6月12日、上野国立科学博物館にてMotivation Maker(=MM)の通期ワークショップ(=WS)の2回目、「街角探検!写真で”宝の地図”づくり」を開催しました!

お天気にも恵まれたせいか、上野公園には様々な年齢層の方がいらしており、MMメンバーにもより一層気合が入ります!

◆不思議なことはいいこと
今回のモチベーションリーダーは職業「研究者」の横田幸信さんでした。モチベーションリーダーとは、子供たちのモチベーションを上げるためにその分野の専門家として大切なことを伝えてくれる人です。横田さんが小学生の時、どんなことに興味を持っていたのか、20歳の時なにをしていたのか、そして今について「研究者はわからないことをわからないと勇気を出して言うことが仕事」と教えてくれました。
普段の生活の中でわからないこと、不思議なことを「わからない!」ということはあまり好まれませんね。けれど今回のWSでは探検ルートの計画を仲間と立て、不思議なものを写真に残し、自分が一番不思議だと思ったものをどんな所を不思議だと思ったかを皆に伝え、誰にもわからないような不思議な写真を撮ったグループに景品を出しました。

今回このような設計にしたのは、子供にとって5つの意味があります。
①探検ルートや時間配分等、自分と仲間で計画を立てて、自分で管理してみる
②街の中に散らばる不思議の種を発見する観察眼を育てる
③発見や気づきを記録(写真やメモ)することへの親しみを持つ
④先生でも親でもない、第三者としての大人(=MMスタッフ)と時間を過ごし、社会の多様性を理解する
⑤身近なことに不思議だな、わからないなと思うことの人生における尊さと可能性、現在の勉強とのつながりを感じる

これらが今回のWSを通じて子供たちに持ち帰ってほしいと考えていた学びです。
子供たちはどこまで吸収できたのでしょうか!?
さて、WSの内容を見てみましょう。

◆まずは秘密基地に集合!
参加者の皆さんと東京文化会館前に集合した後は秘密基地へ移動しました。緑が生い茂った古い木造の基地で…というわけには今回はいきませんでしたが、地下室にてまずは”宝の地図”を作るための準備をします。同じグループになった仲間と共に、限られた120分という時間で博物館のどこを回ろうか、集合時間に秘密基地に戻るためには何時に博物館を出発したらいいか、など話し合います。

◆いよいよ出発!
計画を立て終わった班から、片手にチェキと地図を持って博物館へ出発。今日はしっかり腕時計をして探検です。上野国立科学博物館の館内は日本館と地球館の二つから構成されており、1日いても見切れないくらいの広さです。どんな不思議をみつけるのでしょう?

「これなに!?」「なんで空洞のブロックなのに、たたいても落ちないの?」「なんで、なんで!?」

館内の至る所で子供の興奮した声が上がっていました。時間も忘れるくらい楽しいはずなのに、集合時間にはすべてのグループが秘密基地に戻ってきてくれました。

◆どれが一番不思議かな?
撮ってきた写真を机に並べながら、グループの中で何が一番不思議な写真か話し合います。ひとり最大10枚写真を撮ってきたので、選ぶのに苦戦していた子も。

◆みんなに伝えよう!
自分が一番不思議だと思ったものでも、他の人がわかっていたら自分の楽しみで終わってしまいます。
「ガの羽の丸い部分だけ透けている」→「鱗粉がそこだけないんじゃない?」
「でも、鳥の羽が鱗粉がなくても透けていない」→「うーん…」
といった具合に誰かが発表した不思議に対して、他の子供が自分なりの答えを挙手性で言います。

そしてグループ全員の発表が終わったところで、「このグループの発表が不思議だったと思う人!」と手を挙げてもらい、人数を数えます。
発表する子供は皆の前に立って、自分の席の横に立って、それぞれ発表しやすいスタイルで一人ずつ発表していきます。
「ツル植物には根がないのに、どうして木の方向に伸びていけるの?」→「支えてほしいから」
「絵具だと、赤・青・緑を混ぜると変な色になるのに、光は赤・青・緑混ぜると白になるの?」
「金魚は赤色なのになんで金魚?普通の金魚は赤だけなのに、でめ金はなんで黒もいるの?なんででめ金だけ体がボコボコしているの?」
など、この他にも沢山の不思議を子供たちは見つけていました!
大人が「当たり前」と思っていることを不思議と思い、小さな変化にも興味を持つ子供たちの積極的な姿勢からは学ぶべきことが多くあります。

そして、今回一番不思議だったグループの発見は、
「アンモナイトはだんだん小さな貝に進化したのに、
人間はどうしてだんだん大きくなっていったんだろう」と
「シーラカンスはなぜ昔のままなんだろう」でした。

時代を超えて刻々と変わるものと変わらないもの、その違いはどこにあるのか私にもよくわかりません。ただ、アンモナイトとシーラカンスは誰にもわからない不思議から、大切なことを私たちに伝えようとしているのではと感じます。

今回のWSのテーマである”宝の地図”とは、子供たちが探検した際、「不思議だな」と思って写真を撮ったスポットを手持ちの地図に書き込みながら回っていました。そして戻ってきた時には地図上に10個の印が。わかっていることより、知らないこと、わからないことの方がずっと多い中、沢山の”素直な不思議、わからない”が詰まった地図は宝物なのではと私たちは考えています。

参加して下さった皆さん、ありがとうございました。
来月は食を通じた親子のコミュニケーション、「我が家の定番メニューづくり」を7月10日に開催致します。




2011年6月10日金曜日

泥んこバレー×MMメゾット大活躍!

