こんにちは。Motivation Maker(=MM)の砂子田です。
桜満開の今日この頃…4月9日に毎月恒例のミーティングが行われました。
MMのミーティングはワークショップ(=WS)を取り入れたスタイルで頭だけでなく全身を
使って話し合いをしています。
そして今回はなんと!遠藤友里恵さんによる演技力養成講座WSを行いました!
これまで行ってきたマイクロソフトImagine cupWSや八王子モノづくりWS
の発表で頻繁に登場してきたスキット(寸劇)という表現方法はアウトプットとして出てきた
アイディアの利用シーンを想定して自ら演じることで、より利用者側、人間中心から物事を
考えることに役立ちます。そうすることで文章だけでは気づかない点への気づき多く、
より充実した内容になることが多くあります。
さて、いよいよWSのスタートです!
●まず3グループに分かれ、それぞれ小学校と中学校のどちらが思い出深かったかを話し合います。
そして小学校/中学校で一番面白かった先生と一番変だった先生の具体的な特徴について
思い出して書いてゆく個人作業を行います。
その後グループ内で共有した後に一番面白かったことをクイックに1分で全体に共有します。
ボディービルダーな体型の先生の昼食はいつもささ身…実はアジア大会に出るほどの
実力だった社会の先生、生徒から怖いと恐れられるがピアノを弾くときなどふとした瞬間に
優しくなる先生、体育の時間生徒のだらだらした態度が気に入らず1時間マットの出し入れを
延々とさせるほど厳しいかったがフルート奏者になるため退職した先生など個性的な
先生たちが出揃いました!
そして突然遠藤さんから
「今から1分その先生のモノマネをして下さい」
「一人生贄!」
「待ったなし!」
と声がかかり、どうしようかとあたふたしていると先ほどのは冗談だったらしくレクチャーへ。
●モノマネとスキットの違いとは?
・モノマネ:
-個別具体の特徴を拾う
-特徴を誇張
-Realizingで壁があるときがしばしば
・スキット演技:
-複数固体を抽象化
-共通概念を形成
-のち具体を付加
-Realizingしやすい
などの違いがあるそうです。例えば母親役を男性がモノマネするのは、どこか不自然で
気持ちがよくないこともしばしばあります。しかし、スキットであれば母親そのものではなく
母親の中にある共通概念+具体的内容を演じるので自然に感じられるだけでなく
異性だからこその気づきも生まれます。
メンバー一同「なるほどー」と理解したところで、先ほどの先生たちについて3キーワードで
抽象化します。
まずは個人で印象深かった要素を抽出してポストイットに書き、グループで共有します。
わかりやすいようホワイトボードでのグルーピングや、マッピング、シンプルに紙にポストイットを
貼るなどそれぞれのやり方で話し合います。
そして、グループでまとめた3キーワードについて1分で全体共有をします。
Aグループ:「五感の情報×自然体×他の人がマネできないもの」
Bグループ:「意識と無意識のギャップ×空気感×そのままのもの」
Cグループ:「共感×ツッコミどころのあるネタ×人間性」
同じ課題からスタートしてもここまで出てくるものが違ってくるのだと思うと
人の可能性に対しての興味がより増しますね。
そして、待ちに待ったスキット作成!
一人一役はやること!とのことなので、メンバー全員演じきります。
Aグループ:ボディー減量中のボディビルダーな先生の特徴を五感で表現
Bグループ:先生が来ると教室の空気がぴりりと締まるが、音楽の授業では誰よりも楽しそうに指揮をする先生を表現
Cグループ:修学旅行で持ち込み禁止のものを見つかり怒られたが、その先生の部屋からフルートの音色が聞こえ後に退職した先生を表現
どのグループも、先生がどのような人だったか鮮明に伝わってくるスキットでした!
今回の演技力養成講座では、5月から始まる通期WSのコンテンツの中に「演技力」がポイントとなってくる機会があるのでその練習も兼ねて行いました。
そろそろWSも終わりに近づき…
気になっている方もいるのではないでしょうか。
この記事の題名「ソクラテスがハムレット!?」とは何か?
実はMMメンバー、ソクラテスこと天野彬さんはいつも冷静でスキットをしている
イメージが湧きません。
そこで、その天野さんでも
「演技は表現方法のひとつですから、僕、できますよ」
とさらりと言えるようにスキットを捉えましょう、という遠藤さんからのメッセージでした。
次回WSは今までに増してスキット回数も増え、充実した内容になることでしょう。
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