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2012年6月28日木曜日

5/27(日)エンジニア体験「未来ののりものをつくる」 2012年通期WS#1


皆さん、こんにちは。Motivation Makerの榊原直人です。
少し遅くなってしまいましたが、先日の2012年度通期WSの第1回目「未来ののりものをつくる」のレポートをいたします。
実は、私が主催するエンジニア体験シリーズは今回で第3回目です。これまでは、「LEDを使ったプレゼント」や「分解から学ぶものづくり」を行ってきましたが、今回は、子どもたちに未来ののりものを作ってもらいました。

  
オープニング「MMの紹介」
今日は2012年度上期のMM通期ワークショップ(以下、WS)のスタートの日です。殆どの子どもたちや親御さんは、MMのWSに参加するのが初めての方達です。MM岩
田拓真さんから、MMについての紹介プレゼンテーションからスタートしました。


モチベーションリーダー
皆さんの好きな乗り物はなんでしょうかWSではは、皆さんに未来ののりものを考えてもらいました
実は私(榊原)は大手家電メーカーでテレビを設計するエンジニアのお仕事をする傍ら、2011年に週末に友人たちとWhillという車いすに取り付ける未来ののりものを開発し東京モーターショーという未来ののりものの展示会に出展いたしました。今回は、子どもたちにもちょっとしたエンジニアの体験をしてもらいたいと思いWSを企画しました。ちなみに、Whillは、テレビや雑誌にも取り上げられて話題になりました。近い将来皆さんの身の回りを走っているかもしれませんね。

 
皆のニックネームは?自己紹介です。
WSはまずはグループでの自己紹介から始まりました。シートに自分の好きな動物や好きな色、いってみたい所、好きなのりものを記入していきます。また、それぞれ自分
が呼んでもらいたいニックネームも決めてもらいました。次に、皆の好きな乗り物を、スピードが遅い⇔早い、その乗り物がある場所は低い⇔高いで整理してみました。


未来ののりもののつくり方は?
未来ののりものは、3つの手順でつくられました。
「考える」 皆でのりものについていろいろ考えてみよう!
「調べる」 身の回りの製品を分解して、未来ののりもののアイデアを得よう!
「作る」、 実際に手を動かして作ってみよう!
そして最後にはできあがった製品を「発表」してもらいました。

そして、エンジニアの掟も発表されました。
「①楽しむこと」
「②あきらめないこと」
「③助け合うこと」
よく観察すること」
「⑤整理整頓すること」
恒例の5か条です。これが守れればあなたも立派なエンジニア!?

Step 1 考える:乗りもの・コトを調べる。
まずは今ある乗り物について、シートを使って調べました。
自分の好きなのりものを選んでもらい、その乗り物を使った時の体験や仕事、特徴を書いてみました。
普段何気なく使っているのりものですが、じっくりどんな経験を与えてくれるか考えてみてください。
ただ単に移動するというだけでなく、いろいろな経験を与えてくれますよね?
じっくりとそれぞれの乗り物に対して、「コト」を抽出してもらいました。


Step 2 調べる:身の回りのものを分解をする!
次に体重計やドライヤー、リール、プリンターなど、身の回りのあるものを皆で分解をしました。
例えば、ノートパソコンを解体してみると、大きな一つの電池と思っていたものは、実はさらに分解でき、小さな電池が複数入っていることが分かりました。
分解が難しいものもありましたが、皆さん工夫して一生懸命分解し調べていました。

ちょっと余談ですが、もし家にいらない製品があったら、分解して中を調べてみてください。
例えばドライヤーを分解してみると、モーターがあってファンがあって、電熱線があって。。。みたいに普段の使用シーンからは想像できないいろいろなものが詰め込まれています。理科の授業でならうことが実際にはどのように使われているのかを身近に感じることができます。近くのリサイクルショップにいけば不用品を安く買うことができますよ!


Step 3 作る:未来ののりものを想像する!作る!
「未来ののりものシート」にアイデアを描いていきました。製品名、説明、機能などが描かれました。MM菅野さんは事前に自宅にてプレイステーションを分解して、その部品をヒントに、のりもののアイデアを考えてきていました。その製品名は「シーステーション」、街ごと海に浮かび進むことができる超大型シップ!子どもたちも菅野さんのアイデア
に負けないような未来ののりものを集中して考えますそして、できあがったシートのアイデアを実現するべく、先ほど分解したものの部品をつかって、実際に組み上げていきます。


PCから作った風の力で飛ぶのりもの
今回は、いろいろなおもしろい未来ののりものが作られました。例えば、ノートパソコンの部品をつかって風力で飛ぶのりものは、キーボードでコントロールもできます。また、風を後方に押し出して推進力を得るのりものは、ドライヤーの形状を見事に利用しました。


最後に
未来ののりものを発表し合いました。出てきたアイデアは夢の詰まったの素晴らしいアイデアばかりでした。
ものづくりって、泥臭いことが多くて、非常に大変です。
でも、ものが出来上がった時、何かを発見した時は、その大変な作業を忘れるぐらい興奮する瞬間なんですね。
だから、はじめは少し大変でも子どもたちには、是非ものと触れ合う機会を増やしてもらいたい、手を動かしてもらいたいと思っています。
失敗しても成功しても粘り強くものとのコミュニケーションを楽しむことが新しいものを作るために必要なことかなと思います。

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