こんにちは。Motivation Maker(=MM)のパートナー砂子田です。

台風が押し寄せた5月最後の週末…千葉県鴨川市大山千枚田にて泥んこバレーを行ってきました!

泥んこバレーとは、年に一度田植え前の田んぼで、農業や環境に関わる活動をしている学生が地元の方と共にバレーを通して大山の棚田について考えるという行事で、今年は10大学から総勢75名の学生が参加しました!大山千枚田についてくわしくはこちらをご覧下さい。
今年で9回目の開催となった泥んこバレー、私は去年も参加したのですがその様子はこちらです。
そして、去年の経験を踏まえて今年は運営に携わらせていただきました。

泥んこバレーは1泊2日で行われ、一日目に今年のテーマである「棚田活用術を考える」ためのフィールドワークを行い、2日目に田んぼで綱引きやバレーといった自然と直に接する活動を行います。

そして私が今回担当したのは、一日目のフィールドワーク設計です。

当初は大山千枚田で行われている農作業を中心としたフィールドワークを通して地元の方とコミュニケーションをとり、新たな棚田活用術を考える予定でしたが、当日はあいにくの雨模様。雨で体験作業はできない、しかしアイディアを考えなければならない…そこで登場したのがMMやi.schoolメゾットである「人間中心で考える」ことです。

しかし、いつものMMと違う点は相手が大学生&年配の方、そして人数です。限られた時間の中でその日出会ったばかりの75名とどのようにフィールドワークを行い、アイディアを作っていくのか、日々MMで学んでいることを活かす時です。
75名を大学関係なく8グループ編成し、それぞれのグループに棚田を考える上での観点(=レンズ)を与え、事前にレンズに関する身近な問題を考えるという宿題をやってきてもらいました。

◆理解する
棚田についての基本的なことを学生に知ってもらうため、簡単なプレゼンを棚田オーナーでもある早稲田大学の中島先生に行っていただきました。
そして、まずは皆さん初対面なので自己紹介ですよね。そこで登場したのが「私の頭の中、円グラフ」でグループごとに行ってもらいました。これは以前MMの横田さんがマイクロソフトとのImagine cupに向けたワークショップ(=WS)で用いていたもので所属・名前だけではわからない、もう少し相手に近づけるツールです。

その後、事前にやってきた頂いた宿題をグループごとに共有をしました。
各グループのレンズは遊休資産、親子、農業、教育、環境、食、遊び、健康でこれらのレンズに関する身近な問題と解決策をひとり一組、写真または絵と簡単な文章でまとめてもらいました。レンズを与えたのは、棚田=観光資源と考えがちではないか?という仮定からあえてフィルターをかけることで違う側面から考えてもらいたいという思いがありました。
この段階では棚田とひきつけず、純粋に学生の身の回りにある問題を扱います。
たとえば、「環境」というレンズのグループでは都市部の公園が少ない→地上10メートルの小田急線の車庫のスペースを利用した公園の普及という面白い案が出ていました。


◆作る・考える
他の人の宿題を聞きながら、手には黄色のポストイットと太めのペンを持ち気づいたことや新たなアイディアをどんどん書いて相手のシートに貼ってゆき、もとの案を膨らませてゆきます。
そして共有して頂いた問題と解決策を切り離して、それぞれマッピングし、それらを眺めながら何か棚田に活かせることはないかヒントを探し、棚田の課題と可能性を考え、青色のポストイットへ書きます。
そして自分たちが考えたことと棚田の方の生の声から一気に具体的に落として考えるためにインタビューを行います。
熱心に作業している地元の方のとなりへすっと入り穏やかに聞いていく学生。そして手にはピンクのポストイットを持ち、インタビューをして印象的なことや気づきを書いていきます。

そして地元の方の声と自分たちの新しい視点を盛り込んだアイディアをつくってゆきます。

◆伝える
約4時間かけたフィールドワークの集大成、発表はスキット(=寸劇)で行います!
「スキットって?」「普通のプレゼンの方がいいのでは?」
と学生から不安の声も。
スキットの魅力のひとつは実際の利用シーンを想定して自ら演じることで理想ではない自分の一部として落とし込めるという点です。今回のような農村における資源の活用を考えるとき、地元の方の立場に立って、深く考えることはとても重要になってきます。

「健康」グループ:ストレス社会のサラリーマンを対象に、棚田での体験作業を通して身体と心をリフレッシュ。仕事のアウトプットのきっかけになるかも。
「食」グループ:棚田オーナー制度に加入されている方、加入を検討されている方を対象に棚田の傾斜と手つかずの竹を利用した世界一長い流しそうめん大会開催。
「教育」グループ:小学生の体験型授業参観という新たな授業スタイルを鴨川市とつながりのある小学校と提携して家でも学校でもない、新たな場所の提供と活気ある村へ。

この他にもすぐに取り入れられそうなものから、何か新たに活動していく上でのヒントになりそうなものが沢山生まれました。最後に地元の方から講評をいただき、「今までにないスタイルのフィールドワークで大変刺激を受けた。これらを何かに取り入れたい」というお話を頂き、なんとか成功に終わりました。

私自身MMではWSやファシリテーションに接していても、WS設計やメインファシリテーターをしたことがなかったため、この設計で大丈夫なのか、クイックなWSに75名がついてこれるのか、発表はまとまるのか、地元の方の理解は得られるのか等不安は尽きませんでした。
ですが、学生からのフィードバックでは「このように真剣にディスカッションをしたのは初めての経験で、とても充実した時間だった」「ポストイットを使うことで発言がしやすかった。新たな活用法を知れて嬉しい」といった声も聞かれ学生、地元の方と双方の今後につながる行事になったのではと思っています。

泥んこバレー関係者のみなさま 本当にありがとうございました。
来年に向けて動き出したいと思います。

砂子田


2011年6月5日日曜日

第55回練馬区母子寡婦福祉大会において,講演を行いました

こんにちは,Motivation Maker(MM)の風間正利です。

5月29日(日)第55回練馬区母子寡婦福祉大会にてメンバーの遠藤友里恵さんがMMについて講演を行いました。

当日はあいにくの空模様でしたが,笑い声があふれ,質疑応答が盛り上がり,悪天候も吹き飛ばす熱い講演となりました。




そこで,今回は,講演の様子をお伝えします。


・どのような会で講演を行ったのか?
当日は,練馬区立男女参画センターにおいて,練馬区母子寡婦福祉大会の中で講演を行いました。

練馬区母子寡婦福祉大会とは,ひとり親世帯への就業支援や生活支援の取り組みを行っている練馬区母子寡婦福祉連合会が,毎年活動報告のために行っている会です。

戦後の動乱の中,母子を支援する組織としてスタートし,設立当初は,少しでも元気になってもらうためにと,のど自慢大会を行うなど,常に現場目線で活動を行ってきたそうで,今年で55回目という歴史のある会となっています。

そのような歴史のある会に,日頃から御世話になっているひとり親Tokyoの会長である伊部様より,MMの活動を話してもらえないかと相談を頂き,講演をさせて頂きました。


・会場の雰囲気は?
上は70歳,下は7歳までの幅広い年齢の方たちが集まっていました。50人くらいはいたと思います。

笑顔を見せ優しそうでもありますが,しっかりと芯を持って活動を行ってきた方々の鋭い眼光。

普段どんな無茶ぶりも巧みにさばく,緊張知らずの遠藤さんも,今回は緊張したと言います。




・どのようなことを話したか?
主に次の3つのことを話しました。
(詳細はアニュアルレポートをご覧下さい)

1.MMってどのような組織か~誕生秘話~
2.活動内容
3.今後の予定

ただ,どんな場所でも自分のペースにしてしまう遠藤さん。
笑顔でしっかりと丁寧に発表をしています。

後ろで座っていた小学生の男の子は過去に行ったLEDのワークショップ(WS)の説明のときに一番前に来て聞いてくれました。

子どもたちから,大人たちも巻き込む遠藤さんの30分の発表は,真剣なまなざしと笑い声が入り交じるとても素敵なものとなりました。

そして,質疑応答では,さっそくMMのWSに参加したいと申し出て下さった方が出てきたり,協力して何かできないかと言って下さる方も出てきました。



・まとめ

1.子どもたちはやはり未来の『大人』であるということ
当初,発表内容は大人向けであり,子どもたちは飽きてしまわないかと不安でした。しかし,前に出てきてくれる子どもや発表を食い入るように見つめる子どもたちを見て,想いはしっかりと伝わるのだと改めて認識しました。


2.教育支援活動には年齢の壁はなく,協力体制が重要であるということ
今回,歴史のある会に呼んでいただき,最初は戸惑った部分もありました。
けれども,真剣に話を聞いて下さるだけではなく,さっそく,「子どもたちへの出張WS」「ひとり親支援団体へのWSの技術提供」といった具体的なコラボレーションのお話も頂きました。
このことは,自分達も同じ土俵に立っており,教育に携わる仲間でもあるのだということを強く実感しました。


まだまだ動き始めたばかりのMMですが,自分達の強みや存在意義を感じる瞬間が増えてきました。
それと同時に,自分達の活動が,子どもたちの将来を変えているという責任感を強く感じる瞬間も増えてきました。

そういった想いを感じることができるのは,多くの方々や団体と活動をさせて頂く中で,自分達を客観的に見ることができたからです。
つまり,仲間に恵まれていたことが大きいです。

教育支援は仲間が大切です。
そのため,今後ともMotivation Makerをどうぞよろしくお願いします。

このたびは,貴重な体験をありがとうございました。